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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

蔵王温泉の旅

2008年06月21日 22時27分06秒 | Weblog
 蔵王温泉へ出かけた。1泊2日の旅行だが、飛行機代と宿泊代それにレンタカー代とさくらんぼ狩り代を含めて2万9千円という格安の旅行プランだ。新聞広告で探してきたカミさんは、「これって絶対にお得よね」と言う。どうしてANAがこんな値段でやっていけるのか不思議だが、JTBの九州温泉2泊3日の旅のこともあるから、ホテルが悪いか料理が悪いのではなかろうか、そう思っていた。ところが今回は充分に満足できるプランだった。

 バス旅行と違って、レンタカーで行く旅行はそれぞれが自分のペースで回ることができる。これはうまいアイディアである。ガソリン代や高速利用料金は自分持ちだが、自分たちで計画し、行きたいところへ行けるという旅行プランは面白い。蔵王温泉の湯巡りは九州黒川温泉ほどの規模はないけれど、それなりに温泉を楽しむことができる。どこへ行っても硫黄の臭いばかりだと言う方には申し訳ないが、美肌に効果があるとなれば、女性はそれだけで満足なのだ。

 さくらんぼ狩りは始めての体験だったけれど、案内のお兄ちゃんは親切に私の話し相手を努めてくれた。さくらんぼがどのようにして山形に生まれたのか、若い樹よりも20年30年経た熟年の樹の方が味の良いさくらんぼを実らせることも彼から教わった。カミさんは脚立に上って、よく実ったさくらんぼを次々と口に入れていたが、私はいくつか食べたら、もうお腹が一杯になってしまって、食べる気がしなくなってしまった。

 それにしても、佐藤錦は甘く美味しいが、実際に値段も高い。農家の人たちの手間ひまと1年に1回しか収穫できないことを考えれば、やはり当然の値段なのかも知れない。ものの値段は需要と供給のバランスで決まるというけれど、もっと根本的な、生きていくために必要な値から決まることはないのだろうか。そんなことをふと思った。

 井上真央ファンの孫娘は「テレビの仕事に就けば、真央ちゃんに会えるかな」と言うから、「そりゃー会えるでしょう」と答えると、「でもなー、テレビで話すのはできないなー」と言う。「何もアナウンサーにならなくても、番組を企画する人になればいいじゃーない」とアドバイスをすると、「そうか、それはいいね。そうなると男も子どももいらんね!」と、恐ろしく現実的なことを言う。なるほど、孫娘も彼女らしく、自分の価値観を作り上げてきているのだと、実感した。

 私自身はいいころ加減の人生を生きているが、それは結果であって、私はいつも全力投球で生きているつもりだ。友だちが好きな女性に「そんな先のことをくよくよ考えたって、意味ないわよ。二人で会ってる時は、今日一日をどう楽しむか、そのことだけを考えてよ。」と言われたそうだが、私は彼女の意見に賛成だ。
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