蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

恥ずかしいことは、消去

2020-11-29 | 日々のこと
思い出すと、きゃっと叫ぶ恥ずかしい過去の経験、、、
叫び過ぎてうるさくて忙しいから、思い出箱から消去する。

良い思い出、美しい思い出、感動のシーンは自分で色を更に塗って、脚色、演出して自分好みに色濃く手を加える。
悲しい思い出や辛い記憶も、これまた悲劇のヒロインのように大げさな音響や小道具などを駆使して、仕上げる。
自分劇場は楽しい。

その点、ブログはさらっと毎日食べるお茶漬けのノリ。
気合いが入っていないが、日課のようなもので、ちょっとした指の体操になる。

一歩、家の外に出ると、周りの人の声が鮮明に聞こえる。
発音、滑舌の悪いバスの運転手さんのアナウンスも、何回も何回も聴くと、何を言っているのか、わかってくる。
英語のリスニング・トレーニングのようだ。
「毎度、ご乗車ありがとうございます」
ただそう言っているだけなのだが、ほんと、わかりにくい。
「まどまでじゃじゃだどださまがだざました」、、、はあ?何語? もごもごフランス語のような籠り方。
降りぎわに思わず運転手さんの顔を見てしまった。
外国人でもなく高齢でもなかった。
不思議な発音だが、いつも気になる。
いっそ何も言ってくれないほうが、スッキリする。
あのほとんどわからないアナウンス、誰も指摘する人はいないのだろうか。

まあそれはよい。

最近、電車内や飲食店内で話している人の声が、拡声器から聞こえてくるかのごとく、一字一句はっきり聞こえる。
忍者が池の上を歩けるような修行をしているかのごとく、バッティングトレーニングを重ねる野球選手が野球ボールがバレーボールぐらいに見えるかのごとく。
別に耳を傾けているわけでもないのに、話の中に入り込んでしまう。
たんなる好奇心の塊か。
別にわたしには悪意はまるでないし、悪用する気もさらさらないが、開かれた場所では個人情報は話さないほうがよい。

職歴だの職場事情だの家庭事情、恋愛やお金の話から身の上相談、人生遍歴、、、様々なことを皆さんは話している。
聞くなと言われても、ある分野の共通用語や地名、知っている事柄が出てくると、耳を澄まさずにはいられない。
ブログネタには全く事欠かない。

ということは、わたしの老後の見通しは明るい。
ほんの一歩、家から出て、うろちょろするだけで、ある程度の好奇心は満たされる。
無意味にうろちょろは、徘徊に近いから、いくら面白くても、わたしは無目的には、うろつかない。
何かすべきことがあって、その目的を達成するために出かけたついでに見聞きすることが楽しい。

出かけなくなれば、自然に耳の機能も衰えてくることだろう。
今は、聴力は、お出かけ(今日、用=きょうよう)とセットになっている。

と、なんやらかんやら、あれこれバタバタ忙しくしていて、話の詰めが中途半端ではありますが、とりあえずアップします。