先生も色々様々な曲を弾いてくれたが、35年振りに聴く師匠の音色は脱力して美しい。師匠の職業は、時計屋だがサロンにはよく呼ばれ演奏を依頼されている。サロンコンサートなんて簡単に謂うが、狭い空間での聴衆との短距離での演奏は難しいよっー!何しろ、指先に目線は集中し、聞き耳は立てられる。極度の緊張状態での脱力演奏程困難な演奏はない訳である。更に、コンサートだから述べ一時間半、曲数10数曲のクラシコ演奏は秘めた馬力も必要。集中力も段階的に必要。中々、出来る芸当ではありません。師匠もオイラの古楽器を弾く。店内に置いている楽器は、日本人ギター製作家の初期の楽器を25年前に10年落ちで買ったモンだが、つまり35年経過している訳だ。一言「枯れた良い音色だね」と。オイラは、其の一言で満足である。何しろ一番気に入る楽器なんだなっ!あの一言で此の楽器を更に弾きこなそうと考えた。
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