へんな洋食屋より発信!

横浜市南区にある洋食屋から旬な話題を発信します。

へんな洋食屋

2011-05-02 06:25:54 | Weblog
先生も色々様々な曲を弾いてくれたが、35年振りに聴く師匠の音色は脱力して美しい。師匠の職業は、時計屋だがサロンにはよく呼ばれ演奏を依頼されている。サロンコンサートなんて簡単に謂うが、狭い空間での聴衆との短距離での演奏は難しいよっー!何しろ、指先に目線は集中し、聞き耳は立てられる。極度の緊張状態での脱力演奏程困難な演奏はない訳である。更に、コンサートだから述べ一時間半、曲数10数曲のクラシコ演奏は秘めた馬力も必要。集中力も段階的に必要。中々、出来る芸当ではありません。師匠もオイラの古楽器を弾く。店内に置いている楽器は、日本人ギター製作家の初期の楽器を25年前に10年落ちで買ったモンだが、つまり35年経過している訳だ。一言「枯れた良い音色だね」と。オイラは、其の一言で満足である。何しろ一番気に入る楽器なんだなっ!あの一言で此の楽器を更に弾きこなそうと考えた。

へんな洋食屋

2011-05-02 06:25:47 | Weblog
ギターの師匠がやって来たが、いつもながら色々様々な資料や譜面やCDなんかも持ってきてくれてオイラのギター勉強に大いに助かる訳である。今回は、若手美人ギタリストの村治佳織さんのCDの中に今オイラが取り組んでいるバリオス作曲の「大聖堂」も入っていて大変参考になる。更に、先生のお宝楽器である「ホセ・オリベ-グランスプレマ」為る名器を弾かせて貰う。此の楽器は、オイラの持つホセ・オリベのグランスプレマ型で最高級の材料で製作されたモンだが、価格もオイラの楽器の二倍半する。フォルクスワーゲン・ゴルフが買える代物だ。ケースを開ける。楽器の顔が見えると同時に放つオーラ、造り込みの緻密さ、深いニスの色合い。取り出す。裏板、側面板はハカランダの柾目である。ハカランダは、ブラジル・ローズウッドと呼ばれ今ではワシントン条約対象の輸入不可能の木材だなっ!精密な糸巻きやモザイクも一級品である。弾いてみるかっ!弦の押さえも弾き安く、オイラの強いタッチにも負けない楽器だった。音色は、オイラの弾き様には合わな
いがしっとりとした立ち上がりの艶っぽい音色だ。きっと、此の楽器ならばオイラでさえ弾き様は変わるであろうと感じた代物だ。