【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

咲くやこの花館 Part2

2016-02-18 | 花だより
続いては・・・。

<サボテン・多肉植物室>
乾燥地に生育する植物たちは乾燥に耐えるために独特な形に変化した植物が見られます。アフリカ(アロエ、キソウテンガイ)、マダガスカル(バオバブ、カランコエ)、北~南米(サボテン)、オーストラリア(ボトルツリー、グラスツリー)などの植物を地域ごとに分けて栽培しています。

キソウテンガイ

左右に分かれた「葉」が、長ーく伸びて、まさに奇想天外。




サボテン・多肉植物室内部




金鯱



左上に小さく見えているのは「花」です。


80㎏もあるのに、種子はゴマ粒サイズです。


1cmあるかないかの金鯱の子供達です。

ラシュナリア・ウディフロラ

「本日見ごろの植物」
南アフリカ原産。 ユリ科の多年草。 南アフリカに約90種類が分布する球根植物で、主に乾燥地に自生しています。
原産地は南アフリカのケープ地方。花崗岩の露頭の上にできた
低地に生え、高さは8~20センチになります。

プセウドボンバックス



「本日見ごろの植物」
花冠が退化し、白く見えているのは、雄しべです。200本前後あるそう。

アデニウム・オベスム

「本日見ごろの植物」




<高山植物室>
標高5000メートル辺りまでの高山 植物が育てられるように、猛暑の夏でも20℃以下の温度に保たれています。ここでは、ヒマラヤ、中国、日本、ヨーロッパやアメリカなどの地域に分け、なるべく自生地の環境に近い姿で見ることができます。

ウサギゴケ(ウトリクラリア・サンダーソニー)

南アフリカ産・タヌキモ科・ミミカキグサの仲間。
多年生植物食虫植物で、根の器官で微生物を取り込むそうです。

セツブンソウ(節分草)

キンポウゲ科の多年草。関東地方以西に分布し、
石灰岩地域に多く見られる。
高さ10cmほど。花期は2~3月で直径2cmの白い花を咲かせます。
花弁に見えるのは萼片です。
和名は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからつきました。

クロユリ(黒百合)

ユリ科の高山植物。別称はエゾクロユリ(蝦夷黒百合)。
日本、アラスカ、シベリア、サハリン、千島等、北半球に
広く分布する球根植物です。

タカネナデシコ(高嶺撫子)

北海道と本州の中部以北やユーラシア北部にも分布。
生育地は高山帯の岩礫地や草地。 ナデシコ科の多年草です。

メコノプシス

別名を「ヒマラヤの青いケシ」といい、ブータンの国花です。
ヒマラヤ山脈やチベット、ミャンマーなどに分布。
生育地は標高3000~5000メートルの高山の傾斜草原や礫草地。

キクラメン・コウム

「本日見ごろの植物」
サクラソウ科。
トルコ、コーカサス、レバノン、イスラエルに自生。葉は丸みがあり、花色は赤紫~白と変化があります。栽培は-20℃から40℃まで可能です。
英語表記ではシクラメン、ラテン語ではキクラメン(学名)になります。

ゲンチアナ・アコーリス(チャポリンドウ)

「本日見ごろの植物」
リンドウ科の多年草。 ヨーロッパアルプスからピレネー山脈に分布。
エーデルワイス、アルペンローゼ(シャクナゲの仲間)とともに、
ヨーロッパアルプスを代表する三名花の1つといわれています。

ザンセツソウ



ニュージーランド原産、 キク科。

エーデルワイス

映画「サウンド・オブ・ミュージック」でおなじみの花。
セイヨウウスユキソウの名で呼ばれることもある。キク科。
ヨーロッパ、ヒマラヤ、シベリアに分布。アルプスなどの高山に生育。
白い綿毛に覆われた苞葉が星形に見えます。
花びらに見えるのは苞葉で、中心の球形のものが花です。

ギンケンソウ







南極、北極、再現

夏には、植物も見られる大陸と
年中雪や氷に覆われている大陸との比較。

上を見上げると・・・。


オーロラの再現です。
「ほとんどの方は気が付かれません」と。


<外部庭園>
館内の植物室に隣接した庭園は、屋内空間と一体化した設計となっています。ロータスガーデン、トロピカルガーデン、ハイビスカスワールド、メディタレニアンガーデン、役立つ植物広場、デザートガーデン、様々な顔を持つ外部庭園です。

メディタレニアンガーデンには。
オリーブ


ロータスガーデンでは。









ポンテデリア・コルダータ

ミズアオイ科。ホテイアオイ と同じ科の水性植物です。
ホテイアオイのように浮遊性はなく、土に植えることも。
原産地は北米南部です。


トロピカルガーデンでは。







ヒビスクス・ワイメアエ

ハワイ固有のハイビスカス。
「コキオ・ケオ・ケオ」として知られ、 絶滅危惧種です。
園芸品種のハイビスカスと異なり、ほのかに甘い香りがします。


<フラワーホール>



カカオとコーヒー展が2月28日(日)まで開催されています。
カカオとコーヒーの植物展示や、ミニ講座です。
人との歴史やその加工方法などが紹介されます。
またチョコレートの材料となる「カカオニブ」の試食もあります。

カカオノキ
アオイ科カカオノキ属の常緑樹。
ギリシャ語で「神の食べ物」という意味。果実は幹からぶら下がる幹生果で、カカオポッドと呼ばれ、この中に20~60個ほどの種子があり、これがカカオ豆となります。

カカオ花


カカオ果実


コーヒーノキ
アカネ科コーヒーノキ属の常緑樹。
アラビアコーヒーノキとも呼ばれる。小さく花が咲いた後、果実の中にある2個の種子を取り出したものがコーヒーの生豆になります。

コーヒー果実


休憩所


展示




顔出しパネル

コーヒーやチョコになれます。


期間限定カフェ Joe Dee's Cafe(ジョーディーズ・カフェ)も出店されています。
ここでコーヒータイム。

館を出ると、いろいろな蓋に目が止まりました。

EXPO' 90のマスコットキャラクター「花ずきんちゃん」が描かれた蓋。
「花ずきんちゃん」はチューリップの花がデザインの元になっています。

汚水管マンホールの蓋

中央にあるのは、「国際花と緑の博覧会」のシンボルマークです。

角型のガス用マンホールの蓋


消火栓の蓋


NTTの角型の蓋


空模様があやしくなってきたので、大急ぎで車へ戻ります。

咲くやこの花館公式ホームページ、パンフレットを参考にしました。





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 咲くやこの花館 Part1 | トップ | 馬見丘陵公園 »
最新の画像もっと見る

花だより」カテゴリの最新記事