嫁さんの「落款」が出来てきた。2ヶ月程前に沼津の叔父兄に頼んでいたのだ。嫁さんは書も趣味にしていて、先生からそろそろ印を拵えたら?と言われて、それではっ!と、沼津の叔父兄つまりオイラの親父の弟、要するに叔父さんっ!に頼んでいた。叔父さんの趣味は定年後本格化し今では「書家」の落款も拵えている。送られた「落款」を眺める。オイラが四年前に拵えて貰ったモノよりも立派でちょっと悔しい。マァ、嫁さんはちゃんと書に印する訳だが、オイラは絵や譜面に印する訳だから位が違うと謂えば位が違う。でも、手彫りの石の印鑑なんて贅沢で愛着が湧くモンである。しかも身内の叔父兄が彫ったというのも格別である。つまりは、印に負けない作品造りにも為る訳だなっ!しかし、書に打つ落款は作法が色々様々と有ってこれまた大変な騒ぎである。朱肉の練り方や印規つまり印の為の定規を用いた打ち方等々と、お作法も勉強しなくてならない。オイラなんて書いた譜面に市販の朱肉でポンッ!だが正式には捏ねた朱肉を印になぞり、書に定規を充てて「クッ!」、「ハ
ー!」という感じである。息詰まる印押しの極度の緊張が「ハー!」をもたらす訳である。オイラはいいっ!
ー!」という感じである。息詰まる印押しの極度の緊張が「ハー!」をもたらす訳である。オイラはいいっ!