気候変動の危機はさらに深刻、島岡美延です。
目の前の病気は怖い。“目に見えにくいことの影響”はもっと怖い。
映画『サヨナラアメリカ（12日公開）』をご紹介します。細野晴臣デビュー50周年のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』(19)公開から2年。2019年5/28・29にNY、6/3にロサンゼルスで行われたアメリカでの初のソロライブを振り返りながら、すっかり変わってしまった世界を考えます。
マスクをしてバンドメンバーとの再会。そう、いつも顔を突き合わせていた者同士が、どれだけ引き離された日々を送ったか。
「このパンデミックは世界的なオペラのように感じる。演出家は誰なんだろう。自由が制限されて全体主義に進んでいるのが怖い。ウィルスも怖いけど人間も怖いね」とギターを抱えて語る細野。
“マスクがなかった世界を偲んで”、彼が感じていたものとは。
「２０１９年の世界を細野晴臣が振り返る」
と
「気候変動の危機はさらに深刻」
と
「映画『サヨナラアメリカ』を紹介します。」
の３つのつながりが理解できません。
「このパンデミックは世界的なオペラのように感じる」
という細野さんのご意見は、細野さんがギター（音楽）をとことんやってきたことで到達した境地なのでしょう。