猫猫寺と書いて「にゃんにゃんじ」。寺紋は肉球です。
猫猫寺は比叡山の麓、大原三千院へ行く途中の八瀬エリアにある猫好きの聖地。築100年の古民家を寺院風にした猫が主役の寺院型テーマパークで、店内すべてが猫アートの美術館です。
猫好き一家の熱い思いが形になっています。
<御神木>
むくの木。二本の榊が自生しているそうです。
中から「猫」ちゃんが外を見ています。
<チケット>
館長の加悦 徹さん(雅号 徹應)は、20 歳より神社仏閣を彩色する絵師として全国の仏画・襖絵・天井画等を手掛けられています。
副管長の加悦順子さんは、羊毛フェルト作家。
息子さんの加悦雅乃(かや みやの)さんも猫作家。
入口には猫の被り物が置いてあり、被って写真を撮ることが出来ます。
入口近くは犬と猫の手作り雑貨スペース。
雑貨ショップには、犬猫作家さん130名程の作品を委託販売。
塗り絵
2017年「にっぽん招き猫100人展 大賞作品の『招き猫建造祭』
この作品はTV番組『マツコの知らない世界』でも紹介されたそうです。
それぞれ自由気ままに好きな事をしながら巨大な招き猫を建造している猫たちの姿、好き放題しながらも目指すところは一緒。自由に伸び伸びと、そして周囲に笑顔と幸せを与えるものを作り上げていく。
まさに猫そのものです。
ギャラリーでは雅乃さんの作品を見る事ができます。
雅乃さん作、22匹の猫を描いた襖絵「日月22匹招き猫の図」
バーカウンターのような・・・
あの「猫」ちゃん、ここから眺めていたんですね。
本堂へ向かいます。
=猫磨(にゃるま)=
<本堂>
羊毛フェルトの猫住職
欄間にも「猫」
44名の作家による猫の天井画
歴代の住職さん?
=本堂=
本堂に安置されている御本尊の「大日猫来(だいにちにゃらい)」。
22方睨み(にらみ)と言う、どの角度から拝んでも慈悲深いまなざしがついてくるそう。
脇侍は猫観音様(左)と猫不動様(右)。
いずれも仏教美術の技法が使われた本格的な猫佛(ねこぶつ)です。
=神式の祭壇=
猫照大御神(ねこてらすおおみかみ)様、素戔猫尊(すさにゃるのみこと)様の二柱が鎮座。
三種の猫器(さんしゅのにゃんぎ)
「猫玉(にゃがたま)」
「猫咫鏡(にゃたのかがみ)」
「草猫劔(くさにゃぎのつるぎ)」
こちらも九頭竜大社の神主の祈祷を受けており、遊び心も合わさった霊験あらたかな本物です。
地下では、猫仏展が開催されています。
=猫勒菩薩(にゃろくぼさつ)=
=空猫(くうにゃん)=
=猫鈷杵(にゃんこしょ)=
=猫迦牟尼仏(にゃかにぶつ)=
=風猫雷猫図屛風(ふうにゃんらいにゃんずびょうぶ)=
=猫修羅(にゃしゅら)=
=猫足石(にゃんそくせき)=
=猫槃図(にゃはんず)=
=にゃりけん=
入口に戻ると、「地域猫」が遊びに来ていました。
<御朱印>
<絵葉書>
説明文は公式サイトを参考にしました。