平安京は北は玄武(げんぶ)、東は蒼龍(そうりゅう)、西は白虎(びゃっこ)、南は朱雀(すじゃく)の四神に守られていたと伝えられています。
平安神宮には四神のうち、東の蒼龍楼と西の白虎楼、二つの手水舎に蒼龍と白虎の大きな像が見られます。
6月13日訪れました。
(ホームページより)
昭和3年に昭和天皇の御大典が京都で行われたのを記念して、平安講社が同4年3月25日に造営。
応天門から約300メートル南の神宮道に所在し、高さ24m、幅18m。
造営当初は日本一の大きさを誇っていました。現在では岡崎公園のランドマークとなっている日本有数の朱の大鳥居です。
応天門は平安京大内裏の正庁朝堂院の南面正門。
平安神宮応天門は第4回内国勧業博覧会のモニュメントとして、平安遷都1100年にあたる明治28年に大極殿等と共に造営されました。
応天門をくぐると目に入ってきます。
<大極殿(重要文化財)>
平安京の大内裏の正庁である朝堂院の正殿で、即位、朝賀をはじめ国の主要な儀式が行われる中枢。
大極とは、宇宙の本体・万物生成の根源を示す言葉で、不動の指針北極星に比定され、天皇の坐す御殿を意味します。
平安神宮大極殿の正面に向かって右が蒼龍楼、左が白虎楼で左右対称に位置しています。
外拝殿の大極殿から東の蒼龍楼、西の白虎楼へは長い歩廊でつながっています。
<白虎楼(びゃっころう)国指定重要文化財>
東方の蒼龍楼(そうりゅうろう)と共に平安京朝堂院(ちょうどういん)の様式を模したもの。
屋根は四方流れ・二重 五棟の入母屋造(いりもやづくり)・碧瓦本葺(みどりがわらほんぶき)が施さ れています。
建坪 約82,7平方メートル 桁行並び梁行 約9,85メートル
<蒼龍楼(そうりゅうろう)国指定重要文化財>
屋根は四方流れ・二重 五棟の入母屋造(いりもやづくり)・碧瓦本葺(みどりがわらほんぶき)が施さ れています。
建坪 約82,7平方メートル 桁行並び梁行 約9,85メートル
西側には大きな白虎が、東側には大きな蒼龍が。
大極殿の前に。
<左近の桜>
神苑へ
白虎楼の歩廊の入口から入ります。
創建と同じ明治28年に、京都市内で運行されたことから、苑内展示。
面積約33,000平方メートル(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園で、明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるものです。
平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、1975年(昭和50年12月)に国の名勝に指定され、春の紅しだれ桜、初夏の杜若・花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々に風光明媚な趣を見せています。
平安神宮の大極殿背後の周囲三方に配された南神苑、西神苑、中神苑、東神苑で構成されています。
南神苑 - 1895年(明治28年)作庭。
フタバアオイ
クチナシ
シモツケソウ
フジバカマ
セリ
ツユクサ
ビワ
リンドウ
クズ
ススキ
西神苑へ
白虎池 6月には池畔に200種2000株の花菖蒲が咲きます。
コウホネ
中神苑へと続きます。
東神苑へと続きます。
橋殿(はしどの)の中央には泰平閣が、東山のひとつ将軍塚のある華頂山を借景にして建てられています。
栖鳳池(せいほういけ)。手前に見えているのは、鶴島と亀島。
橋殿を渡ります。
京都御所から移築された建物。