【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

半夏生

2023-07-23 | 花だより
<半夏生>


奈良県のレッドデータブックで希少種に指定されている、ドクダミ科の多年生落葉草本植物です。七十二候のひとつ「半夏生」の頃に花を咲かせることからその名が付きました。
花期に葉が白くなるのは、虫媒花であるために虫を誘う必要から、このように進化したのではないかといわれているそうです。(白くて目立つ)。
花は葉と同じく白で、紐状。
花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、白い葉の白い部分は色落ちしてふつうの緑色っぽくなります。
葉の一部を残して白く色づくことから「半化粧」とも言われています。




御杖村の神末地区の岡田の谷には、半夏生が約3,000平方メートルに渡って群生しており、見頃には、緑の上に白い絨毯を敷いたような、美しい風景を見ることができます。
例年見頃は、7月上旬~下旬頃となっています。

7月20日訪れました。

臨時駐車場に車を停めて、案内板に従って進みます。


















扉を自分で開け、少し坂道を進みます。


見えてきました。


小さな川沿いで。

    


半夏生園の周りをぐるーっと・・・。



  



「半夏生」
夏至(6月21日頃)から数えて11日目の7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間を半夏生といいます。田植えは半夏生に入る前に終わらせるものとされ、この頃から梅雨が明けます。
「半夏生」は気候の変わり目として、農作業の大切な目安とされています。
田植えは「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるものとされ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。

無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事を行なうところもあります。また、この日の天気で収穫のできを占ったりしました。
関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があります。

「半夏生」は、雑節の中では唯一、七十二候からとられた名称です。「半夏生」の「半夏」は「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草のことで、この薬草が生える時期を指した名称だといわれています。サトイモ科で、地下にある球茎の皮を取って乾燥したものが漢方薬の生薬「半夏」。
(暮らし歳時記より)






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あやべグンゼスクエア

2023-07-14 | 花だより
あやべグンゼスクエア



京都府のほぼ中央に位置する田園都市、綾部。
グンゼ発祥の地で、かつて「蚕都」と呼ばれたまちなかには、繊維工業を中心に栄えた歴史が息づき、周囲には美しい里山や田園風景が広がっています。
この街を訪れた方が、綾部の企業文化やバラの香りに触れたり、観光情報を入手したり、農産物や特産品などのお土産を購入できる新しい出会いの空間として「あやべグンゼスクエア」は生まれました。

6月10日訪れました。




誘致されています。



珈琲で一息。





<あやべ特産館>

特産品の販売、地元綾部産にこだわった特産品、新鮮野菜、加工品、工芸品などを豊富に取り揃えています。綾部の豊かな自然に育まれたこだわりの地元野菜は魅力のひとつです。


平成2年に誕生した市のマスコットキャラクター「まゆピー」。
丸みを帯びた体は平和を尊ぶ市民の和(輪)、大きな足は将来への飛躍と安定に向けた着実なステップを表現しています。頭には綾部を発信するアンテナがあります。
名前は“繭(まゆ)”と“平和(ピース)”が由来です。
綾部市は養蚕とともに発展しました。また、国内で初めて「世界連邦都市宣言」をした平和のまちです。
性格:陽気でマイペース
好きなこと:子どもと遊ぶこと
チャームポイント:つぶらな瞳、くびれたお腹


<綾部バラ園>


2010年10月開園。造成から苗の植栽までで、総勢500名を越えるボランティアスタッフが協力。すべて市民の手づくりによるものです。
現在も、綾部市内を中心に、福知山、舞鶴などから約170名のボランティアにより、維持管理が行われ、150種類1,200本のバラが植栽されています。


  















バラ園のシンボルである「アンネのバラ」は、『アンネの日記』の作者アンネ・フランクの父オットー氏から日本へ送られてきた苗木を綾部在住の親子が根付かせ、株を増やしたという縁があります。アンネの平和への願いを伝えるため、園内中央の世界連邦のマークを囲むように植栽されています。



  










  





 





  


  


  


  


  







展望台へ・・・







  


  









展望台からの眺め



<グンゼ博物苑>

創立100周年を記念し大正時代に使用していた繭蔵を改造して1996年に開苑しました。
グンゼのあゆみを3つの展示蔵(創業蔵・現代蔵・未来蔵)で紹介しています。は、1996年に、創立100周年を記念して発祥の地、京都府綾部市に歴史的な建物・機械・資料を一堂に集めて産業技術史的な資料館を建設し、加えて当社事業のスタートであった製糸業に関係の深いを創設始まりです。

絹織物の原材料となる生糸をつくる「製糸業」から始まったグンゼ。創業者である波多野鶴吉(はたのつるきち)が志したのは、地場産業であった蚕糸業による地元綾部の振興でした。
現代のグンゼは蚕糸業で培ったノウハウを基礎として、多様化した事業活動を行っています。
1F・・蚕糸業で使用していた機械や道具などが展示され、日常生活の中で発見することができるグンゼの製品やサービスを、各事業ごとに紹介。
2F・・グンゼの創業当時のあゆみを近代史とともに振り返り、波多野鶴吉の目指した会社づくりを紹介。 インナーやパンストをはじめとするアパレル事業のこれまでのあゆみが展示されています。

「明日をもっと、ここちよく」をテーマに事業展開するグンゼの最新の製品や技術が紹介されています。
 

























  


  



<グンゼ記念館>

見学は金曜日です。



説明文は公式サイトを参考にしました。




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