昨年10月に潮来ボートコース(茨城県潮来市)において行われた「第74回国民体育大会」(主催:公益財団法人日本体育協会ほか)ボート競技少年男子舵手付きクォドルプルに京都府代表の一員として出場し優勝した柴田隼平さんに、2月7日(金曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
併せて、藤迫教育長より箕面市青少年健全育成推進奨励金が交付されました。
柴田さんは小さい頃から海が好きで、現在通っている海洋高校への進学を決めたのも海が好きという理由からです。ボートのことは入学までよく知らなかったそうですが、ボート部に体験入部した際、自分で漕いでスピードを体感できるところが楽しいと感じ、入部することに決めたそうです。
ボート競技にはいくつかの種目がありますが、中でも柴田さんが出場した「舵手付きクォドルプル」は花形種目とされており、4人の漕ぎ手と舵手と呼ばれるコントローラー1人の計5人を1チームとする種目です。
今大会でチームは準決勝でともに1位となりましたが、決勝戦は悪天候のため行われず、準決勝の成績から優勝チームに決定されました。
準決勝では強豪校に競り勝ち、優勝という最上の結果は得たものの複雑な思いもあるようで、「本当は決勝戦をやりたかったです」とも話されました。
高校3年生の柴田さんは国体優勝後、ボート部を引退し、この春高校を卒業されます。
今後のことについて伺うと、「これからは漁師をやります。漁師になりたくて海洋高校に入ったのに、ボートばっかりやっていましたが、もともと海が好きで、釣りも魚も好きなんです」と話されました。
"漁師"という言葉に市長も教育長も驚きましたが、広島にある水産業の会社に就職が決まっているとのことで、これからは仕事として海と長く関わっていくことになります。