美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

3万年前から、人間の暮らし

2023年02月08日 07時45分01秒 | 日記、その他

大地震のトルコ、どれだけ寒いのか、島岡美延です。攻撃を受け続けるウクライナも。寒さに震える避難生活、どうか命をつないで。

縄文時代終盤、寒さで横浜からヒトが消えた? 初めて横浜市歴史博物館(地下鉄センター北駅)へ。1970年代、港北ニュータウンの開発が続く中、横浜市港北区(当時)では3万年以上前からの遺跡が次々と出てきたそう。縄文時代は今より温暖で内陸まで海だった時代があり、再び寒冷化。

博物館に隣接する国指定史跡の大塚・歳勝土(サイカチド)遺跡。弥生時代の竪穴住居・環濠・墓地が広い空間に復元された公園になっています。一度人がいなくなったこの場所、ニュータウンのごとく2000年前から集落が。東京の多摩ニュータウンも縄文遺跡などの宝庫。大昔からそこに暮らしてきたヒトたち。

遺跡公園を歩いていたら、博物館のボランティアガイドの方が、説明してくれました。企画展『活字 近代日本を支えた小さな巨人たち』(~26日)も。知らなかった博物館、一つ、発掘。

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チャン・イーモウのスパイ映画

2023年02月07日 07時33分43秒 | 姿勢&見た目

トルコの大地震で被害拡大、島岡美延です。耐震性の低い建物が倒壊する光景が辛いです。関東大震災から100年、東日本大震災から12年、次なる地震への備え、ご確認を。

昨日は中国農村部の現代の夫婦、今日は満州時代のスパイ。映画『崖上のスパイ(10日公開)』をご紹介します。夏と冬の北京五輪式典演出も手掛けた巨匠チャン・イーモウによる初のスパイ・サスペンス。『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』で見出されたリウ・ハオツンも女性スパイ役。

1934年冬、満州国ハルビン。ソ連で特殊訓練を受けた男女4人が、極秘作戦を実行するため、現地に潜入する。目的は、日本軍の秘密施設から脱走した生き証人を国外に脱出させ、その蛮行を世界に知らしめること。だが仲間の裏切りで、その計画は天敵である特務警察に察知されていた。ついにリーダーが特務の手に落ち、メンバーたちは・・・。

日本軍の蛮行自体は描かれず。凍てつくハルビン、いつの時代もスパイって過酷。

 

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中国西北地方の農村、夫婦は

2023年02月06日 07時26分09秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

少し暖かくなる月曜日、今日は母の誕生日、島岡美延です。コロナ禍の3年で活動量が減ったのは私も同じ、今年こそもっとあちこち連れ出さなきゃ。

要介護の父を支える母を見ていると、二人ともよく頑張ってきたと思いますが、夫婦の運命、価値観は国や時代により様々。映画『小さき麦の花(10日公開)』をご紹介します。不器用な夫婦の物語、中国では若い世代中心に大ヒット。

2011年、中国西北地方の農村。貧しい農民ヨウティエと内気で病気がちのクイイン。互いに家族の厄介者だった二人は見合いで結婚。口数は少ないものの、やがて互いに慈しみ、力を合わせて作物を育て、自分たちで土壁の質素な家を作り、日々を生きる。だが、自然の猛威や変わりゆく時代の波にさらされ・・・。

リー・ルイジュン監督の叔父(実際に農民)が演じたヨウティエ、彼が飼っているロバが、作品の中でも大事な家族。ロバで荷物を運び、ロバで大地を耕す。電化製品に縁がない生活を送り、小さな喜びを積み重ねていくのです。

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1990年代、寝台列車の個室で

2023年02月05日 07時26分20秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

考え方がそんなに違うと思えない、更迭する人される人、島岡美延です。「多様性が尊重され、」と言っても「社会が変わってしまう」ことに抵抗感がある首相ですから。

自分とは相いれないと感じる人と長時間過ごすことになったら? 映画『コンパートメントNo.6(10日公開)』をご紹介します。フィンランド出身、ユホ・クオスマネン監督、2作目はカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

携帯電話もない1990年代のモスクワに留学中のフィンランド人学生ラウラ。彼女は古代の岩面彫刻を見に行くため、世界最北端の駅ムルマンスクに向かう寝台列車の旅へ。本当は恋人(女性)と一緒のはずがドタキャンされ、コンパートメントに乗り合わせたのは、モスクワのインテリたちとは正反対の粗野なロシア人労働者リョーハ。フィンランド語の言葉を聞かれても適当に答えるラウラ。最悪の出会いから始まった長い旅の行方は・・・。

冬の最果ての地を目指す寝台列車、降りて街で一泊したり。この光景に人生観が変わりそう。

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社会が変わる、のはいけない?

2023年02月04日 07時28分47秒 | 日記、その他

国枝慎吾さんの前人未到の業績には異議なし、島岡美延です。ただ、国民栄誉賞って「政権の明るい話題作り」に使われている印象が。イチローさんは三度の打診を固辞、彼が時の首相と並ぶ写真、どうしても浮かびません。

先日、岸田首相が衆議院予算委員会で同性婚の法制化に関する質問に「社会が変わってしまう課題」と答弁。〈政治家の失言〉のような報道はされずとも、違和感を覚えました。

3世議員であり、息子を政務秘書官にした首相には、自分の価値観こそが今の社会、なのでしょう。すでに変わりつつある社会の声、聞こえていませんね。

首相の「社会が変わってしまう」発言について問われた荒井首相秘書官は、「LGBTは見るのも嫌、隣に住んでいたら嫌だ」と語ったそう。オフレコ前提の発言でその後、陳謝・撤回。ただ「首相秘書官室全員同じ考え」とも語ったようで、彼は周囲の記者たちも「同じ考え」だと信じて発言したのでは。

政治、報道が作っていく「社会」。国民はどこへ行った?

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俳優人生の岐路、映画を作った

2023年02月03日 07時25分06秒 | 姿勢&見た目

フィリピン入管施設は日本のとは別世界、島岡美延です。特殊詐欺から強盗、もっと早く日本に送還できなかったのか、悔しすぎます。奪われた金品、何より、取り返せない命。

闇から抜け出せない人生、一つの出会いで変わる? 映画『君に幸あれよ(4日公開)』をご紹介します。先日のラジオに主演の小橋川建さんが登場。コロナ禍で俳優人生の瀬戸際に立って生まれた物語。

裏稼業で生きる真司(小橋川)は、過去に舎弟分を亡くし、心に闇を抱えていた。不思議な青年・理人(高橋雄祐)が現れ、一緒に過ごすうちに穏やかな日々を取り戻していく。しかし過去の因縁から理人が襲われてしまい、真司は・・・。

監督・脚本・編集は俳優の後輩の櫻井圭佑氏。3人で自ら映画を作ること決意し、お金を集め、一気に仕上げられた本作。20代の若者を支えたキャストの一人が中島ひろ子さん。映画『ケイコ 目を澄ませて』やドラマ『ブラッシュアップライフ』など注目作への出演が続く彼女もラジオに登場、飾らない魅力が素敵。

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岡本太郎と一緒に沖縄を彷徨う

2023年02月02日 07時23分27秒 | 姿勢&見た目

国会議員は過去の発言も思想・信念に基づいているはず、島岡美延です。品のない言葉を相手に浴びせて勝ち誇ったように振舞い、都合が悪くなれば変わり身の早さ。一般社会とはかけ離れた〈異次元の空間〉、国会。

学者などの権威にひるまず、圧倒的な行動力を持つこの人が今、生きていたら何を言ってくれる? 公開中の映画『岡本太郎の沖縄』を昭和の香りが残る、横浜のシネマ ジャック&ベティで見てきました(明日まで)。

1959年と1966年に岡本太郎が沖縄を旅して撮った写真。彼の没後に出版された写真集『岡本太郎の沖縄』の光景を数年かけて辿ったのが葛山喜久監督。縄文土器に日本人の美意識の原点を見出した太郎は、沖縄でおそらく同じような衝撃を受けたのでしょう。

葛山監督が見せてくれるのは、こんな光景がまだあるのかという驚きと、どうしても時間、時代が奪い去ってしまうものたち。それでもなお、脈々と受け継がれる、人間の美しさ、強さ。リゾートでも基地でもない沖縄がそこに。

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自分はどうしたい?を考える

2023年02月01日 07時17分17秒 | 姿勢&見た目

今日の昼間は気温が上がる2月のスタート、島岡美延です。まだ寒さは戻るし、体調管理、引き続き気をつけましょう。

コロナが5類になるのは5月8日、スポーツイベントの観客が声を出せる、100%の観客を入れられるなどの措置は今月スタート。気になるのが、マスクのルール変更がどう浸透していくのか。そこで今月の姿勢テーマは『自分はどうしたいか、考える春に』です。

受験シーズン、年度末に向けて、様々な決断が求められる時期。もちろん、人生の選択もだけど、マスクの着脱を含め、私たちはどれだけ「自分で考えて決めて」いるでしょうか。

街頭インタビューなどで、マスクの今後について一番多いのが「周囲の様子を見て決めたい」のよう。外したい、外さずにいたい、より多いのが現実。

自己責任という言葉が叫ばれ、自分の行動を決める時、最も重視するのが周囲の目、そんなふうになっていませんか。マスクのことからでもいい、「自分はどうしたいのか」を考える春にしてみませんか。

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