へんな洋食屋カフェ

post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
しばらく懸案だったスペイン映画「フラメンコ・フラメンコ」のDVD発売が決まり常連さんを介して予約して貰う。この映画は欲しかったっ！手元に置いていつでも観たかったっ！現代フラメンカ(フラメンコ奏者・舞踏家)の最高峰が軒並み出演する類い希な作品で音楽舞踏映画の傑作と言える。更に、朗報で取引銀行の銀行マンがやはり懸案の「タンゴ・レッスン」を焼いてくれる事に為った。これまた滅多に出ない映画だがビデオ時代にはTSUTAYAで何度も借りて観たモンである。先週は、このタンゴ・レッスンのオリジナルサウンドトラックを常連さんがCDに焼いてくれたが聴けば聴くほど映画が思い起こされて観たかった。なんだかんだと人を介しての完結なのだが、思えば今までもずっーと他力本願の人生だなぁ！オイラは、只々決断するだけで解決の実行をしてはいない訳である。家から車から土地から店から趣味ブツから納豆まで殆どが他力本願で過ごしてきている。進路でさえも両親の謂われるままにこの道に入り30年だもんなっ！ギターだっ
て中学生の時に親の勧め以来40年間続く。カメラだって24才の時に親から貰ったMINOLTAハイマチックから始まりもう30年は経つ。その間も、欲しいモン相談をお客さんなんかとしている内に戴きモンで増殖してきた訳である。こんなんして生涯を送るのだろうか？自ら買い求めたモンなんか僅かばかりである。

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道場破り二人組が来店する。いずれも日本一の規模を誇るギター教室の面々である。緊張が走る。一触即発の構えだ、抜き打ちで来るのか、居合いで来るのか？マァそうは言ってもお客さんだから注文を承り食事をして貰う。道場破りとふんだのは共に立派な高級ギターケースを担いでいた。と、店内のオイラの楽器が目に入り「どぅれ、弾くんだっー！」なぁんて誘いに掛ける。店内の貰いモノギターを眺め「ふぅん」なぁんて顔もして「たいしたぁこたぁないなっ！」という素振りである。アルハンブラくらい弾けるのか？と謂うから「マァ」なぁんちゃって誤魔化す。双方の楽器は100万からするスペインの名器である。この時点で普通ならばひれ伏し「恐れいりやした」と看板を捕られるのは覚悟しなくてはならない。道場もとうとう剣を抜くイャ、ギターを抜く。ものすごく真剣な眼差しでアルハンブラを弾くも、なんかトロいなっー！完全流暢なトレモロ奏法には為っていないが弾き終わると「ドゥだ」である。仕方がない、オイラは通常は四連譜トレモロのところ五連譜トレモ
ロで弾いて返り討ちにする。態度は、極端にひっくり返り形勢もひっくり返る。更に、フラメンコで畳み掛け圧倒し文句無しっ！道場破りなんだから敗北の際には楽器置いてけっ！