【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

滋賀県立 陶芸の森

2020-12-25 | デジカメ紀行
滋賀県立 陶芸の森(しがけんりつ とうげいのもり)

滋賀県甲賀市の信楽高原にある美術館とコンベンション施設と研修施設を備えた都市公園。
信楽焼の情報発信と文化・産業の振興、人材育成、文化創造の環境提供、県民のレクリエーションを目的として1990年6月に開設されました。



六古窯の一つ信楽焼の産地として有名な信楽の市街地(標高300m)を見下ろす丘陵(標高350m)に位置する面積40haの都市公園。
自然の地形と森林を生かした公園内には、陶芸専門の美術館、展示館、研修館を分散して設置し、遊歩道が巡らされています。 野外展示場「星の広場」のほか、園内のいたるところにこの施設で焼成された陶芸作品が野外展示されています。

日本六古窯(にほんろっこよう)とは、日本古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの窯の総称。
 瀬戸焼:愛知県瀬戸市
 常滑焼:愛知県常滑市
 越前焼:福井県丹生郡越前町
 信楽焼:滋賀県甲賀市
 丹波立杭焼:兵庫県丹波篠山市今田町立杭 
 備前焼:岡山県備前市伊部




<陶芸館>

陶芸専門の美術館。陶芸の芸術・文化振興を目的とする施設。











<火鉢ロード>



歩道には、昭和時代に作られた名品が並んでいます。


<星の広場>
陶芸作品の野外展示場。










星の広場からの眺め。






星の広場を見上げると・・・。




<創作研修館>

アーティスト・イン・レジデンスとよばれる滞在型の陶磁器制作スタジオ。新進の陶芸家への創作の場の提供を目的とする施設。館の山手には製作のための、のぼり窯が点在しています。


<信楽産業展示館>

現在の信楽焼の紹介と産業振興を目的とする施設。総合展示場や信楽ホール、会議室、ショップ、レストラン等があります。
「ブラウンライス アンド ウォーター」



信楽産有機コシヒカリの玄米と発酵食をテーマにしたカフェ・レストラン。
お料理はデトックス効果の高い酵素玄米ごはんと野菜です。



広大な芝生の広場では、家族やペットと一緒にピクニックも楽しめます。


遠くに見えている階段は
右から











屋外展示を見ながら「窯」のあるほうへ行きます。




<登り窯>











犬の形の車止め










滋賀県甲賀市信楽町「信楽高原鉄道信楽駅」


駅前のシンボル、巨大タヌキ像。

(高さ5・3メートル、胴回り6・6メートル)

新型コロナウイルス感染防止のアピールにマスク姿です。
現在は、サンタクロース姿に衣替え(25日まで)している、とのことです。
サンタ姿は巨大タヌキの着せ替えでは最も古く、衣装を更新しながら約20年間続いているそうです。

説明文は公式サイト、Wikipediaを参考にしました。

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剣豪の里(芳徳寺、一刀石)

2020-12-13 | デジカメ紀行
剣豪の里「柳生」エリア。
柳生家の菩提寺の芳徳寺、鬼滅の刃で話題の「一刀石」。
11月26日訪れました。

柳生市市営駐車場に車を停めて・・・。
坂を上がって行きます。





振り返ってみると・・・。


左手に芳徳寺、右へ行くと、天乃石立神社と一刀石。


左手へ。坂道を上がって行きます。





    

  





山門が見えてきました。



階段を上がります。



  


山門前で、木箱に拝観料200円を入れてから境内に入ります。


芳徳寺(ほうとくじ)
剣豪として知られる柳生家の菩提寺として知られており、創建は江戸時代の初頭、寛永15年(1638年)に徳川将軍家の剣術指南役として大いに活躍した柳生藩主柳生宗矩(むねのり)が、父石舟斎宗厳(むねよし)の菩提を弔うために創建されました。

開山は宗矩と親交のあった沢庵和尚。漬物の「たくあん」は沢庵和尚が初めて作ったとも言われています。

初代住職は柳生宗矩の子である列堂義仙(れつどうぎせん)が務め、その後も柳生家の菩提寺として長らく機能し続け、境内には「柳生一族」の墓所が設けられています。







境内からの景色は・・・









本堂へは資料室から入ります。

<資料室>

柳生藩関連資料の展示もあります。
柳生但馬守(たじまのかみ)宗矩座像、また創建に関わった沢庵和尚座像や列堂和尚義仙像が
安置されています。
柳生藩の「藩札」や「藩印」、武具なども展示されています。

<本堂>

内部は禅宗寺院にみられる六間取りの方丈形式。







堂内

(写真はHPより)

本尊の両脇に柳生但馬守(たじまのかみ)宗矩座像、沢庵和尚座像、列堂和尚義仙像(宗矩の四男)が安置されている。
左から柳生宗矩座像、釈迦如来坐像、沢庵和尚座像、列堂和尚義仙像。


境内は・・・。

石宝塔


柳生家の墓塔

奥に、柳生藩主及び徳川家の剣術指南役を務めた歴代「柳生一族」当主らの墓所があります。









芳徳寺を後にして、木立の中を進みます。








<天乃石立神社(あまのいわたてじんじゃ)>


山の中腹にある複数の磐座をご神体とする神社で、本殿の建物はなく、小さな拝殿を持つほかは
「磐座(いわくら)」と呼ばれる巨岩そのものが「ご神体」となっている神社です。



4つの磐座がご神体となっています。

前伏磐と呼ばれる横向きの岩(写真は、撮れていません)は天岩戸別命(あまのいわとわけのみこと)のご神体(天立神社)。

右が後立磐・左が前立磐


前立磐と呼ばれる岩が豊磐牖命(とよいわまどのみこと)のご神体(天岩立神社)とされる岩となっています。板形、高さ6.0m、幅7.3m、厚さ1.2m。
ほぼ同じ位置に立つ後立磐は櫛磐牖命(くしいわまどのみこと)のご神体(天岩吸神社)とされています。板形。

右手、間に見えるのがきんちゃく岩。


天照大姫命(あまてらすおおひめのみこと、天照大御神)の神体岩で「日向神社」とも言います。
丸形、幅7m、高さ7m。

拝殿

左手後方に見えるのがきんちゃく岩。

柳生藩初代藩主柳生宗矩の父親にあたる柳生宗厳(やぎゅうむねよし)が当地で剣術の修行を行ったともされ、刀で一刀両断されたような奇妙な巨石「一刀石」もあるほか、その後も石燈籠の寄進を受けるなど柳生家の深い崇敬を受ける存在であった歴史を持っています。


足元に気をつけながら、さらに進みます。



一刀石






こんな物も用意されていました。

鬼滅の刃にちなんだ衣装を着けた人たちが、色々なポーズで、写真を撮られるそうです。

説明文は公式サイト、Wikipediaを参考にしました。

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マキノ、メタセコイア並木

2020-12-05 | 花だより
11月下旬から12月初旬に、紅葉スポット「メタセコイア並木」(滋賀県高島市)が見頃を迎えています。

1981年にマキノ町果樹生産組合が防風林を目的に約500本植栽されて誕生しました。
県道沿いに約2.4kmにわたって並ぶさまは、四季を通じて雄大な景色を生み出しています。
日差しで並木が燃えるように染まる光景も美しいと評判で、「新・日本の街路樹百景」(読売新聞社)に選定されています。

11月19日訪れました。













  

  




2019年7月29日に訪れた時の写真は・・・。

  


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柳谷観音 立願山楊谷寺

2020-12-04 | デジカメ紀行
柳谷観音 立願山楊谷寺
柳谷観音は806年(大同元年)平安時代、清水寺を開山された第一世延鎮僧都により開創されました。 延鎮僧都は『西山にて生身の観音様に出会うことができる』という夢のお告げにより、清水寺からこの西山に入り、柳(楊)生い茂る渓谷の岩上に生身の観音様を見つけられました。 その観音様が、古来より眼病に霊験あらたかな十一面千手千眼観世音菩薩だったということです。

十一面千手千眼観世音菩薩は十一の顔と千の手。更にその千の手のひとつひとつに眼を持つとされています。 あらゆる方向のあらゆる人を見失うことなく救済できる力を持った、とても徳の高い観音様です。

11月23日訪れました。


階段を上がると、山門です。
門までの階段の数は、開山の延鎮僧都の命日の17日、第二世弘法大師の命日の21日に合わせ、下から中央までが17段、中央から門前まで21段(実際は21段半)です。
階段と階段の間には少し開けた“中段”という場所があり、昔はそこにある小さな滝口で水行をしていました。

山門と塀

京都府指定文化財
四脚門(刺脚門)といい門柱の前後に控柱を二本ずつ立てた四本の脚で造られており、従来天皇や皇族、またはその使者がお越しの時のみ開門していました。
寺を囲む塀に引いてある白い5本線は天皇家とかかわりの深い寺格の高い寺ということをあらわし、宮内庁が許可した寺だけが引くことができます。ちなみに5本線が最高とされています。


門をくぐると

<鐘楼堂>

大晦日には除夜の鐘つき会も行われています。

<滝の口>

観音様を拝む前に手を洗い口をすすぐ場所です。

<龍手水>


四季を彩る花手水ギャラリー
龍手水はウイーク期間中(2020年柳谷観音紅葉ウィークは11/1~12/6開催予定)のみだそうです。
歴史と四季を感じられる聖地にしたい、不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を、との思いから2015年のあじさいまつりより諸所に生花を添えてきましたが、数年前の住職交代を機に定期的にお花をいれるようになりました。
また花手水という名称は、本来野外で手を清める際に草花で代用した行為を言いますが、当山内では自然に花を浮かべた手水舎・手水鉢そのものを指すようになり、これがメディア・SNS等を通じ全国的に広がっています。



<本堂>

御本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は、その名の通り、十一の顔、千の手、千の眼を持っています。千の眼で、人々のどんな願い事も見逃すことなく眼を配ってくださるといわれています。

山に敷かれた階段回廊「あじさい廊下」
細い迷路のようなこの階段は「あじさい廊下」と呼ばれており、階段の脇に沿ってあじさいがずらりと植えられています。




階段を上がった所が上書院。
大正時代の建築物である上書院。西山のヒノキを使用した総ヒノキ造りで、明治時代後期に建立されました。
この場所は、天皇家・公家をはじめとする特別なお客様をお通しするお部屋です。
上書院からは名勝庭園を眺められ、年間を通して美しい景色を見ることができます。

<浄土苑>

浄土苑は本堂と書院の間に築かれた庭で、江戸時代中期に作庭された京都府指定の名勝庭園です。
ところどころに置かれた大きな石は菩薩様に見立てられており、十三仏(阿弥陀如来、勢至菩薩、観音菩薩、不動明王など)や目菩薩、受菩薩などが安置されています。

山の急斜面を巧みに利用した造りで、書院に座って眺める鑑賞式の庭園になります。

書院から眺める名勝庭園と上書院から眺める名勝庭園。

定立地を利用した三層に分かれた景色は類まれなる眺望とされ、重森美玲氏の『古都百庭』にも 選ばれました。


<庭手水>


<恋手水>



第一層目は書院からの眺めです。

第二層目は階段を上がった反対側(上書院)からの眺めです。

またいで上書院へ入ります。




書院と同じく上書院も映画やドラマのロケ地して使用されています。
「日本のいちばん長い日(役所広司、本木雅弘、松坂桃李ほか)」「駆込み女と駆出し男(大泉洋・戸田恵梨香ほか)」などの映画のロケ地として使われました。
時代劇ドラマ「一路」参勤交代を取り仕切る若い侍の成長物語にも使用されたそうです。






うえの階へ上がる箱階段。



第三層目は上書院の二階からの眺めです。






名勝庭園の紅葉を楽しんだ後は、奥之院へ進みます。


<琴手水><心琴窟(しんきんくつ)>


水滴が奏でる癒しの響き。
視覚が不自由な方々も楽しめるように、「音」で庭園の雰囲気を感じられるように「水琴窟」を設置。

水琴窟とは、地中に設けた小洞窟へ水滴を落とし、そこから発する滴水音を楽しむ、江戸時代から伝わる庭園音響装置です。
耳を澄ませ、庭園にたつ音を心の眼や耳を傾けご鑑賞して欲しい、との思いから、「心琴窟」と命名されました。

【心琴窟の楽しみ方】
①柄杓で水を汲みます。
②水を地面に落とします。
③竹筒を耳にあてます。


「あじさい廊下」を進みます。



<奥之院 眼力稲荷>

奥の院本堂の守り神。

右手に<愛染堂>
愛染明王が祀られており、男女和合・夫婦円満等にご利益があります。


愛染堂の前には石版を背負わされている天邪鬼がいて、「あいりきさん」と呼ばれています。


<奥之院>

お堂は大正元年に建立、大正4年に一度焼失し昭和5年に再建されたものです。






子授け・安産・恋愛成就
江戸時代、113代東山天皇の皇妃新崇賢門院(四条の局)様がたびたび皇子を出産されましたが、幼くして亡くなり、ご本尊に”無事出産できた暁には観音様をお祀りする”と誓いを立て、祈願されたそうです。
そして、お生まれになったのが、後の114代の中御門天皇ですが、天皇9歳のときに”観音様をお祀りする”という誓い半ばにご両親がなくなり、その追善菩提のために中御門天皇が想いを込めて造られたのが奥之院の観音様です。











<独鈷水(おこうずい)>

眼病平癒の霊水。
都延鎮僧都が下山された後、811年弘法大師(空海)が度々当山に参拝されていました。ある時、堂の傍らにある巌窟の溜まり水で眼のつぶれた小猿を抱き、一心不乱に眼を洗っている親猿の姿を見かけられ、空海は小猿のために17日間のご祈祷を行いました。すると満願の日に小猿の目がパッチリと開き、喜んで山へと帰っていったそうです。空海は、この不思議な湧き水を眼病に悩む人々のために霊験あらたかなる霊水にしようと決意され、さらに17日間の祈祷を施し、独鈷で持って深く掘り広げ、眼病平癒の霊水に成就されたと伝えられています。







説明文は公式サイトを参考にしました。

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