バレエを見るような映像美

冷たい雨が降っても、桜、がんばれ、島岡美延です。
満開の桜に負けないほど、豪華な衣装、宝石、美術が花開いたような映画『アンナ・カレーニナ（29日公開）』をご紹介します。
ロシア文学の最高峰、トルストイの名作が斬新なアイディアのもと、映像になりました。
19世紀末ロシア。政府高官カレーニン（ジュード・ロウ）の妻、アンナ・カレーニナ（キーラ・ナイトレイ）は、サンクトペテルブルク社交界の華。
ある日、彼女はモスクワへ向かう途中、若き将校ヴロンスキーと出会う。
ひと目で惹かれあう二人は、なんと舞踏会で再会。もはや、その情熱は止めようがなかった。
アンナは、欺瞞に満ちた社交界や家庭を捨て、ヴロンスキーとの愛に生きる決意をするが・・・。
舞台を観ているような映像。そのセットが魔法のように、豪華な舞踏会会場になったり、屋外になったり。
世界的なモダンダンスの振付家による、登場人物たちの隙のない動き。
舞踏会シーンに限らず、画面からあふれる躍動感に釘付け。
極寒のロシアに燃え上がる愛。ご堪能あれ！