自身の強烈な体験を映画化

何のために“専門家”はいるのか、島岡美延です。
「何のための五輪か」わからないまま日々の生活を我慢させられている私たち。
専門家を黙らせ、野党を解散で脅す、それが与党の目指すところとは。
日本を飛び出して暮らしていたカメラマン日比遊一氏に起きた実話を元に描かれたのは…。
映画『名も無い日（11日公開）』をご紹介します。
名古屋市熱田区に生まれ育った小野家の3兄弟。
長男・達也（永瀬正敏）は、ニューヨークに暮らして25年、写真家として多忙な日々を過ごしていた。
突然、次男・章人〈ｱｷﾋﾄ〉（オダギリジョー）の訃報が届き、名古屋に戻る。
自ら破滅へ向かっていく生活を選んだ弟に一体、何が起きたのか。
カメラを手に過去の記憶を探るように街を巡ると…。
三男・隆史（金子ノブアキ）とその妻（真木よう子）、同級生（今井美樹）らと人生を振り返る達也。
シャッターを切ることは出来るのか。
弟の孤独死を自ら監督として向き合った日比氏。
レンズ越しに見つめることは、辛くても必要な時間だったのかもしれません。