父と娘の生活に加わったのは

日傘の出番はなさそう、島岡美延です。

明日はまた暑く、半袖も日傘もまだ必要。秋の陽射しは夏より低い角度でけっこう強い…、紫外線対策は要注意。

雨に濡れると花びらが半透明になるサンカヨウって、ご存知ですか？

映画『かそけきサンカヨウ（15日公開）』をご紹介します。

窪美澄の短編の映画化を切望したのは、『愛がなんだ』の今泉力哉監督。

幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるをえなかった陽（志田彩良）は父（井浦新）と二人暮らし。

穏やかな日々は、父が好きな人を連れてきて激変。“怪獣”のような幼い女の子も一緒だった。

陽は、バスケをあきらめ美術部に入ってきた陸（鈴鹿央士）に淡い恋愛感情を抱く。

10代にとって家と学校は人生のほぼすべて。サンカヨウの花のように、誰かと関わり、傷つきながら新たな自分を見出していく…。