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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

仕事に遊びに

2008年06月15日 21時56分32秒 | Weblog
 昨日そして今日は忙しかった。まず、昨日は朝早くから井戸掘りに出かけた。木曽川の近くなので、水が出ることは間違いないだろうと思ったが、玉石が多いと掘り下げることができないから、そのことの方が心配だった。井戸掘りはうまくいった。うまくいったことから振り返ってみると、先日、一日中かけて庭に2箇所も掘ったあの井戸掘りも、本当はうまく行っていたのではないかと思えた。井戸掘りや水の汲み上げのために使っているポンプとホースの接続部分に漏れがあったので、汲み上げる水量が少なかったのではないかと思う。

 例によって、まずスコップでの穴掘りから始める。これが実に大変で、何しろ年寄りばかりだからすぐに息が切れる。けれども、依頼主にそんなところを心配されるようなことがあってはならないから、いかにも順調にベテランの作業員の振りして、手際よく進めなくてはならない。ところが2メートル80センチほど掘り進んだところで、リーダーは4メートルのパイプで一気にやると言い出す。いつもなら、1メートルか2メートルずつ繋いでいくのになと思うが、何か思うところがあるのだろうと4メートルのパイプで試みるが、やはり無理がある。結局4メートルを半分に切断して、3メートル80センチほど掘り進んで、「よし、水脈に当たった!」と言う。

 水を汲み上げてみると、ものの見事に透き通ったキレイな水がドッドッと流れ出してきた。「バンザイ!」「やった!」である。もたもたした時間を取り除けば、作業を始めて水が出るまで、実質30分少々だ。そう考えてみると、リーダーが何やらもたもたと余分なことばかりやっていたのは時間稼ぎだったのだ。余りにも短時間にこのように大量の水が出てきたのでは、作業の重みがなくなってしまうとリーダーは判断したのだ。

 毎日新聞の記者が取材に来て「タイミングが良すぎますね」と言う。どういうことかと聞くと「今朝、宮城県で大規模な地震があったんですよ。あれ、知らないんですか?」と言う。私たちは朝早くから現地に来ていたので、ラジオも聞いていないしテレビも見ていない。やはり井戸の効果は大きい。しばらくすると防災ボランティアリーダーの人たちが20人ほどやってきた。井戸が防災上で果たす役割を確認するためだ。

 この日の午後は、夜に我が家で行なう「偲ぶ会」のための準備をした。一緒によく飲み、韓国旅行にも行った友だちを、仲間の私たちで思い出して、飲もうという会である。亡くなった彼は丁度私の兄と同年だったことや私の活動を本当によく支えてくれた人なので、私には実に思い出深い。13歳も年上でしかも会社の社長まで努めた人なのに、私の手足となって働いてくれたのだ。

 さて、今日の午前中は土いじりをし、午後からは友だち2人と「コミュニティ・ビジネスを知ろう」と題する地域おこしの講演会を聞きに出かけた。NPO「おたすけ」を立ち上げようとしている私たちとしては、何か役に立つ話ではないだろうかと考えたからだ。私にはちょっと退屈な話だったけれど、一緒に出かけた人は「おもしろかった」と言うから、ムダではなかったのだと思う。
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