1月23日(水曜日)、平成24年度バレーボール 男子全日本中学生選抜で全日本代表メンバーに選出され、海外遠征試合で活躍された牧山祐介さん(箕面市立第3中学校3年生)に、倉田哲郎箕面市長から市長表彰が、森田雅彦教育長から青少年健全育成推進奨励金(激励金)が贈られました。
牧山さんご本人とご両親の他に、箕面市バレーボール協会会長 澤竹様、箕面市立第3中学 松山校長、同校バレーボール部顧問 上田先生もお越しくださいました。
全日本中学生選抜海外遠征とは、オリンピックをはじめ国際的に活躍する人材の発掘・育成を目的に行われているものです。牧山さんは全国選りすぐりの選手が集まる厳しい合宿選考を勝ち抜き、日本代表12人のうちの1人に選出され、韓国との日韓交流遠征試合に出場されました。また選手としての出場だけでなく、全日本メンバー内で優秀選手に選ばれるという快挙も成し遂げれられました。
今回は、本来は外部で着ることが禁止されている全日本代表のジャージ・ユニフォームを、なんと事前に許可を取っていただき着用して来てくださいました。
日の丸を背負う姿はとても頼もしく、市長、教育委員会職員ともども興奮してしまいました。
牧山さんのご家族はバレーボール一家で、お父様、お母様のお二人ともが、学生時代からバレーボールを続けていらしたそうです。牧山さんがバレーボールを始めたのは幼稚園の年長の頃、きっかけはお母様の通われていたママさんバレーボールの練習について行ったことでした。仲の良い兄がボールで遊んでいるのを見て「自分もやりたい!」と思われたそうで、小学2年生からはクラブチームなどで本格的な練習に参加するようになりました。
現在同校バレーボール部のコーチを務められているご両親と
ご家族全員がバレーボールをプレーされていたということで、ご家庭では、気付けば朝から晩までバレーボールの話になっているそうです。またセッターとしての腕を上げるため、左右のバランスを良くするために利き手と反対側の手で食事を取ったり、バランスと筋肉トレーニングを兼ね、お湯を張った料理用のボウルをボールに見立てトスする状態で指で支える筋トレを行ったりと、日常生活もバレーボール中心に回っていると話されました。
「周りの方々のサポートにとても感謝しています。」と話されたお父様
中学校時代はVリーグのジュニアチームに所属しながら、学校の部活でもバレーボール部に所属し活動されてきました。ご両親が同部のコーチもされており、親子一丸となって取り組んでこられた様子が感じられました。部活では部員数が少なくアタッカーとして活躍されていた牧山さんですが、実は全日本ではセッターとしてプレーされており、目指す選手は全日本女子バレーボール代表として長年活躍し続けてきた竹下 佳江選手だと話されました。
牧山さんの活躍写真がずらり
中学3年生ということで受験まっただ中の牧山さんは、高校に入学したあかつきには、やはり春の高校バレー、インターハイ、そして国体に出場できるよう頑張りたいと話されました。けれども今後の進路としては、もちろんバレーボールに集中できる環境で精進しつつ、将来のために、勉強にもしっかり取り組める学校への進学を希望されているそうです。
バレーボール関係者の方から「バレーボールを続けるなら、大学での進路は限られる。」と言及されたことがあるそうですが、それでも牧山さんはやりたいことを諦めず、どちらの道も選べるようにこれからも文武両道を目指していきたいと話されました。そんな牧山さんに対して倉田市長は、「必ずどこかで道は開けます。本当に頼もしい心意気、来年も活躍のご報告を待っています。」と激励されました。
<とっても背が大きくって、モミジーヌは見上げてばっかり・・・さすが全日本代表!これからも、文武両道目指してファイト~!