撮れたて箕面ブログ

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~昔の道具をさわって学べる~ 郷土資料館企画展「くらしのどうぐ展」が開催中です!

2018年12月07日 | こんなことがありました!

明治から昭和期にかけて使用されていた生活道具を展示する「くらしの どうぐ展」が、平成31年2月27日(水)まで、箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催されています。この企画展は平成8年に初めて開催され、今回で22回目となります。

今回の「くらしのどうぐ展」では、伸子針(しんしばり)、羽釜、櫓炬燵、謄写版など100点以上の道具を「衣・食・住・学・遊」の5つのテーマに分けて展示しています。使用する場面ごとに道具を分けて展示しているので、昔の道具には暮らしを便利にするための工夫がたくさん詰まっていたことを、より身近に感じることができます。


(展示品はすべて市民のみなさまからの寄贈品です)


(氷冷蔵庫やねずみとりなど)

例えば、「住」コーナーに展示されている自在炬燵(じざいごたつ)は、木枠の中に炭を入れて暖を取る道具で、湯たんぽと同じように使用されていました。この自在炬燵は、就寝中に蹴って転がしてしまっても、中の炭入れから炭が外に落ちないよう、安全に配慮されて作られています。そして、自在炬燵と一緒に、ちゃぶ台や黒電話など「住」に関する道具が一緒に展示されており、昔の暮らしをより具体的にイメージしながら展示を見学できるようになっています。


(左から、自在炬燵、ハクキンカイロ、湯たんぽ)


(左から、ランプ、燭台、黒電話)

このほか、「学」と「遊」のコーナーでは、そろばんや謄写版、おはじき、羽子板、蓄音機など当時の勉強道具やおもちゃなどが展示されており、大人が見ると懐かしく、子どもが見ると今の道具との違いをより身近に感じることができる展示となっています。


(そろばんや当時の教科書)


(印刷に使われていた謄写版や、家庭で簡易な印刷が楽しめる「プリントゴッコ」)


(おもちゃもたくさん展示しています)


(中にはこんなものも)

さらに今回は、昔の道具と現在の道具を実際に触れて比べることができる「さわれるコーナー」が設けられています。「火熨斗(ひのし)とアイロン」「手動式計算機と電卓」「ステレオカセットレコーダーとiPod nano」などの5セットがあり、昔の道具の構造や仕組みを知ることができると同時に、普段の生活で使用している道具がどのように進化したかを実感することができます。


(火熨斗とアイロン)


(竿秤と量り)


(黒電話と携帯電話)


(手動式計算機と電卓)


(ステレオカセットレコーダーとiPod nano)

この企画展には毎年、小学3年生が社会科で「昔のくらし」を学ぶため、箕面市のみならず、池田市や豊中市の小学校からも見学に訪れます。前回(平成29年1月4日~平成29年4月5日に開催)は、計29校が見学に訪れており、今回も既に6校から見学の申込みが入っています。


(今では家庭でほとんど見かけなくなった展示品がたくさん)


(「これは何に使うもの?」など、毎年たくさんの質問が小学生から飛び出します)

ご夫婦で郷土資料館を訪れた岡田亮一さんと清子さんは「昔は家にいても、すきま風が入ってきてとても寒かったので、火鉢や自在炬燵などを使って暖をとっていたことを思い出し、懐かしくなりました。色々な道具が形を変えていく中で、湯たんぽは昔も今も大きく形を変えずに使われていますね」と話しました。


(展示品を見て思い出話に花を咲かせるかたがたも)

同資料館館長の泉谷英雄さんは「今回は『衣・食・住』に加え、子どもたちになじみのあるテーマとして、当時の勉強道具やおもちゃなどを展示する『学・遊』のコーナーも設けています。また、見るだけでなく、触ることで、当時の生活を楽しく学べるコーナーもあって、大人も子どもも楽しめる企画展となっています。ぜひ親子で来館してほしいです」と話しました。


(郷土資料館は2018年4月にリニューアルオープンし、明るく開放的になりました)

【くらしの道具展】
開催期間 12月7日(金)から平成31年2月27日(水)まで(休館日:毎週木曜日)
開館時間  午前10時から午後5時まで
開催場所  郷土資料館(箕面6-3-1、阪急箕面駅から東へ徒歩約2分)
        電話:072-723-2235、ファクス:072-724-9694
入場料   無料

 <郷土資料館では、滝ノ道ゆずるグッズの販売マンホールカードの配布も行っているよ!みんな来てね~♪


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