久しぶりに電動自転車の話・・・・・・・・・
友人がPanasonicの
電動アシスト自転車を買った。
買う前から聞いていたからカタログをもらってきて最近の各社の内容を見比べた。
やはり買うのは日本のメーカーのPanasonic、BRIDGESTONE、YAMAHAが良いのは間違いない。
中国の安いものなどは使っているパーツも廉価で錆びやすいものも多いし、乗り捨ててあるのはやはり名も知らないメーカーのものが多い。
BRIDGESTONEの目玉は回生充電があることで、ブレーキをかけたりするというもの。
実はPanasonicも回生充電の車種をいくつか出していたことがあった。
「ViViチャージ」(通称ビビチャ)というものだが別冊カタログを出していたくらいイチオシ的な時期もあったが
製造販売を止めている。
私が今乗っているジェッターを買うときもビビチャを買おうか迷ったが当時掲示板群では否定的な意見も多く実際は思ったほど回生しないとのことで買わなかった。
街ではよく目にはしたが値段も少し高く思ったほど売れなかったのだろう。
あとBRIDGESTONEでは自慢の「アルベルト」で金属のチェーンではなくベルト式になっているので注油したりするメンテが基本はいらないらしい。
電動ではないアルベルトに乗っていたことがあるか確かにこぎ出しはマイルドだったように思うが電動ではどうなんだろうか。
電動アシスト自転車はYAMAHAが開発して世界初で1983年に販売したのは有名な話。
YAMAHAも迷走していた時期がある。
↓の2001年の頃は後輪にモーターがあるタイプをいくつも出していたが現在ではセンターモーターになっている。
この後藤久美子が宣伝していた車種は
こいでいないのに勝手に走りだしてしまうと
いうことでリコールにもなった。
↑の「パス ラクマチック」という機能がついていて変速を速度に合わせて自動で切り替えてくれるというものだった。
この自動変速は非電動にも採用されて私も
この機能が付いたシティサイクルに乗っていたことがあった。
後付けできる安価なものもあったが現在では
自動変速機の付いたものは電動も非電動も無い。
便利だと思っていたがどうして廃れてしまったのだろうか。
街で見ているとシャカシャカとあくせくペダルをこいでいるオバチャンを頻繁に見るが、
ちゃんとローギアからハイギアに切り替えたら
そんなにシャカシャカこがなくも良いのにと思うことがある。
そうしたオバチャン達の為にも自動変速は
良い機能だと考えているのだが。
今はYAMAHAは他とメーカーと比べて特色と言えるものはないように感じる。
ただ、これは友人にも助言したがYAMAHAの電源スイッチにはPanasonicにはない「走行スピード表示」「時計表示」が出来る。
YAMAHAを買ってもBRIDGESTONEを買ってもPanasonicを買ってもはっきり言って後悔などないと考えるがあえてYAMAHAやBRIDGESTONEを選ぶ必要もないと思う。
Panasonicといえば家電のイメージだが自転車との歴史は意外と深い。
興味のある方は↓を
そんな私も乗っているPanasonicの電動アシスト自転車はシェアNo.1。
日本で一番売れている電動アシスト自転車は
ViVi DX(ビビ デラックス)。
デラックスの上にEXというフラッグシップ車種がある。
DXとの違いは鍵を開錠するときにキーをポケットに入れていても電源ボタンを押せば自動で介助する「ラクイック」という機能とタイヤがパンクしにくいパンクガードマン&肉厚チューブを搭載し、キャリアが車体と同じ色になっていることくらい。
以前はEXとDXはバッテリー容量を変えていたが
今は変わらないものになっている。
EXに20Ahという業界最大のバッテリーを搭載していたことがあるが何故か標準装備のものは今は出ていない。
重たいからではないかと個人的には考えている。
そんなViVi DXの10年前のカタログを開いてみた。
10年前はバッテリー容量は8Ahになっていることと、今は液晶スイッチになっていたが2011年のスイッチには液晶は付いていないことくらいで
ほとんど変わったところは見られない。
バッテリー容量が2倍になっていることもあるだろうが2011年の車重は26.6㎏だったのが2021年では29.2㎏になっている。
更にさかのぼって2004年のカタログを見てみる。
この頃は21.7㎏と重さを競っている。
ただでかでかと書いてあるのは24型で26型は22.0㎏。
バッテリー容量はデラックスなのに3.6Ahしかない。
更にさかのぼって2001年のカタログを見てみる。
DXもEXもなくエレガントビビという名前だった。
この時のバッテリー容量は2.8Ah。
ここまでさかのぼるとバッテリーもリチウムイオンではなくニッケル水素バッテリーになっている。
今のように充電器に立てるものではなくコンセントのようにコネクターで繋いで充電するようになっている。
この自転車を母にプレゼントして自分も欲しくなった思い出の電動アシスト自転車。
BE-EBU632
その年に買ったスポーティーViVi BE-EBL632。
この頃はバッテリーの種類が今のように無かった。
この頃のカタログ走行距離はメーカーによって
計測のしかたがバラバラでしかも実際に使用する
ものとかけ離れていたたために苦情も多かったらしい。
今は業界で統一のものとなり激坂の街ではない限りカタログ値より長く走れることの方が多い。
2001年のカタログでは一般走行32㎞走れるとあるが、
実際には当時住んでいた阿倍野から梅田まで行く29往復20㎞ほどをギリギリ弱のモード走れたかなというくらいの距離しか走れなかった。
私が電動アシスト自転車を買った頃は電動自転車はまだまだ年寄りの乗るものでバカにされたものだ。
実際にカタログには今のように若いママや女子高生、若いサラリーマンなどではなくいわゆるオバチャンが載っていたりした。
今ではスポーツバイクまで出るようになった。
これからどんな風になっていくだろうか。
ママチャリタイプは振り返ると発売当初は車重30㎏越えのものが
20㎏ほどまで下がり強度の問題やバッテリー容量も増えてまた30㎏ほどになった。
バッテリーが開発されて軽く小さくなったりすれば走行距離も伸びるだろうし、法律が変わったりすればアシスト量なども変わるかもしれない。