大和塾の皆さんと岡崎市美術博物館へ、「シャガール展」の鑑賞のために出かけた。「シャガール展」を観てもらいたいこともあったけれど、美術館の造りや周りの環境も味合って欲しいと思った。よい企画だと思ったが、いろんな都合もあり、全員参加とはならなかった。サークルではよくあることであり、仕方がないと思う。
シャガールは日本では人気のある画家だからよく企画されるが、今回の作品はこれまでにないものが多かった。それに展示されている作品の数の多いのには脅かされた。驚いたことは他にもあった。作品に方眼紙のような線が引かれたものがあり、「アレは何か?」と尋ねられたので、おそらくこれは下絵で拡大するための線だと思うと、方眼紙の使い方を描いて説明していたら、係りの女性がやってきて「それはシャープペンですね」と念を押していく。なるほど、展覧会の会場ではボールペンやナイフやで作品を傷つける不心得者が時々いるから、その類と見られたのだ。
作品の収集とともに展示の仕方もこの美術館はよく研究している。初めてここを訪れた人は美術館の外観やその周囲の庭園、そしてまた建物の構造などに大いに興味を示す。昼食は美術館内にあるレストランでランチをとった。食べながらいろんな話題が次々と展開していった。それが大和塾の皆さんの良いところで、関心の量も多く質も高い。西洋人が日本人の食生活を知ったなら、「うまい」と思い真似をすると、さらにいっそう食糧危機は進行するだろう。日本人が西洋人並みの質素な食生活を受け入れれば、食糧自給率も70から80%になるんじゃーないだろうか。
そんなたわいのない話ばかりだが、「これだけ医学が進歩したのだから、あなたの寿命は後何年と診断できんものですかね」と言う人がいた。「そんなことができるようになれば、精神障害の人がどっーと増えますよ。いつ死ぬかわからないから、少しずつ死の準備ができて、死への恐怖が薄らいでいくのですから」。そうだろう。もし、自分の死期がわかるようなら、死にたくないと発狂する人や秋葉原の連続殺人のように他人を巻き込んで死んでやるという馬鹿な人がもっと生まれてくるだろう。
「変な時代だね」と言う。「いつごろからこういう兆候が出てきたのか?」。「現在、40歳から35歳くらいの子どもたちからか?」。「えっ、それくらいの子どもの親は60歳代の私たちじゃーない」。「どうやって子どもたちを育てたの?」。「勉強しないとえらくはなれないわよ!と言ったのかしら」。「そう言う親が多かったんでしょうね」。「ウチなどは勉強しなくてもいいと言って育てたんだけど、その子は自分の子どもには勉強せよと言うのよね」。話は尽きない。
美術館の周りの散歩道をそぞろ歩き、もう一つの東公園で花ショウブも見学し、無事帰還した。明日はまた、井戸掘りである。頑張らないといけない。
シャガールは日本では人気のある画家だからよく企画されるが、今回の作品はこれまでにないものが多かった。それに展示されている作品の数の多いのには脅かされた。驚いたことは他にもあった。作品に方眼紙のような線が引かれたものがあり、「アレは何か?」と尋ねられたので、おそらくこれは下絵で拡大するための線だと思うと、方眼紙の使い方を描いて説明していたら、係りの女性がやってきて「それはシャープペンですね」と念を押していく。なるほど、展覧会の会場ではボールペンやナイフやで作品を傷つける不心得者が時々いるから、その類と見られたのだ。
作品の収集とともに展示の仕方もこの美術館はよく研究している。初めてここを訪れた人は美術館の外観やその周囲の庭園、そしてまた建物の構造などに大いに興味を示す。昼食は美術館内にあるレストランでランチをとった。食べながらいろんな話題が次々と展開していった。それが大和塾の皆さんの良いところで、関心の量も多く質も高い。西洋人が日本人の食生活を知ったなら、「うまい」と思い真似をすると、さらにいっそう食糧危機は進行するだろう。日本人が西洋人並みの質素な食生活を受け入れれば、食糧自給率も70から80%になるんじゃーないだろうか。
そんなたわいのない話ばかりだが、「これだけ医学が進歩したのだから、あなたの寿命は後何年と診断できんものですかね」と言う人がいた。「そんなことができるようになれば、精神障害の人がどっーと増えますよ。いつ死ぬかわからないから、少しずつ死の準備ができて、死への恐怖が薄らいでいくのですから」。そうだろう。もし、自分の死期がわかるようなら、死にたくないと発狂する人や秋葉原の連続殺人のように他人を巻き込んで死んでやるという馬鹿な人がもっと生まれてくるだろう。
「変な時代だね」と言う。「いつごろからこういう兆候が出てきたのか?」。「現在、40歳から35歳くらいの子どもたちからか?」。「えっ、それくらいの子どもの親は60歳代の私たちじゃーない」。「どうやって子どもたちを育てたの?」。「勉強しないとえらくはなれないわよ!と言ったのかしら」。「そう言う親が多かったんでしょうね」。「ウチなどは勉強しなくてもいいと言って育てたんだけど、その子は自分の子どもには勉強せよと言うのよね」。話は尽きない。
美術館の周りの散歩道をそぞろ歩き、もう一つの東公園で花ショウブも見学し、無事帰還した。明日はまた、井戸掘りである。頑張らないといけない。