撮れたて箕面ブログ

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メキシコのサボテン「ノパル」!

2020年09月03日 | 国際交流員から

残暑お見舞い申し上げます。こんにちは!メキシコ クエルナバカ市の国際交流員クラウディアです。約1年前に箕面市に着きました!時間が経つのは早いです。

今月のブログではメキシコのサボテンについて紹介したいです。

サボテン

サボテンを食べると聞いたことはありますか?食べられます!メキシコでは、サボテンをあちこちでよく食べます。サボテンはカクタス科の植物です。カクタス科は300以上の種類がありますが、全部の種類を食べることはできません。食べられるサボテンはスペイン語でNopalかNopales「ノパル・ノパレス」と呼ばれています。

様々なサボテン

一番食べられているのはオプンティアフィクス・インディカ(学名)属です。サボテンの実も食べることができます!実はTuna「トゥナ」と呼ばれています。 果汁を豊富に含んだ果物です。

トゥナ

サボテンはアメリカ大陸原産です。メキシコでサボテンを育て始めて、今ではメキシコは世界で一番、サボテンの生産量と消費量を誇っています。メキシコの中でモレロス州は一番生産量が多い州です。サボテンが育つ地域は、寒暖差が激しく乾燥も厳しい場所です。
農家の人たちは一生懸命育ててくれています。ありがとうございます!

サボテンが育つ様子

メキシコでは最初の文明から、サボテンをとても大事にしています。アステカ文明の伝説の中には、サボテンも出ています。伝説では、湖のサボテンの上で鷲が蛇を食べていて、そこに都を作ったと言われています。アステカ伝説に出てきたことは、メキシコの国旗の国章として描かれています。都が作られた所は、今のメキシコシティです。

メキシコの国旗

サボテンの効能と言われていることは、次の通りです。

大腸がんを防ぐ

コレステロールをコントロールする

糖尿病を防ぐ

肥満を防ぐ

体重を減らす

効果的な水分補給

下痢止め

胃炎・胃潰瘍を助ける

栄養素がたっぷり、等。

サボテンの利用について少しお話しましょう。
サボテンに寄生する「コチニールカイガラムシ」は、元々メキシコの文明の中で養殖され始めました。この小さな寄生虫は、化粧品や染色用の染料、食品着色着色料などで使っています。コチニールは体内に含まれる色素成分の含有量が多いため、色素利用されています。

サボテンは、マーマレード、飲み物などのほかバイオガス発電にも使っています。サボテンには様々な活用方法と効能があるので、oro verde(グリーンゴールド)と呼ばれています。メキシコを象徴する植物なので、メキシコ人にとって欠かせない食品です。美味しいです!あっさりとしていて誰にとっても食べやすい味です。少しねばねばした食感なので、是非食べみてください!食べる前にきちんトゲを取り除いてください!

食用サボテン

<サボテンを食べてみよう!

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