【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

多度大社

2019-08-20 | デジカメ紀行
多度大社(たどたいしゃ)
三重県桑名市多度町多度にある神社。
5世紀後半、雄略天皇の御代に社殿が建てられました。 本宮の多度神社には、伊勢の神宮の御祭神、天照大神の第3皇子である天津彦根命をお祀りし、その子、天目一箇命を別宮の一目連神社にお祀りしています。
「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と、北伊勢地方の総氏神様として崇められています。
南北朝時代には多度祭の上げ馬神事も始まったと伝えられています。

元亀2年(1572年)、織田信長による兵火に罹り、社殿を始めすべての建物と、神位記・御神宝・諸記録のすべてが失われました。江戸時代に入り、桑名藩主本多忠勝公により莫大な寄進を受け、社殿等も復興し、明治6年県社、大正4年には国幣大社という高い社格が授けられました。

駐車場に車を停めると、見えてきたのは

鉾立社

天久之比命が祀られています。


境内へ




ご神木


神馬にまつわる神事が数多く行われています。

御神体山として崇められていた標高403mの多度山に、5世紀後半雄略天皇の御代に御社殿が造営されたと伝わっています。伊勢の神宮の御祭神である天照大御神の第3皇子・天津彦根命をお祀りすることから、北伊勢大神宮とも称され、春には上げ馬神事、秋には流鏑馬祭り、神の使いである白馬が幸せを運ぶ「白馬伝説」など、馬と関わりが深いことでも知られています。

ご神木の横にあるのが

あげ坂(上げ馬神事でつかわれます)

多度大社上げ馬神事(たどたいしゃあげうましんじ)
5月4・5日に開かれる多度大社の大祭でおこなわれ、氏子の各御厨(7地区)から神馬と騎手を出し、高さ約2mの土壁を駆け上がる神事です。
南北朝期から始まったとも伝えられ、神馬を献上していたものが、現在のような形に変わったと思われ、上がった馬の数でその年の豊凶を占っています。県指定文化財。

流鏑馬祭
11月23日、参道に設けられた馬場(コース)に3か所の的を設置し、騎手が順次射落として行きます。

白馬伝説説明



階段を上がって行きます。奉納された酒樽も見えます。



新宮社



神馬舎





手水舎


坂を上がった所にある境内です。


儀式殿、正面に神楽殿が見えています。

神楽殿



筆塚



宝物殿


松尾芭蕉句碑














白馬舎




神域に入ります。

於葺門


本宮はさらに参道を登っていきます。



谷川の橋を渡って、左が天津彦根命を祀る本社で、右がその子である天目一箇神(あめのまひとつのかみ・製鉄の神)を祀る 一目連神社です。

一目連神社(天目一箇命)





本宮





神明社(天照大神)



「お伊勢さんとお多度さんは、親子の神様です」と記されています。

美御前社(市杵島姫命)



皇子社(天之忍穂耳命、天之菩卑能命、活津彦根命、熊野久須毘命、多紀理姫命、多岐津姫命)


御手洗池

お伊勢さんにある、五十鈴川のよう。


続いて多度大社に隣接している「多度観音堂」と「多度稲荷社」へ。



右手にあるのが、多度稲荷社。

商売繁盛・五穀豊穣の神様が祀ってあるそうです。
黄色いのぼりには、「婚活守り」の文字が。

左手にあるのが、多度観音堂。

伊勢西国三十三霊場巡りの33番札所。
御本尊は十一面観世音菩薩、千手観世音菩薩。市の重要文化財だそうです。
763年に多度大社の東の地に満願禅師が道場を開き、丈六の仏像を礼拝、安置し修行をしていた。
ある夜、多度大神の神託を受け堂塔の建立を発願し、この地に堂を建立したのが始まり。






300年前の鐘

戦争時、鉄の供出を逃れた鐘。
1705年金沢の鋳物師の方が作ったもので、残されているのはとても珍しいそうです。


中は自由に入ってお詣りして良いのですが、サルが入ってくるので、戸締りをしておいてくださいとのことです。




駐車場近くのガレージに・・・。





旧・多度町(たどちょう・桑名郡)マンホール

町の花「アヤメ」、町の木「梅」に「うぐいす」、「多度山」が描かれています



写真は4月19日のものです。
説明文は公式サイト、Wikipediaを参考にしました。

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白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)

2019-08-08 | デジカメ紀行
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)

石川、福井、岐阜の3県にわたり高くそびえる白山は、古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきました。ふもとに暮らす人々や遥かに秀麗な山容を望む平野部の人々にとって、白山は聖域であり、生活に不可欠な「命の水」を供給してくれる神々の座でした。
やがて山への信仰は、登拝という形に変化し、山頂に至る登山道が開かれました。
加賀「石川県」の登拝の拠点として御鎮座二千百年を越える当社は、霊峰白山を御神体とする全国白山神社の総本宮です。



一の鳥居

神域への玄関にあたる鳥居。曲線を用い、装飾を施した明神型の大鳥居は高さが6.4mもあり、石造りでは日本有数の大きさです。この鳥居は、昭和11年(1936)に建てられたもの。白山比咩神社には長らく鳥居がなく、白山七不思議のひとつといわれていました。

一の鳥居の奥に、杉や欅(けやき)、楓(かえで)などの樹木に覆われたおよそ250mの表参道が続きます。


(公式サイトより)

参道



琵琶滝

表参道の中ほどにある滝。清冽な谷水を手取川に注いでいます。





老杉

指定天然記念物

手水舎(表参道)



表参道、北参道、南参道の3カ所にそれぞれ趣の異なる手水舎があります。


二の鳥居


鳥居をくぐったすぐの所に。
狛犬
   


大ケヤキ

境内神門前にあります。胸高周り約5m、樹高25m、推定樹齢は1000年と伝わっています。
白山市指定天然記念物


神社の近くを流れる手取川の説明板



荒御前神社(あらみさきじんじゃ)

神門のそばにある境内摂社。
荒御前大神、日吉大神、高日大神、五味島大神の4柱が祀られています。


神門

一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居をくぐった先にあります。


神門をくぐると右手にあります。

神馬舎

白山比咩大神を乗せて白山に登拝するといわれる神馬の姿を、白山麓の大欅を素材に奉製。


白山奥宮遥拝所

離れたところから白山山頂の奥宮を拝む遥拝所。神門をくぐった右側にあり、大汝峰、御前峰、別山の「白山三山」の形をした大岩が祀られています。毎月1日と15日の月次祭(つきなみさい)では、
神職による遥拝が行われています。


ご神木三本杉





昭和58年(1983)の5月21日に石川県で開催された「第30回全国植樹祭」で、昭和天皇が境内の
杉の種をお手まきされました。この杉は、その時の苗木を御神木として植樹したものです。


松尾芭蕉句碑

元禄2年(1689)に、奥の細道の途次の松尾芭蕉が、
白山の姿に感銘を受けて詠んだ句が刻まれています。





拝殿

人が神様に対して拝礼する場所です。拝殿と幣殿は一体化しており、
内部は総檜造りで、本殿とは30段の木階登廊で結ばれています。
ご祭神である白山比咩大神(菊理媛尊)を祀る社殿です。江戸時代の明和7年(1770)に、
加賀藩10代藩主前田重教(しげみち)の寄進によって造営されました。
造営は、前田家御抱(おかか)えの大工や地元の職人の手で行われました。



拝殿の横に笹飾りがありました。



白山霊水

延命長寿の霊水として名高い白山水系の伏流水。北参道手水舎横に湧き出ており、
遠方から水を汲みに来られるそうです。


盤持石






白山市旧鶴来町(つるぎまち)マンホール 

デザインは町の花「アジサイ」で、アジサイの花を滑り止め凹凸模様で表し、
周囲三方にアジサイの葉が描かれています。中央に旧・鶴来町の町章。


説明文は公式サイトを参考にしました。

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白山高山植物園

2019-08-01 | 花だより


白山に咲く高山植物が見られる植物園があるというので、7月5日出かけてきました。

福井北ICから416号線、福井県立恐竜博物館方面へ。
157号線へ入り、金沢方面へ向かうと左手に見えてきたのが・・・。

堂ノ森神社(どうのもりじんじゃ)









神社庁hpによると・・・。
鎮座地は白山市白峰、御祭神は素盞嗚尊。
古来ここに堂があって守をなしていたところから堂ノ森と称したという。明治に神社明細帳に登載されなかったが、昭和23年に宗教法人になったそうです。

社殿前にある文学碑

北国白山 堂ノ森  判官義経 雪ごもりの地  新平家物語 吉川英治  勧書


すぐ前の橋を渡り、左折します。(矢印方面)






白山高山植物園にはお手洗いが無いのでこちらをお借りします。

白峰クロスカントリー競技場内施設「かもしか」



白山高山植物園駐車場に設置されています。




白山は、富士山、立山とともに日本三名山の一つに数えられ山頂部は、大汝峰(おおなんじがみね)、剣ケ峰(けんがみね)、御前峰(ごぜんがみね)で構成されています。少し離れているのは、別山(べっさん)。

白山山系は他山系から隔離された独立山系です。そのため白山には他の山岳からとび離れて分布しているいくつもの豊かな植物群があります。
白山以西に白山以上の標高を持つ山はなく、日本高山の西の果てに位置することから、ハイマツをはじめ、白山の名を冠するハクサンコザクラやハクサンチドリ、クロユリなど白山を分布の西限とする植物は100種類を超えます。

多くの白山の高山植物が「地球温暖化」により危機に直面しています。
白山高山植物研究会は、1998(H10)年より、石川県白山市の委託を受け、高山植物を主とした白山の自生植物の保護に取り組んで来られたそうです。
白山高山植物園の活動は、白山に自生する高山植物を、低地で種から栽培、増殖し、絶滅のおそれのある種を保全する先駆的な取り組みとして、「いしかわエコデザイン賞」を受賞されています。
植物園は石川県と福井県境近くの西山地区にあり、標高857m。その山頂直下の南斜面7600平方メートルに広がっており、約40種類の花が咲いています。

駐車場から向かいます。

「分かれ道」にやってきました。



こちらから登って行くことに・・・。




クマイチゴ



もう少しで植物園受付です。



白山高山植物園のPRキャラクター、花の妖精フウロちゃん

白山原種の「ハクサンフウロ」がモチーフに。





雨が続く中、最近では「一番の晴れ」と地元の方が言われていましたが、
残念なことに雲がかかっていました。


アサギリソウ


ムカゴトラノオ  ハナチダケサシ
  

ホタルブクロ
  



ヨツバヒヨドリ   タカネナデシコ
  

   ミヤマオダマキ  オオバギボウシ    
  

     キリンソウ  ホソバコオニユリ 
  
  




ヤマハハコ


ヤマブキショウマ


ニッコウキスゲ




ハイマツ


ナナカマド


タテヤマウツボグサ


シモツケソウ


タカネマツムシソウ




シナノナデシコ


コカラ


アカモク


イブキジャコウソウ


アジサイ


帰路(下山)は険しい道の方から。




リョウブ






出てきたのが先ほどの「分かれ道」。



帰路、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)へ寄ることにします。

説明文は公式サイトを参考にしました。




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