撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

「箕面左手のピアニスト大使」に智内威雄さん!

2012年06月12日 | こんなことがありました!

6月9日(土曜日)、箕面市社会福祉協議会の法人化40周年記念 箕面市社会福祉大会のオープニングで、箕面市在住のピアニスト智内威雄(ちない たけお)さんに「箕面左手のピアニスト大使」の称号が授与されました。

これは、市にゆかりがありさまざまな分野で活躍されるかたに、箕面市のPRを積極的に担ってもらう「箕面市特命大使」制度に基づく称号で、これまで「箕面特命大使」には、桂 ざこばさん(箕面文化大使)、末成 由美さん(箕面きたかぜゆめ大使)などが大使に任命され、箕面市の魅力を広くPRしていただいています。

この日、智内さんはシューベルトの『アヴェ・マリア』とスクリャービンの『前奏曲と夜想曲』の2曲を演奏してくれたのですが……

なんと、左手だけで演奏されているのです!

実は、智内さんは2001年に右手に局所性ジストニアを発症し、リハビリを行う過程で左手の音楽の世界に触れ、左手のピアニストとして活動されているのです。

目を閉じて演奏を聴くと、とても左手だけで弾いているようには思えず、でも両手で弾いているのとはまた違った魅力がある……そんな演奏に会場のお客様は聴き入っていました。

演奏後、倉田市長から「箕面左手のピアニスト大使」の称号を授与!ゆずるもプレゼンターとして登場しました。

 

<智内さん、「箕面左手のピアニスト大使」としてこれからも箕面をいっぱいPRしてね!


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84歳にして中学校の夜間学級で中学課程を修了された木村かづこさんに箕面市長表彰!

2012年06月12日 | こんなことがありました!

6月1日(金曜日)、長年育まれてきた強い向学心で幾多の困難を克服され、84歳にして本年3月に豊中市立第四中学校夜間学級の中学課程を修了、4月から大阪府立桜塚高等学校定時制に進学された木村かづこさんに、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。

倉田市長は、開口一番「84歳というお年で、これほどのことに取り組まれているということはとても凄いことですね。感動しました」と賛辞を述べたあと、夜間学級に通おうと思われた当時のきっかけについて質問しました。

木村さんは「私の青春時代、ちょうどその頃に太平洋戦争の終戦を迎えたため、十分な勉強ができていませんでした。そのようなこともあって常々機会があればぜひとも一から勉強してみたいと思っていました。8年前のある日、箕面市役所内を歩いていると、ふと掲示板に『夜間中学生募集!』と書かれたポスターが貼られていたのを見て、思い切って応募しました」と当時をふり返りながら元気に話されました。

そして、倉田市長が学校生活の様子について尋ねると、木村さんは「中学校では結構、高齢者のかたがおられました。また先生もやさしく対応してくださり楽しく勉強することができました。ただ、2年前に体調を崩したことがあって、その時は卒業できるかどうか心配でした。一方で高校は若い人が多く、さすがに勉強も難しく定例の試験もありますので大変ですが、先生も一生懸命教えてくださいます。特に英語や理科はなかなか理解しにくく苦労する部分もありますが、それでも勉強は楽しいです。先日は遠足で神戸へ行ってきました」といかにも楽しそうに答えられました。

大抵の授業は全生徒が一緒に同じカリキュラムをこなすそうですが、さすがに体育の授業、特に体を激しく動かすスポーツとなるとそれは無理とのこと。最高齢の木村さんを含め60歳以上の高齢者が3人いるのですが、そのような時は縄跳びやバドミントンをしているそうです。



木村さんは、授業の日は午後5時に家を出て電車で約1時間かけて通学しており、帰宅はほぼ午後10時過ぎになるそうです。

木村さんは「箕面に住んで45年になりますが、この街は住環境も良く高齢者への福祉サービスも行き届いており本当に大好きです。本日は大変ありがとうございました」と話されました。

最後に、倉田市長は「今日は私が元気をもらいました。これからの一年一年は大変でしょうが、お身体に気をつけて、いつまでも頑張ってください」と激励しました。

 

<木村さん。高校生活ぜひともエンジョイしてくださいね!モミジーヌも応援しているよ~!


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