原告44人のうち「被爆者」と認められたのは15人、島岡美延です。『虎に翼』で描かれた原爆裁判後に立法措置はなされても、原爆投下から79年、今回またも理不尽な線引き。
人生はいつ、辛いものになるのか。公開中の映画『孤独な楽園』をご紹介します。昨日のラジオに片嶋一貴監督と主演の大坪あきほさんが登場。実はオーディションは2019年、2020年のコロナの緊急事態が明けた夏に岡山ロケ。撮影開始を待った心境も語ってくれました。
人気小説家・津島(青柳翔)はスランプに陥り、全く書けない日々。母に捨てられ、厳格な父(忍成修吾)を自死で亡くした少女あやめ(大坪)は、過干渉の叔母(有森成美)に育てられ工場で働いている。ある日、外国人の同僚からラブレターの代筆を頼まれる。そのあやめの手紙が巡り巡って津島の目に留まる。出会うはずのない2つの人生が交錯した先に、楽園は見つかるのか――。
宗教二世問題、過ぎる束縛など、複雑なあやめを演じた大坪さん、初主演にして見事。