へんな洋食屋より発信!

横浜市南区にある洋食屋から旬な話題を発信します。

へんな洋食屋カフェ

2013-12-02 07:17:49 | Weblog
post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
この砥石に関しては、話す毎に批判も戴くが内容は、そんな金額を出さなくても良いだろっ!である。同じ石でも宝石だって充分に帰る金額でしかも宝石はキラキラと美しく光訳である。修行時代に兄弟子から砥石は刃物の五倍出せとも謂われてきた。刃物は研げば研ぐほど磨り減って毎日研げば10年では刃の鋼は無くなり使いモンに為らなくなるが砥石は一生どころか何代にも使われていける。で、オイラも奮発したのだがとにかく重いっ!で、年に数度の本研ぎ以外は水没している。水に含ませての保管は、年に数度のいざ本研ぎの時に乾燥肌の砥石では水を含むまでに数時間も必要となりせっかくの本研ぎの心構えが萎えてしまうからである。だから、通常、毎日の浄め研ぎでは切り分けた板石で舐め研ぎをして1日の感謝と浄めをしているのである。感謝とか浄めとか祓いとか刃物に対して大袈裟ではあるが実は毎日使用する刃物にはオイラの御霊が分霊されつつある訳だよっ!で、自らの心の浄めを兼ねて刃物を研ぐんですな。その砥石に奮発はやむを得ないと考えたのはオ
イラだけではない筈です。勿論、本体の15キログラムは面も広いから刀も研げるし、更に砥石の番手はと言えば4000番程度の細かさである。

へんな洋食屋カフェ

2013-12-02 07:17:42 | Weblog
post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
静かな時を迎えている。真面目な話、包丁の手入れである。心静かに落ち着かせてオイラの宝物とも謂える和歌山産の砥石を水の中から取り出す。大袈裟だが、15キログラムは有るなっ!通常の手入れはその15キログラムから切り分けた小さな砥石で磨く。砥石で磨くと書いたのは決して研ぐ訳ではない。磨くというか舐めるというか、いずれにしてめ研いでいる。自慢だが、オイラはこの砥石を購入する際に二度、和歌山へ出向いた。一度は買うお金が足らなかった訳である。当初50万円持って出掛けたがその倍の100万円と謂われて買えずに帰った。七ヶ月後に再度出掛けたが、その時には120万円を持って出掛けたが、当初の砥石は既に買われていた。土間に無造作に転がる原石の中から気になった砥石を指差して値段を尋ねるとやはり100万円と謂う。一応、予約してその晩は宿に泊まり翌日は午前中に熊野権現に参拝して砥石屋へ出向いたのは午後の四時だった。原石砥石は綺麗に磨かれてただ者ではない風情を醸していた。で、手持ちの札束を数え
て暫し、突然に砥石屋の親方が「そこまでっ!」とオイラの金勘定を止めた。54万円である。二度も来たんだからそのくらいで良いよと言ってくれ、その石から普段使いにと厚さ2センチの板石を切ってる。18年前の砥石仕入れの思い出である。刃物の話は、次回にしましょう。