【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

石光寺

2014-01-28 | 花だより
~中将姫ゆかりのボタンの寺 石光寺~
大和路の二上山のふもとにあり、日本最古の石仏、中将姫伝説、ボタン・芍薬の花で知られています。
浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。山号は慈雲山。関西花の寺二十五霊場20番札所です。
飛鳥時代後期(白鳳期)の創建とみられる古寺です。

前から見てみたかった「寒牡丹」。11月下旬から1月末まで見られると言うので、17日に出かけてきました。

写真は天使の梯子

薄明光線(はくめいこうせん)。

太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象の俗称。
逆に、雲の切れ間から上空に向かって光が出ることもあり、「天使の梯子」とも言われているそうです。
お寺へ向かう車の中から撮りました。チョット見にくいですが・・・。

石光寺入り口


百日紅

門の内側にあります。

百日紅

かなりの古木のようで、塀を乗り越えて外へ・・・。

境内&盛り土

門を過ぎるとすぐある、想観の沙(そうかんのすな)です。
正面右手に見えるのが阿弥陀堂(常行堂)。左手が弥勒堂(金堂跡)。

盛り土

境内から見たところです。

「想観の沙」
砂(すな)を沙と書くのは、お釈迦様が沐浴されたガンジス河の沙にたとえているからだそうです。
方形は私たちの姿をあらわし、円形は覚りの世界、仏を意味しています。

寒牡丹




寒さから牡丹を守り綺麗な花を咲かせるための ワラズト(雪囲い)は、ひとつひとつ丁寧にワラを編んで造られるそうです。(石光寺ホームページより)
寒牡丹は、「紫の前」「豊明紅」「初日」「冬鳥」と、種類もいろいろあるようです。         

境内

鐘楼と。12月31日11時40分頃から村の方達が撞かれるそうです。




境内には灯篭、仏様などが点在しています。


後ろに見えるのは中将姫伝説に出てくる「井戸」等のある建物。
 
 
中将姫、、中将姫伝説
中将姫の足元に「井戸」があります。

サクラ古株
           
水仙




飛び石、





境内にひかれています。所々可愛い模様に。

染寺塔跡  染寺跡説明



大心礎 3つの穴が円心状に段階的に深く掘られているという珍しいもの。

歌碑
 

時雨碑

与謝野鉄幹歌碑です。

時雨楽譜

楽譜が刻まれています。

与謝野晶子からの手紙碑


先々代の住職のころ、与謝野晶子がやってきたそうです。
この句碑は、本人が自ら書いた住職への手紙を形にしたもの。
「今年は体調がすぐれないので、寒牡丹を見に行けないかもしれません」と・・・。
楽しみにされていたのですね。 
   
与謝野晶子碑


境内で見られた花々です。
きぶし  姫苺の木
 
  
さくら
 



みつまた


やまぼうし新月


ろうばい


冬咲きニンドウ


万年青


万両&セミ抜け殻


4月中旬からは「春牡丹」が、
5月初旬からは「アメリカしゃくやく」が見られるそうです。

マンホール

当麻町と新庄町が合併して生まれた葛城市。
旧当麻町のものは、二上山・當麻寺の双塔・牡丹がデザインされたものです。

二上山

帰り道、車の中から撮りました。


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絵手紙:模写

2014-01-20 | 絵手紙

絵手紙は模写です。
江戸兵衛

東洲斎写楽作、
三代目大谷鬼次の江戸兵衛。  

三浦屋高尾

歌川国貞作、
三世岩井粂三郎(さんせいいわいくめさぶろう)の三浦屋高尾(みうらやたかお)。
絵を描いて、「凧」に貼り付け仕上げます。   

婦女人相十品   

北川歌麿作、
婦女人相十品(ふじょにんそうじゅっぽん)・ビードロ吹き。

み~んな、教科書でお馴染みですね。

家の中で育てていたサクラソウです。ここだけ「春」がやってきました。





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下鴨神社

2014-01-14 | デジカメ紀行
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区にある神社で、通称「下鴨神社」と呼ばれています。
お正月の3日、行ってまいりました。。

昭和58年、日本文化の原点として国の史跡に指定され、平成6年には世界遺産条約に基づきユネスコより、顕著な普遍的価値を有する文化財として『世界文化遺産』に登録されました。
「糺の森」には、国宝2棟・重要文化財53棟をはじめとする85棟の建造物があり、日本の歴史資料を数多く保存継承しています。
市街地に残る貴重な森として市民の憩いの場となっています。

5月15日に行われる歴史的伝統祭事の京都三大祭、賀茂祭(葵祭)は、下鴨、上賀茂両神社の祭礼です。

鳥居


たき火

鳥居をくぐると、「たき火」が、冷え切った身体を温めてくれます。
たき火の向こうに、楼門が見えます。

御手洗(みたらし)


御手洗、説明

手を清めてお詣りです。

石拾神事


石拾神事説明


さざれ石

日本国歌にうたわれている「さざれ石」とは、ちいさな石という意味。
年とともに大きく成長し、岩になると信じられている神霊の宿る石です。

楼門


楼門説明


紅葉が過ぎた今の季節に鮮やかな朱が映えます。

舞殿

楼門をくぐると広場の真ん中あたりにあります。
舞殿(まいどの)は、葵祭の時天皇の勅使が御祭文を奏上され東游が奉納される場所です。(重要文化財)

境内入り口(中門)

お詣りの列が続きます。

中門の内側、幣殿の前に「言社」があります。言社は大國さん(大国主命の略称)と呼ばれています。
大国主命は七つの名前を持っています。
一言社、大国魂命・顕國魂命
二言社 大国主命・大物主命
三言社 大己貴命・志固男命・八千矛命、と七社あります

言社はエトの守護神としても有名で古くから信仰をあつめ、各お社ごとに御神徳があり、それをエトで表わし、ネ年からイ年までの生れ年の守護神として信仰されるようになったそうです。

幣殿の奥に「東本殿」、「西本殿」と二社が建っています。
本殿は、賀茂別雷神社の祖父神と母である賀茂建角身命(たけつみのみこと)、玉依媛(たまよりひめ)を祀っています。

唐門


唐門説明

お詣りをすませ、唐門を通り次へ・・・。

解徐所(げじょしょ)


細殿御所説明

天皇が行幸の際、天皇自らお祓い(解除)お祓いをする場所とされます。
向こうに見えているのは「細殿御所」と「橋殿」。

御手洗川&橋


御手洗社


井戸の上に祀られることから井上社とも言われます。
社の前の池は「みたらしの池」とよばれ、毎年7月の土用丑の日にはこの池に足を入れ厄除け、病除けを祈る「足つけ行事」が行われます。
この池に湧く水の泡を人の形にかたどったのが「みたらし団子」で、ここが発祥の地と、言われています。
また、葵祭(賀茂祭)にさきだって斎王代の禊の儀がこの池で行われます。

橋殿


御蔭祭(みかげまつり)のとき、御神宝を奉安する御殿です(重要文化財)。
行幸、御幸の時の、公卿、殿上人の控え所と定められていました。
現在は、名月管弦祭、正月神事等年中祭事のときに神事芸能が奉納される社殿です。

御蔭祭は、葵祭の前祭です。
比叡山、山麓にある八瀬御蔭神社より神霊を迎える神事で、行列は、国内で最古の神幸列と言われています。

神服殿

殿内の一室が行幸の時に玉座となった殿舎です。
夏、冬の御神服を奉製する御殿であったため、神服殿という名前がついています(重要文化財)。

おみくじ

カラフルです。



「八咫烏(やたのからす)」のデザインです。

下鴨神社の祭神である賀茂建角身命は八咫烏であるとされています。
河合神社境内には末社「任部社(とべしゃ)」と呼ばれる八咫烏(やたのからす)をまつる神社があります。
御祭神の八咫烏は日本国土を開拓された神の象徴として、日本サッカー協会のシンボルマークとなっています。
三本足の烏で、「日の神」太陽をシンボルにしたものです。
日本神話に依ると、神武天皇東征の際に、天皇の元に遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされています。
これにより神武天皇は大和国を治めることができたそうです。

絵馬

舞殿の前に掲げられていました。




川&散策道

糺の森に流れている川、散策道です。

その他、「御粥祭 」「御蔭祭」「蹴鞠はじめ」「流鏑馬(やぶさめ)神事・平騎射」「下鴨納涼古本まつり」「奉納演武」等の行事があります。
  
ほんの一部の紹介でしたが、調べてみて、そんなにたくさんの建物があるなんて、思いもよらなかったです。(Wikipedia下鴨神社ホームページ等参考)  
 
小さいころは、お詣りする神聖な場所と言うより、「遊び場」としての要素が大だったと思います。糺の森は柵も無かったので、川の辺りへ降りて行ったり・・・。糺の森を通り、出町へ買い物へ行ったりしてました。「ふたば」で、今有名になっている「豆餅」を買うのが楽しみでした。
糺の森では、時代劇の撮影をしていたり・・・。

下鴨神社は私にとって、想い出のいっぱい詰まった所です。

来年は21年に一度の式年遷宮の年だとか、そういう事(式年遷宮の意味等)も知らなかったので良い勉強になっています。


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初詣:薬師寺

2014-01-05 | デジカメ紀行
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします

昨年12月31日、日付が変わる少し前に薬師寺へ。

薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院。興福寺とともに法相宗の大本山で、南都七大寺のひとつです。
1998年(平成10年)に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

金堂


中門をくぐると金堂が見えてきます。1976年の再建。
本尊(国宝)は薬師如来、飛鳥時代後期(白鳳期) - 奈良時代(7 -8世紀)の作。奈良時代仏教彫刻の最高傑作の1つだそうです。中尊は薬師如来像高254.7センチメートル、左脇侍(向かって右)に日光菩薩(にっこうぼさつ)像高317.3センチメートル、右脇侍に月光菩薩(がっこうぼさつ)像高315.3センチメートルがあります。
お詣りの為金堂の中へ入る人の列が続きます。  

西塔を望む

南門の向こうに西塔が見えます。

熊手

開運招福。
お金や幸福をかき集めるという縁起のよい 「熊手」です。

     
「除夜の鐘」は整理券をもらうと全員撞く事が出来、お餅を頂く事が出来ます(数に限りありでが・・・)。
何よりも健康で一年を過ごせればいいですね。

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