保健福祉の現場から

感じるままに

濃厚接触者以外にどこまで広げて検査を行うか

2020年08月15日 | Weblog
8.15NHK「お笑いコンビ「ココリコ」 遠藤章造さん 新型コロナに感染確認」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200815/k10012568661000.html?utm_int=news_contents_news-main_007)。<以下引用>
<お笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造さんが新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと所属する吉本興業が発表しました。吉本興業によりますと、遠藤さんは今月12日に発熱し、その翌日にPCR検査を受けたところ、15日、陽性と確認され、現在は自宅で療養しているということです。遠藤さんは今月8日に、いずれも吉本興業に所属するお笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱さんと、お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さん、それに別のタレントの4人で同じ場所に集まって動画投稿サイト「YouTube」の配信を行っていたということで、15日までに遠藤さん以外の3人も新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。遠藤さんの相方の田中直樹さんの感染は確認されていないということで、吉本興業は、「発症日、濃厚接触者確定等、保健所の判断が示され次第、指導に従って適切に対処してまいります」としています。>

5.29「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」(https://www.mhlw.go.jp/content/000635400.pdf)(https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200529.pdf)p3「「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」(「無症状病原体保有者」を含む。以下同じ。)の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。・ 患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者 ・ 適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者 ・ 患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者 ・ その他: 手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と 15 分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。」、p5「 「濃厚接触者」については、健康観察期間中において、咳エチケット及び手洗いを徹底するように保健所が指導し、常に健康状態に注意を払うように伝える。不要不急の外出はできる限り控え、やむをえず移動する際にも、公共交通機関の利用は避けることをお願いする。」を理解したい。社会経済活動を維持するためには、濃厚接触者自体を減らすことが考えられるであろう。8.6日刊ゲンダイ「他国と何が違う? 政府の中途半端な方針が生んだ感染爆発」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/276937)の「「日本ではクラスターがあっても濃厚接触者以外PCR検査は実施していません。専門家会議が『無症状の人に検査をしても意味がない』ということを言い、希望者もよほど具合が悪くなければ受けられなかった。感染症法に基づけば検査は濃厚接触者に限られます。しかしこれがいまの大炎上につながるんです」」に賛同する方が少なくないかもしれない。8.7厚労省「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の更なる強化について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000657888.pdf)で「クラスターの発生など地域における感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合には、自治体の判断により、現に感染が発生した店舗等に限らず、地域の関係者を幅広く検査することが可能であるため、積極的に検査を検討いただきたい。なお、「新型コロナウイルス感染症に係る行政検査に関するQ&Aについて」(令和2年7月 15 日付け事務連絡)において、当該地域や集団、組織等に属する者に対する行政検査については、濃厚接触者に対する検査とは別のものとして行政検査を行うことが可能であり、検査対象者は濃厚接触者として取り扱うことはしないこと(14 日間の健康観察の対象としない)をお示ししているので、同様に取り扱われたい。」とある。8.6NHK「感染拡大防止に接触者を広く検査 墨田区保健所の取り組み 東京」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012554751000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_033)では「感染が再び拡大して各地でクラスターが相次ぐ中、厚生労働省は、より積極的な検査が必要だとして先月15日(7月)、保健所が「特定の地域や集団でクラスターの連鎖が生じやすい」と判断した場合には、濃厚接触者以外でも自治体の行政検査の対象にすることができるという通知を出しました。ただし、濃厚接触者以外にどこまで広げて検査を行うかは、それぞれの自治体の判断に委ねられています。」と報じられており、「だ液検査」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11636.html)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12488.html)も活用しながら、濃厚接触者以外にも積極的に検査しても良いように感じる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 帰省と検査 | トップ | 新型コロナと応召義務 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事