【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

白馬五竜高山植物園:2013.8.12

2013-08-27 | 花だより
白馬五竜高山植物園は、標高3000メートル級の北アルプスを望み、、標高1515メートルにある高山植物園です。
6月から10月まで300種200万株の花々が楽しめるそうです。

白馬五竜高山植物園は、安曇野ICを降り白馬方面へ一時間ほど。
エスカルプラザという白馬山麓ビジターセンター近くの「とおみ駅(818m)」から「アルプス平駅(1515m)」まで、五竜テレキャビンで8分。
「アルプス平駅」から、アルプス展望ペアリフトで「終点」まで10分。


五竜テレキャビン乗り場付近

アルプス平自然遊歩道、ロックガーデンなどを望みます。

 五竜テレキャビンから

(登り)右手には、北アルプスの山々が見られます。八方尾根、白馬岳辺りでしょうか。

 五竜テレキャビンから

眼下には、安曇野の自然が見られます。

 アルプス展望ペアリフトから

(登り)右手には、北アルプスの山々が。八方尾根、白馬岳辺り?。

 アルプス展望ペアリフトから

(登り)左手には、ロックガーデンが。

テレキャビン、ペアリフトの(登り)右手辺りには、ブナ林、カエデ、ノリウツギ等の木々があります。

ペアリフト終点から、アルプス平自然遊歩道にかけて撮りました。

 ノリウツギ           タテヤマウツボグサ  


 タムラソウ&アゲハ蝶   オオバギボウシ


 オトギリソウ   シモツケソウ


 赤い実   オニシバリかな?


アルプス平自然遊歩道案内板

一周30~40分、高山植物の宝庫。
「地蔵の頭」から眺めは360度の大パノラマ。
西は、北アルプス五竜岳、唐松岳、白馬三山・・・。
北は、雨飾山、戸隠連峰、浅間三山・・・。

白馬五竜植物園案内板写真はクリックで拡大します


 
ロックガーデンは白馬連峰高山植物生態園
北アルプスを望むロケーションの白馬五竜高山植物園。
白馬岳の高山植物群落を、生育地に近い環境で観察できる生態園。
スイス・ヒマラヤエリア、外国の高山植物を集めた植栽区。
 「白馬村の子供達に価値ある財産を残そう」として、1993年頃、30年後を見据えて、持続性のある観光事業をめざし、地域の人々と一体になり2000年頃から、高山植物を、スキー場ゲレンデに植栽されたそうです。
2010年からは、「コマクサを植えるイベント」等も行われ、今年も4回目のイベントがあったようです。

「アルプス平自然遊歩道」辺りで撮りました。
ヤマアジサイ          ミヤマナラ 


 オヤマボクチ            キバナカワラマツバ
  

 コウメバチソウ           ナナカマド
  

 ニッコウキスゲ
  

 ハクサンシャジン          ホツツジ
  

 ワレモコウ


 地蔵の沼

池の周りには、ニッコウキスゲ、水芭蕉などもみられたようですが・・・。
ヌマガヤ、アブラガヤなども見られました。
この辺り、秋には「モミジの赤」で彩られるようです。

 クマの鉦

遊歩道の分かれ道、道標と一緒に立てられていました。
タヌキやウサギの鉦もありました。

地蔵ケルン

標高1676メートル。
「地蔵の頭」に建っています。
ケルンの中に「風切地蔵尊」が安置されています。
農耕の風害防除。
風邪、疫病、災害から守ってほしいと、
慶応3年(1867年)長谷寺の住職と里の人々により
ここ地蔵の頭に祀られました。

五竜岳&白岳

残念ながら、雲が・・・。
向かって左のほうから、五竜岳(2814m)。白岳(2541m)。
少し高く写っているのが、唐松岳(2696m)?。
右手のほうは、八方尾根でしょうか。

「アルプス平自然遊歩道」から、「白馬五竜高山植物園、ロックガーデン」へ。

「白馬五竜植物園ロックガーデン」辺りで撮った花々です。
ヨツバヒヨドリ        ヨツバヒヨドリ&ヒョウモン     
  

オノエイタドリ   カライトソウ



タカネバラ   チングルマの種


ハクサンオミナエシ  ハクサンフウロ



ヒマラヤトラノオ


プリムラムラカビタータムーレアナ
  
ヒマラヤのかすみそうです。

テレキャビンを降りてリフト乗り場へ向かう道辺り
ヤナギラン



ロックガーデン辺りで撮りました。
アカモノ、実          ウサギギク
  

ウルップソウ

残念ながら、枯れているんですが・・・。

エーデルワイス

「エーデルワイス、エーデルワイス♪♪」と、歌でお馴染みのスイスの花です。

カンパヌラ・カルパチカ


コマクサ
 
「高山植物の女王」と言われる、日本の高山植物の代表格。
高山帯の厳しい環境にのみ生育。
可憐な花ですが、強く逞しい植物。
3万株が生育しているそうです。

ヒマラヤの青いケシクリックで拡大します。




ヒマラヤの標高4000メートルに自生する幻の花。
澄んだ「青」はこの花ならではの色だとか。

ヤマハハコ         ヤマホタルブクロ
 


ひとくちに高山植物と言っても種類の多さにびっくりです。似たような花も多い!。
これらはほんの一部なんですよね。

「ナイトゴンドラ」と言って(期間がありますが)、高山植物や星等をみることができるそうなんです。
近ければ行きたい!。

白馬五竜高山植物園公式ブログ ➱「緑の調律日誌」という、園の方が書いておられる、ブログがあります。

【おまけ】
ヒマラヤの青いケシ

写真のケシは、テレキャビンを降りてリフトに乗りに行く道で、
見つけた「ヒマラヤの青いケシ」です。
こちらの色は、うすいように思います。
咲いている場所や、光の当たり具合にもよるかも・・・。

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大町方面

2013-08-22 | 花だより
お盆も過ぎ、夜などは、虫の声が聞こえ、ちょっぴり秋の気配が感じられますが、日中はまだまだ「あつい」。
朝から首にタオルまいて、家の中を、ウロウロしています。

お盆休みに出掛けてきましたので・・・

八月11、12日、大町方面へ、行ってきました。
あずみアップルスイス村ワイナリー(日曜日だったので工場見学はできませんでした。)、隣接するホースランド安曇野などを「さらーっと覗いて」大王わさび農場へ。

大王わさび農場は1917年開場、東京ドーム11個分、45000坪。
年平均気温約13度の北アルプスの湧水が、一日12万トンひかれているそうです。

  
わさび




花越しに・・・


わさびモニュメント

直射日光に弱いので、黒い寒冷紗で覆われています。

大王神社、


本殿、


大王説明板
クリックで写真は拡大します


守り神:名前の由来になった「魏石八面大王」が祀られています。

水車小屋


農場の中を流れる万水川(よろずいがわ)沿いの散策道には「道祖神」が・・・
見え辛いですが、中央後方には、平成2年、黒沢明監督の映画「夢」撮影の時にセットとして建てられた「水車小屋」があります。

万水川では、クリアボート乗船体験もありました。

前回訪れた時は、NHK「おひさま」の現代シーン「そばや」のセットがあったんですが、今は案内板が立っているだけになっていました。

アオハダトンボ



別名:ラッキートンボ。

「幸運のトンボ・清流のシンボル・湧水の使者」と言われ、「大阪府、絶滅危惧種Ⅱ類」に指定。
雄は翅脈が青藍色に輝くハグロトンボに似たカワトンボで、腹部も青い金属色をした部分が多いことからこの名前がつきました。
本州から九州まで、5~7月に水生植物が繁茂する清流で生息。
2012年第四次レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)でランクイン。
安曇野では、ほとんどここだけで見られるそうです。


 農場内で見られた花々です。


 アカツメグサ   ヤマアジサイ

 
ヨウシュヤマゴボウ   わすれなぐさ

わすれなぐさにモンシロチョウが・・・


藪ラン


アンズ


ヒマワリ

ヒマワリは、道中の「道の駅」で見かけました。
大王わさび農場を後にして、大町の旅館へ・・・。

旅館の様子



玄関


ロビー


おもてなし、部屋で・・・。

饅頭を、せいろ蒸しにしていただきます。

おもてなし1。

キュウリ、ミニトマトが、井戸水で冷やされています。

おもてなし2。

囲炉裏の奥、左のほうでは、ラムネやビールも冷やされています。

その右手に見える釜戸では、朝食のご飯が炊かれます。

お面


餅つき


夜には、縁日、餅つき等のイベントが開かれます。
だるまおとし、けん玉などの、昔遊びのおもちゃも置いてありました。
「星空さんぽ」という、スタッフの方と行く星を見に行く企画もありましたが、残念ながら不参加です。

カエル1、2

ロビーのガラス窓の外側にカエルが・・・。内側から、パチリ。

風呂は、露天風呂があり、月見酒、果林水、濡れても読める本が用意されていました。
果実風呂として、夏はレモン(生丸ごと浮かんでいました。)、冬にはりんごが浮かぶようです。
檜風呂として、22時からは、檜の輪切りが浮かぶんです。

献立です。
八寸

丸十おかき揚げ
とうもろこしの葛豆腐
苦瓜と薄井えんどうの和え物
川海老から揚げ
合鴨ロースオレンジ酢味噌かけ

お椀

冬瓜の鶏つくね射込み
トマトの葛餅
とうもろこしかき揚げ
たたきおくら
針茗荷

お造り

お造りの取り合わせ、妻一式
信州サーモン、岩魚、エビ。

馬刺し

馬肉は、
高タンパク、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、高鉄分、ビタミン豊富と言われ、
最近は女性に人気だとか・・・

揚げもの

大葉 みぞれ大根 
トマトの揚げだし
(トマトを湯剝きして、衣をつけて揚げてあるそうです。)        

蓋物

穴子けんちん蒸し
巻き湯葉
炙り穴子
ほうれん草
抜き人参

焼き物

岩魚の塩焼き

凌ぎ

信州そば

台の物

名物 雪鍋
牛肉
季節野菜
割り下
雪は何だと思いますか?綿あめなんですよ。
火をつけて「あめ」が固まらないうちに出汁を入れます。

食事

白飯 止め椀 香のもの

甘味

ほうじ茶のクリームブリュレ
(五種類から選べます。)
     
ごちそうさま。食後のコーヒーもいただきました。

朝食


家では、がっつり食べないんですが、外出先だと完食。
釜戸で炊かれたご飯がおいしい!。
雰囲気がそうさせるんでしょうか・・・。

一度は泊りたかった「星野リゾート」のひとつなので、気分はハイ
信州方面は好きで、よく行きます。
以前は、「ペットと泊まれるペンション」「公営の宿」などに泊っていたんですけどね。

宿のスタッフの方が、「ここ2~3日、蒸し暑いんですよ。」っておっしゃってたんですが、
日差しはきつくても、木陰に入ると、風が心地よかったです。

旅館近くで見られた花々です。
ウサギギク


トリアシショウマ、


仙人草


(名前はあっていると思うんですが・・・。)

さぁ朝食をいただき、今日の目的地、白馬五竜高山植物園へ向かいます。


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蓮~近江妙蓮~

2013-08-02 | 花だより
7月27日に守山市にある近江妙蓮公園へ行ってきました。
公園面積2300㎡で、近江妙蓮資料館、瑞蓮池、大日堂、隣接して妙蓮池があります。




  花びらは2000枚位。

  開花中

 外側の花びらが落ちかけてます。花びら、落下

開花

花びらは5~6000枚位。
  
近江妙蓮は、突然変異により生まれたハスで、花びらは、蕾の時は2千枚、開花すると5~6千枚にもなります。
普通のハスは4日間ですべての花びらを散らせて咲き終わりますが、妙蓮は、花びらの数が増えるため、外側の大きな花びらが押し出され、120枚前後の花びらを散り落としながら2~3週間ほど咲き続け、数千枚の花びらを残したまま枯れるハスです。
妙蓮には、雄しべや雌しべがなく、花托(はちす)もできないので、蓮根でしか、繁殖できません。(守山市教育委員会、パンフより)

瑞蓮池のハス



中心の色が黒ずんでいるのは、雨がかかると、花びらが多く、充分乾ききらない為だそうです。

鬼瓦

大日堂の写真はイベント(近江妙蓮復活50周年)準備の為撮れなかったんですが、鬼瓦にも「近江妙蓮」が・・・
大日如来像が安置されていました。

御朱印

「ちゃんとしたんではないんですけど・・・」と言われましたが、頂きました。


近江妙蓮は
600年 前、比叡山延暦寺の2代目の僧侶により、中国から、守山にもってこられたそうです。
妙蓮の世話を任じられ、今日まで600年間世話をされてきたのが田中家で、現当主は37代目です。
(たまたま、イベント準備の為いらした、田中さんはじめ、保存会の方々にお話しを伺うことができました。)
「蓮花立留日記」など、妙蓮に関する400点余りの古文書が残されています。(一部は、資料館に展示)

何百年もの間咲き続けてきた近江妙蓮が、明治28年を最後に花を咲かせなくなった為、保存会を作り、 昭和33年に蓮学者の大賀一郎博士を招へいし、「妙蓮の復活」への取り組みがなされ、昭和38年に17個、68年ぶりに開花したそうです。

昭和40年滋賀県天然記念物指定、昭和50年守山市の市花に制定されました。
今年、平成25年の夏は、近江妙蓮復活50周年の節目にあたり、イベントをされるそうです。

 模式

  普通のハスの模式です。

 蕾断面

  左が普通のハス、右が妙蓮。

 組写真

   一つの花柄から2つ以上の花を咲かせる、見本です。

 妙蓮ハス断面

   蕾の断面です。
これらは、資料館に展示されていた写真を撮ったものです。

一茎二花?(双頭蓮)


一茎三花?(品字蓮)


一茎四花?左の方(田字蓮)


一茎五花?上の方(五岳蓮

だと思う(見える)のですが・・・。


近江妙蓮の特徴は、一本の花柄に二つ以上の花を咲かせる一茎二花の状態から開花の過程で変化し、一つの花柄から三つ以上の花を咲かせるようになることです。
最大、十二花(十二時蓮)まで名づけられています。

百日紅

公園の中で咲いています。
その他、クスノキ、ヒラドツツジなどの木々や、モリムラマンネン等の地比類もみられるそうです。

マンホール


守山市が源氏ボタルの群生地で保護に力を入れられていることで「ホタル」、「琵琶湖大橋」、
矢印のようなものは、琵琶湖の伝統漁の定置網漁の「えり」を描いたものだそうです。

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