【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

葛川息障明王院(かつらがわそくしょうみょうおういん)

2020-09-17 | デジカメ紀行
葛川息障明王院
大津市の最北部、安曇(あど)川渓谷に沿う葛川集落の中心にあります。

天台宗。平安時代初期に、延暦寺の僧であった相応(そうおう)(831-918)が回峰行(かいほうぎょう)の道場として開きました。
相応が始めた回峰行とは独特の行で、100日間、1日30km、夜中に山中などを走るというものです。





寺院は老杉が生い茂る深山におおわれています。
本堂・庫裏(くり)・護摩堂(ごまどう)・宝物蔵などが立ち並び、重要文化財も保存されています。
付近には、相応が滝壺に飛び込んで霊木を引き上げ、不動明王を自ら刻んだという「三(さん)の滝」をはじめ、19の滝があります。
毎年7月18日に太鼓回しが行われます。

御本尊:不動明王立像 千手観音立像 毘沙門天像
近畿36不動尊27番札所
琵琶湖108霊場湖西27名刹18番札所


葛川市民センターに車を停め向かいます。

安曇川を超えます。





食事処の横を通ると、見えて来るのは・・・。



地主神社


  

鳥居をくぐり、振り返ってみると・・・。




手水舎






幣殿



本殿



幣殿から・・・。





地主神社から、さらに進むと、分岐点に。


左 明王院
右 明王谷林道







赤い橋(三宝橋)を渡り、石段を上がったところに明王院があります。



護摩堂
 
1755年建立 重要文化財 宝形造・柿(こけら)葺き


政所表門

1526年建立 重要文化財  切妻造り 柿葺き


石段を上がります。




行者庵室

1834年建立、重要文化財 入母屋造り、柿葺き


本堂



1715年建立 重要文化財 
入母屋造 とち葺き(平成の大修理で金属屋根から「とち葺屋根」に復元)


本堂の中は暗く、入口手前で電気のスイッチを入れ、本堂に入ります。


毘沙門天様、千手観音様、不動明王様が祀られています。
寄木内刳彩色の立像の不動明王様は、完全秘仏。


中の様子








太鼓まわしに使われている太鼓

太鼓まわしは相応が三の滝の滝壺に不動明王を感じて飛び込んだという伝説をもとに毎年7月18日に行われています。
真っ暗な中、大太鼓が回り、お坊さんが大太鼓に登り、暗闇の中へ飛び込むそうです。
滋賀県に古くから伝わる”近江の奇祭”だそう。


境内の様子






  


  
  

分岐点へ戻ります。

明王谷林道方面





30キロメートル程の沢登りだそうです。


マンホール

平成10年10月に市制施行100周年を迎えた際に作成された蓋。
琵琶湖大橋とイーゴス108、びわ湖大花火大会、南湖周遊の外輪船ミシガン、ヨット、レガッタなど、大津市の景観に加え、市の花「比叡山すみれ」、市の木「山桜」と市の鳥「ユリカモメ」が描かれています。


説明文は公式サイトを参考にしました。
写真は8月6日に訪れたときのものです。



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ハシラサボテン

2020-09-02 | 花だより
2019年8月6日に咲いたハシラサボテン。
今年も、8月29日、30日咲きました。

29日

  















30日
朝になり、昨晩咲いた一輪は、しぼみ・・・。



夜になり、二輪めが咲きました。






来年を楽しみに・・・。

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