12月8日、“想像”してみる

中国武漢で新型ウイルスが確認されて、今日で1年、島岡美延です。
それが世界中に蔓延する事態を想像できていた？
12月8日と聞いて、真っ先に何を思いますか？
ジョン・レノンが銃撃され、世界に悲しみが走ってから40年。
今年は彼の生誕80年。まもなく80歳になる私の父と同じ、1940年生まれ。
1937年から始まった日中戦争が長引いて、どうにもならなくなっていた頃。
1941年には、燃料の輸入相手のアメリカに見放され、ついに12月8日、真珠湾攻撃。
その勝利で国民は、“久々の快挙”に沸いた…。
圧倒的な国力の差も、“大和魂で一丸となれば戦える”と日米開戦。
それが1945年8月15日に向かって、“止められない戦争”になっていきました。
今日、2024年8月15日という未来を想像することはできますか？
戦争で最も犠牲者が多かったのは、最後の1年。
ならば、2023年が今よりずっと悲惨になると想像してみる…。
1941年の日本人は、この国がそんなひどいことになるわけがない、そう思っていたのでは。