撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

さつまいもの収穫がはじまりました

2024年10月04日 | こんなことがありました!

9月になって箕面市農業公社の畑で、さつまいもの収穫が始まりました。

紫色のさつまいもが土の中から次々と現れました。厳しい暑さが続いていたので、成長を心配していましたが、なんとか大きく育ってくれました。

すでに10月1日の学校給食(豚汁)に使われています。これからドンドン出していきますね。

さて、農業公社では、3年間頑張っていた井口さんが8月に卒業されました。これからは、新規就農者として、新稲で学校給食を中心とした野菜作りに励まれます。

農業者図鑑(No.6)のページでも紹介しています。あたたかい目で応援をお願いします。

 

そして、9月に期待の新人が入ってくれました。秋本さん(写真左)です。

今はか弱く見えますが、これから先輩の宮本さん(写真右)にしっかり鍛えられて、逞しくなることでしょう。

立派な農業者目指して、頑張ってください。

みなさんどうぞよろしくお願いします。

<秋本さんこれからがんばってモミ~

 


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箕面産のたまねぎ『みのぉったま』の収穫が始まりました

2024年05月16日 | こんなことがありました!

一般社団法人箕面市農業公社は、箕面市内の農地で学校給食用の野菜を栽培しています。

学校給食用のたまねぎ、通称『みのぉったま』が収穫の最盛期を迎えています。

今年の出来も上々で、大きく立派に育ちました。

ゴールデンウィーク以降は雨が多く、農地が乾くのを待つことがあり、予定どおりに進まないことがありますが、丁寧な作業を心がけています。

将来就農を目指すかたが、ボランティアで収穫などの作業をお手伝いくださることがあります。

いろんな人たちの力もお借りしながら、梅雨に入るまでに農地の全てのたまねぎを収穫します。

5月15日の献立から『みのぉったま』が使われています。

6月まで全小中学校で使われる予定です。

 

<みのぉったまを使った給食を食べたいモミ~


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~千利休も愛したといわれる、伝統の菊炭を守る~ 止々呂美地区で菊炭作りが行われ、とどろみの森学園の児童が炭焼き体験をしました

2024年03月13日 | こんなことがありました!

 箕面市の止々呂美地区は柚子の生産地として有名ですが、良質なクヌギ材を使った炭焼きの生産地でもあります。菊炭(きくずみ)とは、木口断面の中心から外側に向かって放射状の細かい割れ目が入り、断面が菊の花のような美しい模様になるように製炭させた木炭です。火つき・火持ちが良く火力があるうえに、パチパチとはじけたりせず着物に燃え移りにくく立ち消えしたりしないことから、高級炭として茶席などで重用されてきました。昔はさかんに行われていた炭焼きですが、昭和30年代以降、電気・ガスの普及と生産者の高齢化などにより生産が減少し、市内で現役の炭焼き窯は現在1つのみとなっています。

 

今回取材させていただいた中上さんの炭焼き窯は「中政園窯(なかまさえんがま)」といい、直径約2メートル、高さ約1.5メートルのドーム型で、中は大人が4人ほど入ることができる大きな窯です。

 

 炭焼きには、樹齢10年から20年のクヌギを使用します。これらは何度切っても再生される天然木で、伐採後の切り株から再び新しい芽が生え、8年程度で炭づくりに適した太さに成長するそうです。また、クヌギは伐採適齢期(7~8年程度)で伐採することによって、萌芽更新が推進され、里山林の循環を支える役割も果たしています。

 

1月に菊炭の材料となるクヌギを集め、2月下旬には窯に材料を入れて、火入れを行う「窯入れ」が行われました。その後三日三晩かけて焼き、徐々に空気の入りなどを調整、煙が青白い色に変わるなどタイミングを見計らって窯の入口を塞ぎ蒸し焼きし、少しずつ冷ますことで直径約5~10cm、長さ約70cmの菊炭が完成します。

 3月13日(水曜日)には、とどろみの森学園6年1組の児童41名が、地元の特産品を知る総合授業の一環として菊炭作りを体験しました。

 

 子ども達は、窯から炭を取り出す係、炭を運ぶ係、炭を箱に詰める係に分かれ、全員が全ての役割につけるようにローテーションをして作業しました。

窯がまだ温かい状態で、子ども達の作業が始まり、全身灰まみれになりながらも満面の笑みで、菊炭を取り出していました。

 菊炭作りを体験した児童は「窯の中に入ったのは初めてだったけど、意外と広くてびっくりしました。秘密基地みたいでわくわくしました。」や「初めての体験だったけど、とても良い体験ができました。昔はたくさん窯があったけど今はだいぶ減ってきているという話を聞いて、地域に貢献して、伝統を引き継ぐことは大切だと思いました。」と話し、普段はできない体験を楽しんでいました。

 市内唯一現役で炭焼きを行っている中政園窯の中上さんは「昔から営々と受け継がれてきた炭焼も、平成11年頃には「最後の炭焼職人」呼ばれるようになりました。たまたま止々呂美小中PTA役員をしていた頃に、伝統を引き継いでいきたいという思いから、学校に働きかけると「伝統を受け継ぐ素晴らしい事だ」と、快く受け入れてくださいました。それからは一年も途切れることなく、毎年この時期に、とどろみの森学園の子どもたちに炭焼体験をしていただいています。子どもたちに昔の話をしますが、完全に異次元の世界の話を聞いているかのようで、実際どこまで伝わっているのかは分かりません。ですが、この伝統である炭焼の行程の一部を体験したんだと、誇りに感じ楽しかったと思ってくれれば、それで良いのかもしれません。」と話しました。

<お問い合わせ先>

みどりまちづくり部 農業振興室

TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466

 

〈伝統の菊炭を守っていきたいモミ~!


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ニュージーランドのコインにある図柄とは?

2023年12月26日 | 国際交流員から

Kia ora! (マオリ語の挨拶)
国籍:ニュージーランド(NZ、アオテアロア)
氏名:トレース
職業:箕面市国際交流員
趣味:イラスト、アニメ、ビンテージ服

 

皆さん、are you keeping warm?(英語:暖かくしていますか?)
ニュージーランド(以下NZ)出身の国際交流員トレースです。
先日、硬貨収集家をしている知り合いがNZの古銭を見せてくれました。久しぶりにNZのコインを触れてみて懐かしかったです。各国のお金には、その国独自の大切なシンボルがデザインされていますので、コインをパッと見るだけでその国の文化や歴史を少し味わえます。
というわけで、今日のブログのテーマはNZのコインにある図柄です!

まず、NZのコインを見るとまず気が付くのは裏面にある女性の顔です。
NZはイギリス連邦の一部ですから、イギリス女王のエリザベス2世の顔です。特に興味深いのはコインが作られた年によって、女王の年齢で顔が違います。


では、各コインの表面のデザインを見てみましょう!

2ドル
2ドルの特徴は、Kotuku・White Heron(マオリ語:コテェウク・英語:ホワイト ヘロン)(白鷺)のデザインです。白鷺は日本とNZを含めて色んな国に在来種となっていますが、NZではとても珍しいのでマオリ文化で白鷺が「一期一会の美」と言われています。


1ドル
1ドルの図柄はNZの最も古典的なシンボルである、Kiwi(マオリ語・英語:キウイ)の鳥です!キウイの周りにも、国立植物であるPonga・Silver Fern(マオリ語:ポンガ・英語:シルバー ファーン)(NZに自生するシダ)が描かれています。そのシダは表面が緑色で、裏面が真っ白ですから、英語で「Silver(銀色) Fern(シダ)」と名付けています。

 

50セント
このコインには、イギリス帝国の海軍士官であったジェームズ・クック氏のエンデバーと言う船と、後ろに富士山とそっくりな山が描かれています。実はこの山がNZの北島にあるタラナキ山で、世界で最も左右対称な火山の一つらしいです。富士山とあまりに形が似ているので、「ラスト・サムライ」の映画では富士山としてタラナキ山が使われたそうです!

 

20・10セント
この2つのコインにはマオリ文化の伝統的なデザインがあります。


20セントには、Pukaki(プーカキ)と言う18世紀マオリ戦士を元にした木像が描かれています。その木像は1836年に作られ、様々な展示会で使用されてから、現在故郷であるNZのロトルア地方で大切に保護されています。

10セントには、Koruru(コルル)という面の彫刻が描かれています。顔にかぶる面ではなく、ほとんどのコルルはマオリの集会場の正面に飾られていて、各部族の重要な祖先の顔を示しているものです。

 

(上記の写真提供:(C) Reserve Bank of New Zealand

プーカキの木像(高さは5メートル以上)
(提供:(C) NPL - DeA Picture Library / G. Sioen / Bridgeman Images

コインの紹介はここまでですが、少しでもNZ文化の勉強になりましたか?

日本でかなり現金主義が強いのはびっくりし、初めて日本に来たとき、1円玉が日に日に余っていって使い道が見つからなかったです。でも、穴が空いている5・50円玉がかっこいいと思ってほしくなりました。
NZでお金を払うとき、現金よりカードをタッチで払うのが一般的になっています。そうなると、細かい現金が少なくなって、バスで20ドル札で払おうとすると運転手さんから断られた経験があります(おつりがないため)。そうならないように、日本にあるコインの出し入れができるATMをNZに輸入してほしいです!

他のブログに興味があれば、「国際交流員から」のボタンからご覧ください!
箕面市はNZとメキシコと姉妹都市関係があり、国際交流員の私とオーランドさんがそれぞれの国の文化を紹介しています。

それでは、Meri Kirihimete(マオリ語でメリークリスマス)!

クリスマス・トレース
(今月2日の箕面市農業祭で撮った写真)



 <
  コインを集めたいモミ~


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第13回箕面食育フェア

2023年12月07日 | こんなことがありました!

12月2日(土曜日)「第13回箕面食育フェア」を開催しました。芦原公園で開催された「第48回箕面市農業祭」と併せて開催することで、より多くの市民のかたへ箕面市の食育の取り組みをご紹介することができました。

箕面食育フェアは、「健康につながる良い食習慣を身につける機会になること」及び「箕面産野菜のPRを行い地産地消をすすめること」を目的に、平成23年度から開催しています。

今年度は食育パネル展示の他、体験コーナーや試食コーナーがありました。

【食育パネル展示コーナー】
●「箕面産野菜を使ったおにぎりランチ」作品展示
今夏に募集し、応募していただいた「箕面産野菜を使ったおにぎりランチ」全92作品の展示を行いました。箕面市内で収穫された野菜をたくさん使った、アイデアいっぱいの作品が勢ぞろいしました。来場されたかたには、「いいね!」と思う作品に投票していただきました。

「1人で作ったんだって、すごいね」「テーマがいい!発想がすばらしい!」「おいしそう!食べてみたい」など、みなさん写真やおすすめポイントをじっくり見て投票されていました。

投票の多かった10作品の応募者のかたには、12月中に記念品をお送りします!
投票結果の発表は、記念品の発送をもって代えさせていただきます。また、投票結果に関するお問い合わせはお受けできませんので、ご了承ください。

全ての作品をブログに掲載していますので、是非ご覧ください。
「箕面産野菜をたっぷり使ったおにぎりランチ」のご紹介! (goo.ne.jp)(外部サイトへリンク)

●学校給食に出荷してくださっている農業者のみなさんのご紹介
箕面市では地産地消をすすめており、学校給食や保育所給食に箕面市の農業者のかたや、箕面市農業公社から、箕面市内で収穫された野菜や果物、米などを納品していただいています。食育フェアでは、いつも学校給食に納品してくださっている農業者のかたや、箕面産野菜を購入することができる朝市を紹介しました。

●箕面市の食育紹介
箕面市で開催している食育教室の紹介や、保育所で実施している食育の紹介、学校給食や保育所給食の献立レシピの配布などを行いました。

【体験コーナー】
●めざせ5つ星!栄養バランシュラン(大阪青山大学健康栄養学科)
バイキング感覚で、230種類もの料理サンプルの中から1食分の料理を選んでいただき、栄養バランスを星の数で判定しました。
結果については、大阪青山大学健康栄養学科の学生さんが説明してくれました。

●野菜食べてますか?ベジチェック(明治安田生命)
野菜の摂取量が足りているかを、手のひらで簡単に確認しました。
結果は12段階で判定されます。

●あなたの血管年齢は何歳でしょう?血管年齢測定(スギ薬局)
血管の健康度を、指1本で測定しました。
日頃の運動や生活週間などから、5段階で判定されます。

来場されると全て測定されるかたが多く、日頃の食生活を振り返るいい機会になったのではないかと思います。

【試食コーナー】
箕面市の食育ボランティア「ヘルスメイト」のみなさんが作った、箕面産野菜を使ったおいしい「野菜スープ」と、保育所給食で提供している牛乳や卵アレルギーのお子さんも食べられる「手作りおやつ」から大根もち、大根の炒め漬け、米粉の蒸しパンの試食がありました。旬の箕面産野菜のおいしさを存分に味わえる優しい味付けのスープや、薄味でも旨味があり、ついおかわりが欲しくなってしまう保育所給食のおやつの試食に、とても喜んでいただけました。

また、同じコーナーでヘルスメイトのみなさんの活動紹介やヘルシーレシピの配布などがありました。

【ミニクッキング「おにぎりでゆずるの顔を作ろう!」】
人参のペーストを混ぜ込んだおにぎりに、大根の葉や、人参、のり、塩こんぶなどを使ってゆずるの顔を作りました。豚汁の野菜を参加者のみなさんに切っていただき、ヘルスメイトさんが仕上げてくださいました。

小さいお子さんも、ヘルスメイトさんに見守られながら野菜の皮をむいたり、切ったりしました。

おにぎりの上に、にんじんやのりのパーツを載せて、いろいろな表情の「ゆずるおにぎり」が出来上がり!

ミニクッキングに使った米や、ごぼう以外の野菜は、全て箕面産です!
箕面市内で収穫された、新鮮でおいしい野菜と新米を、しっかり味わいました。

参加者からは「親子でクッキングできる機会ができて嬉しい!」「箕面産の野菜っておいしい!」などの感想がありました。普段と違う食体験を経験するのもいいものですよね。

今年は天気がよく、4年ぶりに体験コーナーや試食コーナーを実施することもできて、たくさんのかたで賑わいました。

市内の食育を集めた食育フェアは、「食」について楽しく学び、食の大切さを考えることができる機会となりました。

来年もお待ちしております!>


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農産物品評会を開催しました

2023年12月05日 | こんなことがありました!

12月1日(金曜日)メイプルホールロビーにて第48回箕面市農業祭農産物品評会を開催しました。

今年は、市内の農業者の皆さんから143点もの出品がありました。

品評会は、大阪府や大阪北部農協、箕面市農業委員会、箕面市農業経営者連絡協議会などの農業技術や知識のあるかたが審査員になっています。

審査は、出品物に番号を付け、出品者の氏名がわからない状態で、1.品質・品種の特性、2.品質の純良、3.病害虫の有無、4.商品価値の4点について判断します。

審査員は、ひとつひとつをしっかり見て、意見交換をしながら、慎重に審査しました。

【結果発表】

出品された作品は、翌日の農業祭で販売され、あっという間に売り切れました。

ご来場いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

<立派な農産物がいっぱいだモミ~!来年も楽しみだモミ~!!!


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12月2日は第48回箕面市農業祭です

2023年11月29日 | こんなことがあります!

12月2日土曜日午前10時から「箕面市農業祭」を開催します。

芦原公園では、毎回人気の新鮮な箕面産野菜、葉ボタン、花苗などの直売コーナー、実生ゆずを使ったゆずマーマレードなどの地産地消コーナーがあります。

フードコーナーには、今回からカレーなどのキッチンカーが来ます。

お子様には木工教室やバルーンアートプレゼントなどもありますよ。

また、メイプルホールでは、「箕面食育フェア」を開催します。

栄養バランスを測定する栄養バランシュランや野菜摂取量を確認するベジチェックなどを体験することができます。

次の土曜日はぜひ、エコバッグ持参で芦原公園、メイプルホールへお越しください。

 

 <秋の実りを楽しむモミ~

 


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箕面のゆず農家を応援する!ゆず収穫サポーターと農家によるゆずの収穫が行われています

2023年11月20日 | こんなことがありました!

箕面市では、府内で唯一の産地である「箕面の柚子(ゆず)」の生産者を支援するため、人手不足などの理由により、収穫や手入れが十分に行き届かないゆず農家を応援するため、平成22年度から毎年11月に、ゆずが好きで農作業に関心のあるかたを広く募集し「ゆず収穫サポーター」を結成しています。今年度は、応募人数が多く、82名の会社員や学生などが集まりゆず収穫のサポートを行っています。

箕面市の止々呂美地区は大阪府内で唯一、ゆずを生産・出荷しており、約40軒の農家が出荷用にゆずを栽培しています。サポーターたちは、農園に出向き、収穫時の注意点など、止々呂美ゆず生産者協議会のアドバイスを受けながらゆずの収穫等を手伝います。

ゆずは、昔から「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」と言われるほど、実が収穫できるまでに年数がかかるため、通常は5年ほどで結実する接ぎ木栽培が主流です。しかし止々呂美のゆずは、種からじっくり育てる実生(みしょう)栽培という方法で栽培されています。実生ゆずは種から15~20年ほどの年数をかけ成長し、収穫できる希少なゆずであり、全国に5,000本ほどしかないといわれています。また実生ゆずは、接ぎ木のものと比較して、実が大きく、香りが豊かであるのが特徴です。また、甘みや酸味が普通のゆずと比べ2倍近くも差があり、ゆず特有の苦みなども多く、よりゆず本来の味が楽しめます。

また、箕面市では農業者の高齢化や、後継者の農業離れ・域外流出が進み、農業戸数は年々減少傾向にあります。さらに、ベッドタウンとして発展してきた箕面市の交通アクセスはますます利便性が高まり、農業や農村景観の維持存続が困難になることが予想されます。こうした状況を受け、協議会は、ゆずのブランド化を通じ都市住民に箕面への愛着と関心を高めてもらうことなどを目的として、平成21年5月にゆず生産者が中心となって「止々呂美ゆず生産者協議会」を設立しました。

止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治(おのうえよしはる)さんは「昨年はかつてない不作の年でしたが、今年は少し小粒ではあるものの、実生柚子の特徴である豊かな香りはそのままで、完熟の黄色い柚子が、止々呂美の特産品はこれだといわんばかりの豊作です。農業協同組合(JA)には10~15t(トン)ほど農家から出荷されると予定です。11月16日の初日はサポーターさんが10名ほど来ていただき、低木部のゆず収穫作業などをサポートしていただき、本当に助かり、感謝の気持ちがいっぱいです。これから来ていただくサポーターさんの予定日に雨が降らないことを祈っています。」と話しました。

11月20日(月曜日)、収穫作業に参加したサポーターさんは「親子でゆずサポーターを始めてから今年で8年目になりました。子どもたちも楽しそうに作業していますし、農家さんはおじいちゃんの様な存在になっています。ゆずのアレンジ料理はたくさんありますが、自分たちが収穫したゆずで作った自家製ゆずポン酢が一番美味しいです。」と話しました。

 

なお、ゆず収穫サポーターによる収穫作業は、11月21日(火曜日)、24日(金曜日)、28日(火曜日)、12月5日(火曜日)、8日(金曜日)、及び10日(日曜日)にも実施します。

 

【ゆず収穫サポーターに関するお問い合わせ】

みどりまちづくり部 農業振興室

TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466

<ゆずの爽やかな香りがたまらないモミ~


 

 


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箕面産たまねぎ『みのぉったま』の収穫開始です

2023年04月14日 | こんなことがありました!

一般社団法人箕面市農業公社は、箕面市内の農地で学校給食用の野菜を栽培しています。

学校給食用のたまねぎ、通称『みのぉったま』の収穫がはじまりました。

農業公社の職員が、収穫作業に励んでいます。

辛い作業も笑顔でがんばります。

4月12日の給食開始と同時に全小中学校に出荷しました。

現在収穫されているたまねぎは、極早生(ごくわせ)という、植え付けてから収穫までの時期がとても早いものです。

季節が進むにつれて、早生(わせ)、晩生(おくて)と収穫までの時期が遅くなるものに変わっていきます。

収穫時期をずらして、作業を分散しながら、梅雨に入るまでに全てのたまねぎを収穫します。

みずみずしく、甘くておいしい『みのぉったま』をどうぞよろしくお願いします。

<みのぉったま、食べてみたいモミ~

箕面市では、4月1日から9月30日まで、統一キャンペーン「令和5年度末ついに北急が箕面へ!!」を行っています


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~千利休も愛したといわれる、伝統の菊炭を守る~止々呂美地区で菊炭作りが行われ、とどろみの森学園の児童が炭焼き体験をしました

2023年03月08日 | こんなことがありました!

箕面市の止々呂美地区は柚子の生産地として有名ですが、良質なクヌギ材を使った炭焼きの生産地でもあります。この炭焼きは、切り口が菊の花びらの模様をしていることから「菊炭」と呼ばれ、火つき・火持ちが良く、パチパチとはじけたりせず着物に燃え移りにくく、立ち消えしたりしないことから、茶席などでの高級炭として重用されてきました。昔は炭焼きがさかんに行われていましたが、昭和30年代以降、電気・ガスの普及と生産者の高齢化などにより生産が減少し、市内で現役の炭焼き窯は現在1つのみとなっています。


(中上さんと完成した菊炭)

 
今回取材させていただいた中上さんの炭焼き窯は「中政園窯」といい、直径約2メートル、高さ約1.5メートルのドーム型で、中は大人が4人ほど入ることができる大きな窯です。


(中政園窯)


(窯の中の様子)
 
1月に菊炭の材料となるクヌギの材料を集め、2月下旬には窯に材料を入れて、火入れを行う「窯入れ」が行われました。その後三日三晩かけて焼き、徐々に空気の入りなどを調整、煙が青白い色に変わるなどタイミングを見計らって窯の入口を塞ぎ、冷ますことで直径約5~10cm、長さ約1mの菊炭が完成します。


(完成した菊炭)

炭焼きに使う木は、樹齢10年から20年のクヌギを使用しますが、これらは何度切っても再生される天然木です。伐採後の切り株からは、また新しい芽が生え、8年位で炭づくりに適した太さに成長するそうで、里山の保全といった森の循環を支える役割も果たしているそうです。

3月8日(水曜日)には、とどろみの森学園6年生の児童40人が、菊炭作りに参加していました。市内でも菊炭作りを体験できるのは、同学園のみで、地元の特産品を知る総合授業の一環として行われています。


 
児童達は、窯の中に入って炭を窯の外に出す係や窯の外で炭を受け取る係、炭を箱詰めする係などそれぞれ役割交代し作業を行いました。窯の中はまだ温かい状態で児童からは「灰のサウナみたい!」と全身灰まみれになりながらも笑顔で体験していました。


(窯の外で炭を受け取る児童)

ほかの児童からも「普通の木から黒い炭になるのがすごいと思った」「窯の中に並べて置いてある炭が倒れて折れてしまわないように、大事に運ぶことに気を付けた」「出来上がった炭を運ぶ時に、折れないように気を付けて運ぶのが難しかった」「ここでしかできない体験でおもしろかった」など普段できない体験を楽しんでいました。


(箱詰め作業の様子)

中上さんからは「ここでしかできない体験と思い、平成10年頃から毎年子どもたちに体験してもらっています。今は蛇口を回せば簡単にお湯がでたり、炊飯器ですぐお米が炊けたりするけれど、昔は炭や薪を使っていたということも伝えています。今自分達が生活している環境は恵まれているということを少しでも感じてもらえたら嬉しい」と炭焼き体験を続ける思いを語ってくださいました。

<お問い合わせ先>
みどりまちづくり部 農業振興室
TEL:072-724-6728、FAX:072-722-2466

<みんな貴重な体験ができて良かったモミ~

箕面市では、2月1日から3月31日まで、統一キャンペーン「今すぐ自治会に加入してください!自治会を結成してください!」を行っています


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