北海道で気温差が大きすぎ、島岡美延です。美しい大自然の景色につながるとしても、体調管理は大変そう。首都圏も真夏日予想であまり進まない衣替え。
今や服装に加え、メイクの季節感は当たり前。「プロ」がいなかった時代、メイクをアーティストの仕事にした早逝の天才。映画『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー(7日公開)』をご紹介します。
細眉、リップライナーを流行らせ、光と影を駆使して立体感を出すモードメイクで世界を席巻したケヴィン・オークイン。資生堂INOUI全盛期のクリエーターとしても有名。人気絶頂の2002年、治療のためのオピオイドによる中毒で40歳で死去。家族や恋人、友人らへの取材、本人の映像で綴るドキュメンタリー。
今年、生誕60年。ゲイ差別から逃れるためルイジアナ州の小さな町からNYへやってきて世界的名声を得るも、晩年は痛々しいほど。彼が求め続けた本当の〈美しさ〉の意味を見つめてください。