美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

昭和からの「宿題」を解決する気は

2024年08月21日 07時47分33秒 | 日記、その他

総裁選のどさくさで大事なニュースを聞き逃さないようにせねば、島岡美延です。

辺野古の軟弱地盤に埋め立て工事本格着手って、おそらく「本土」と「沖縄」ではその報じ方も全然違うはず。

2019年、当時の安倍首相の演説中にヤジを飛ばし、北海道警に排除された男性と女性。最高裁は女性に対しては「表現の自由」の侵害と認め、道に55万円の賠償を命じた2審判決確定。逆転敗訴の男性と道の上告は退けられる結果に。

『虎に翼』では同性婚制度がない以上、「俺たちの人生はなかったことになる」と。望んでも婚姻できない関係の当事者がここまで追い詰められている現実を想像できていなかったと反省。自分の人生を他人に説明する必要に迫られる苦痛、選択的夫婦別姓についてもしかり。

総裁選に何人立候補しようと自由だけど、長らく政権を担ってきた自民党。「昭和から放置されてきた宿題」「政治とカネ問題」に向き合う議員がいるかどうか、ワイドショーも取り上げるならそこを突っ込んで。

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発達障害グレーゾーンの主人公は

2024年08月20日 08時16分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

夜中の雨が少しだけ気温を下げた朝、島岡美延です。猛暑が減っていってほしい8月後半。

昨日に引き続き、田辺・弁慶映画祭セレクション2024から。グランプリ・観客賞の映画『99%、いつも曇り(28日公開)』をご紹介します。先日のラジオに監督・脚本・編集、主演の瑚海みどりさんが登場。

母親の一周忌で叔父の言葉に戸惑う一葉、45歳。生理も来ず、子どもは作れないと言い放つも、夫(二階堂智)が欲しがっていると感じる。かつて流産し、アスペルガー傾向(発達障害グレーゾーン)にあることにも悩みを持っていた一葉。養子を考えるも、次第にズレていく夫婦・・・。

自身が15年前、「自分もだけどあんたもアスペルガーだと思うよ」と知人に言われた衝撃的な言葉がこの映画作りの原点。誰もが生きづらさを抱える今、発達障害傾向であろうとなかろうと、生きるって大変なのは、みんな同じ。「全ての女性に、生き方への新しい視点を届けたい!」という監督の熱い想い、ラジオで語ってくれました。

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お金について根本から考える

2024年08月19日 07時48分27秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

お盆休み明けは蒸し暑く、大気の状態も不安定、島岡美延です。

電気代を補助、と言われてもエアコンを使わずに熱中症で、というケースがあとをたたず。金融危機、物価高騰、私たちの生活はお金と無縁ではいられない、なのにじっくり習ったこともなかったのかも? 映画『ロマンチック金銭感覚(23日公開)』をご紹介します。先日のラジオに監督・脚本・出演・編集の緑茶麻悠さんと佐伯龍蔵さんが登場。田辺・弁慶映画祭セレクション2024として上映決定。昨年の東京ドキュメンタリー映画祭でも隼グランプリ。

映画監督である龍蔵と麻悠は、働けど働けど常にお金がない貧乏監督コンビ。生活費も底をついたある日、二人は自主映画作りに欠かせない「お金」について考え始める。そんな夜、不思議な旅人が突然訪ねてきて、二人に問いかける。「お金って何ですか?」

ファンタジー要素満載。法定通貨の外に、地域通貨によってロマンチックな経済圏が存在することを知った二人は・・・。

 

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親子三代で55年間、三つ星

2024年08月18日 07時25分06秒 | 姿勢&見た目

甲子園は休養日、島岡美延です。連日、猛暑の中でのプレーや応援、みんな大変そうだけど、やはり野球が出来る喜び、声を出して応援できる喜びを実感しているのでしょう。

甲子園は開場100年、こちらは55年間に渡り、三つ星を守り続けてきた一族。映画『至福のレストラン 三つ星トロワグロ(23日公開)』をご紹介します。『パリ・オペラ座のすべて』『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』など、世界の最高峰の場所にカメラを向けてきた巨匠フレデリック・ワイズマン監督。94歳にして初めて料理芸術の世界に挑んだ本作。

樹々と湖に囲まれたフランスの村ウーシュにある〈トロワグロ〉。メニューが創造される瞬間、厨房、客席はもちろん、オーガニックの農園や牧場、チーズ工場にシェフらが赴き、素材と向き合う姿にカメラが迫ります。

親子三代で守り続ける三つ星、お客さんのかなり細かい要望。シソや醤油など、日本由来のものがけっこう登場することにも驚き。ナレーションなしの240分(!)、圧巻。

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日本人が忘れてきたことを朝ドラが

2024年08月17日 08時03分56秒 | 姿勢&見た目

古賀紗理那さんが次に頑張るのは「夫(西田有志選手)のお世話」と、島岡美延です。パリ五輪で男女バレーボールを牽引した二人。女子選手の引退=家事に専念のイメージは今も。

終戦の日を含む今週、朝ドラ『虎に翼』が描いたのは、原爆被害の補償を求めて国を訴える裁判、結婚して夫の家族との同居はありかなしかの問題。これらはまさに、日本人が忘れてきたこと、というかずっと曖昧にしてきたこと、いつも周りの空気を読んで、その場しのぎをしてきたこと。

さらに来週は〈同性婚〉と〈夫婦別姓〉がテーマになりそう。防衛費増額をさらっとアメリカに約束しても、同性婚は「社会が変わってしまう」と国民の声を聞こうとしなかった首相は、あとのことはドリームチーム(どの顔ぶれ?)で、と総裁選不出馬を表明。

令和になれど男女格差や報道の自由の低迷を何とかしようとする政治家は現れず。「この国の問題は何も変わっていない」と教えてくれる朝ドラが社会に及ぼす影響に期待。

 

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日本人の「忘れやすさ」の原点

2024年08月16日 07時49分33秒 | 日記、その他

終戦の日に行われる大田区の花火を無事に鑑賞、島岡美延です。今朝は朝から台風7号の雨、特に午後は要警戒。

戦争に関する番組など見つつ、なぜ日本は戦争を始め、今もうやむやな感じが続いているのか。今年2月出版の新谷尚紀著『すぐ忘れる日本人の精神構造史 民俗学の視点から日本を解剖』(さくら舎)を読みました。

原発事故ほどの大事故でも誰も責任を取らない、それでいいと考えている社会。政治家は「すぐに忘れてくれる日本人」をよく理解、と。

第1章「日本人のマインドは縄文ではなく稲作から始まった」でムラ気質の誕生を指摘。群れる、悪口を言って仲間を作り、空気を読む。深刻な話題より明るい話題、スポーツは好き、政治は嫌い。「武士道」「大和魂」は本来の意味とは違い、昭和の軍国主義のプロパガンダに使われた――。

投票率の低さは個人の権利の放棄。第5章は「敗戦、経済大国、そして凋落へ」。劣化する政治、ここ10年ほどの事実を列挙。みんな忘れて今に至る日本社会。

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自分の意志で動ける自由

2024年08月15日 07時48分41秒 | 姿勢&見た目

終戦の日の前日に総裁選不出馬を表明した首相、島岡美延です。戦後79年、あの戦争を「終わった」というのか、「敗れた」事実を受け止めるのか。『虎に翼』ではお兄ちゃんの出征シーンの回想。負けが想定された戦争を始めた日本。

さて、今月の姿勢テーマ『猛暑の中で身体を動かす工夫を』を実践していますか? 動く前後の水分補給も忘れずに。バレエ仲間は道中が暑すぎといいながら、皆、熱心にレッスンに通ってきています。

バレエに行くのも自由、家でゴロゴロするのも自由、その自由を自分で選べる時代を生きている私たち。パリ五輪は世界で戦闘が止まない中、日程を終えました。スポーツが出来る、スポーツを応援できる、その自由がある人々、ない人々がいることも痛感。難民選手がメダルを獲り、政治的メッセージを掲げる選手がいた五輪でもありました。

戦後、伸びていった平均寿命。自分の健康寿命を伸ばす努力ができるのも平和だから。この国の若者が戦争に行かないようにする努力、全世代にその責任。

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自主映画に溢れる時代劇愛

2024年08月14日 08時09分25秒 | 姿勢&見た目

帰国したオリンピアンにリスペクトを、島岡美延です。早田ひな選手が、鹿児島の知覧特攻平和会館を訪ねたいと語ったのが印象的。

別の時代に想いを馳せる大切さ――。映画『侍タイムスリッパー(17日公開)』をご紹介します。先日のラジオに監督・脚本・撮影・編集の京都在住の安田淳一監督が登場。10名足らずのロケ隊による自主映画とは思えない本作。脚本が面白いと東映京都撮影所が特別協力、「本物の力」が画面に集結。

会津藩士・新左エ門(山口馬木也)は幕末の夜、長州藩士と刃を交えた刹那、落雷により気を失い、目を覚ましたのが現代の時代劇撮影所。江戸幕府が140年前に滅んだことを知り愕然とするも、鍛え上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の「斬られ役」として生きていくことを決意し――。

色々な時代劇へのオマージュ、CGやワイヤーなど使わない昔ながらの立ち回り、「真面目で仕事熱心」と現代になじむ会津藩士を山口が見事に体現。

 

 

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10年前の福島、思い出せますか

2024年08月13日 07時19分09秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

岩手・秋田で記録的な雨量をもたらした台風5号、島岡美延です。続いて台風7号が関東に向かいそう。南海トラフの巨大地震注意情報もまだ出ています。

東日本大震災(Mw9.0)の2日前に、同じ三陸沖でMw7.3の地震が起きていたことも注目される中、これは2011年から3年後の物語。映画『心平、(17日公開)』をご紹介します。

2014年、福島。小さな村で父と妹と暮らす、軽度知的障害を持つ心平(奥野瑛太)。兼業農家の父を手伝っていたものの、原発事故で農業は出来なくなり、今は無職、父も心がすさんでいく日々。妹は必死に兄の再就職を応援している。そんなある日、家族を困惑させる出来事が――。

山城達郎監督がこだわったオール福島ロケ。あの日のままの空っぽの家など、実際の家屋を持ち主の了解を得て撮影。荒れた畑、天文台なども現地の人の協力で。2024年、能登半島地震の復興も課題だし、次の巨大地震が来るかもしれない。日本社会に今、必要なこと、この物語にも見え隠れ。

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アプリ、隣人・・・、日常の恐怖

2024年08月12日 07時54分37秒 | 姿勢&見た目

台風5号は東北地方に上陸へ、島岡美延です。様々な警戒の中のお盆休み、コロナにも念のためご用心。

巨大地震、台風など「特別なこと」も怖いけど、本当に怖いのは日常の中に? 映画『NEW NORMAL(16日公開)』をご紹介します。韓国ホラー歴代興収2位『コンジアム』のチョン・ボムシク監督の最新作はサスペンス・スリラー。『冬のソナタ』などのチェ・ジウ、7年ぶりのスクリーン復帰作。

ソウルで女性ばかりを狙う連続殺人事件が起きていた。ある日、マンションで一人暮らしのヒョンジョン(チェ・ジウ)の元に火災報知機の点検だという男が訪ねてきて、不審に思いながらも中に入れる。一方、デートアプリでマッチングした相手と待ち合わせているヒョンス(イ・ユミ)。しかしそこに現れたのは思いもよらない人物。交差する2つの出来事は予想だにしない結末へ。

盗撮、隣人の視線、マッチングアプリの匿名性・・・。もちろん、ソウルに限らず、これは現代の人々が常にさらされている恐怖なのかも。

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