【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

追分梅林

2018-03-21 | 花だより
かつて約4000本の梅が咲いて観光客でにぎわいながら、大半が枯れた奈良市中町の「追分梅林」の復活に、奈良県内などの若年性認知症の人と地域住民が挑み始めました。観光、加工品販売などを通じ、雇用の場の創出も目指しています。

第2阪奈道に近い緩やかな谷間の両斜面約11,5ヘクタール。追分梅林組合が約50年前に丘陵地を切り開いて造られました。
関西有数の梅林として賑わいましたが、水路から水があふれるようになって土壌悪化が進みほとんどが枯れてしまい、2011年3月から一旦閉園して農地改良造成を行っていました。

追分梅林復活プロジェクトなどにより、造成工事が続いていますが、2016年春には70本ほどの木で開花。
最終的には4500本ほどになる計画となっています。

3月15日訪れました。







































実った梅の実を刈り取る「梅狩り」も5月下旬~6月上旬に予定されています。


その他に見られた花たち。








村井家









村井家住宅は奈良から生駒暗(くらがり)峠を越えて大阪にいたる街道沿いに位置し、ここが大和郡山との分岐点であるために追分の本陣と呼ばれています。
主屋の屋根は茅葺(かやぶ)きと桟瓦葺(さんがわらぶ)きを組み合わせた大和棟(やまとむね)形式で、この主屋の南東に上段の間、控(ひかえ)の間、玄関などからなる座敷棟が接続します。
宿場建築として貴重。

主屋:桁行14.89m、梁間8.87m、切妻造段違、茅及び桟瓦葺
本陣座敷:桁行12.73m、梁間8.67m、切妻造、桟瓦葺 西北面主屋に接続
年代 19世紀初め~中頃(文化~文政)


説明は、毎日新聞2016年11月1日付、「追分パークへようこそ!」
パンフレットを参考にしました。


我が家の梅(雨あがりの16日撮影)です。










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等持院、有楽椿(うらくつばき)

2018-03-16 | デジカメ紀行
臨済宗 天龍寺派 等持院
暦応四年(西暦1341年)、足利尊氏が天龍寺の夢窓国師を開山にお迎えし、京都衣笠山の南麓に創建されました。
足利将軍家歴代(足利15代、230余年)の菩提所。

耐震補強に伴う解体修理のため、方丈・霊光殿・清漣亭の拝観はできませんでした。お庭だけの拝観です。

鐘楼


山門




庫裏へ。



見上げてみると・・・




庫裏から、書院へ向かうと、正面に・・・。

祖師像

天龍寺派 元管長 関牧翁老師筆



書院からお庭に下り、散策です。

書院


書院正面にある芙蓉池。

右手に見える建物は方丈(本堂)。


庭園
夢窓国師作として伝えられています。天龍寺や西芳寺(苔寺)の庭の作者としても有名です。
心字池(草書体の心の字をかたどって作られた池庭)のあたり、夏至の頃には、半夏生(三白草)が咲き、
書院から西の芙蓉池は、衣笠山を借景にした池泉回遊式で、さつき、くちなし、芙蓉、モミジなどが見られるそうです。
今は、寒の頃から春先にかけ咲きはじめる有楽椿(侘助、樹齢400年、高さ十数メートル)を見ることができます。


芙蓉池から心字池へとお庭を散策します。


















心字池辺り






梅はもう少しです。



紅葉

色付けば綺麗でしょうね。



境内で。

馬酔木


サザンカ


説明文は公式サイトより。


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中本山 三寳寺(さんぼうじ)

2018-03-08 | デジカメ紀行
中本山 三寳寺(さんぼうじ)
京都市右京区鳴滝にあり、「先祖供養」「水子供養」「ペット供養」や「交通安全」「開運厄除け」「安産祈願」「合格祈願」などのご祈祷をされています。

寛永5年(1628年)右大臣菊亭(今出川)経季卿と中納言今城(冷泉)為尚卿が後水尾天皇の御内旨を受け、中正院日護上人を御開山に迎え建立された中本山です。
「金映山妙護国院三寳寺」の号は後水尾天皇より賜ったと伝えられています。
塔頭寺院は十二ヶ寺。

3月6日訪れました。






冠木門(かぶきもん)の山門



手水舎


庫裏



本堂

昭和4年「昭和天皇」御即位式の建造物を一棟下賜せられ、これを移築。
日蓮大聖人、日朗上人、日像上人の御真骨を安置、開山日護上人作の釈迦如来・多宝如来・日蓮大聖人・子育鬼子母神・七面大明神等を
お祀りしています。


だるまのおみくじです。


綺麗に並べられています。


庫裏の前には、宝暦年間に京都御所菊亭家邸内より根分け移植された名桜「御車返しの桜(余りの美しさに帝が車を返したと言われる)」があります。
平成16年京都市より「保存樹」として指定されました。

境内にある枝垂れ桜は、円山公園の枝垂れ桜と姉妹の桜だそうです。

楊梅(やまもも)

樹齢七百年の古木で、平成9年に京都府より「府民の木」に
認定されています。



茶室「松宝庵」

忠臣蔵赤穂義士の大高源吾に、
吉良邸の茶会の日を教え主君の仇討ちを
助けたことで有名な茶道宗徧流流祖山田宗徧が、
茶道の奥義を究めた故事を顕彰して建てられました。


妙見宮へ向かいます。



鐘楼







千躰佛釈迦堂

六尺坐像の釈迦佛を安置し周囲に三寸立像の釈迦佛壱千体をお祀り。
昭和59年再建。



さらに階段を上がります。



途中にあるのが・・・。

三十番新堂





大黒堂

平成7年に再建。
福徳の神・三面大黒福寿尊天をお祀りしています。
秘仏大黒尊天で六十年に一度、甲子の年に開帳されます。




最上稲荷殿




振り返って・・・。



見えてきました。



  


妙見堂

「洛陽十二支妙見」のひとつで、人間の運気と方位、寿福を司る
北辰妙見大菩薩を祭祀。

    


開運厄除け、方除け、寿福の神様。
「鳴滝の妙見さま」、また願が叶うところから「満願妙見宮」と親しまれています。
戌歳生まれの人の守護神として、また戌が安産に通じるところから安産祈願所としても有名です。
昭和47年再建。

「戌」にちなみ、十二支の方位盤の台座にのった、母犬と子犬たちの石像「子宝犬」があります。









犬の形のおみくじです。


「洛陽十二支妙見」は・・・
妙見大菩薩は、北極星、北斗七星を神格化した菩薩であり、諸星の王として宇宙万物の運気を司どり支配される菩薩です。
京都の中心である御所・紫宸殿を中心に十二支の方角に祀られた妙見宮から構成され、それぞれの妙見宮をめぐり開運、厄除けを祈願していました。
洛陽十二支妙見めぐりは、自分の干支にあたる寺院から、また、今年の干支にあたる寺院からお参りするのも良いようです。

子:西陣の妙見宮(善行院)
丑:本満寺の妙見宮(本山本満寺)
寅:修学院の妙見さん(道入寺)
卯:鹿ケ谷の妙見さん(霊鑑寺)
辰:岡崎の妙見さん(満願寺)
巳:清水の鎮宅妙見宮(日體寺)
午:伏見大手筋の妙見さん(本教寺)
未:未の方の妙見さん(法華寺)
申:島原の妙見さん(慈雲寺)
酉:小倉山の妙見宮(常寂光寺)
戌:鳴滝の妙見宮(三宝寺)
亥:鷹峰の岩戸妙見宮(円成寺)


境内で






「ほうろく灸祈祷」

(写真はホームページより)

土用の丑の日に行う「頭痛封じ、暑気封じ、中風封じ」の祈祷です。
呪文を書いた「ほうろく」を、頭の上に乗せ「もぐさ」を置いて火をつけ、木剣で九字を切り悪鬼邪霊を払う祈祷は日蓮宗の独特の秘法によるものです。
テレビや新聞、雑誌に紹介されています。

今はあまり花も咲いてなかったので、桜の季節に訪れてみたいと思います。

説明はホームページより。

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