で、帰宅。昼からの娘友達のホームパーティーというか宴会で玄関は女性靴ばかり、二階ではワイワイガヤガヤである。へんな格好でうろうろは出来ず、風呂に入るのも忍び、パンツ壱丁も出来ず気を使う晩である。皆さん、娘の幼なじみなので知らない娘はいないのだが、今更もう成人だからオイラだって我が家ながらうろちょろしては居られない訳である。テレビでバイオリニストの川井郁子さんが上の空の顔つきで演奏していて店でのバイオリンを始めた女性との会話を思い出す。回りのお客さん達は、音楽に興味を持ちながらも楽器には携わらない方々だからちんぷんかんぷんの顔つきで聞いている。で、嫁さんが実演説明を促すので二三曲を題材に演奏しながら説明を施すと喝采を浴びた。周囲のお客さんも「マサか、あのマスターが、あのドラえもんの如し指でっ！」と感心半分、驚嘆半分であったらしい。
昨日音楽昼話、たまに来店する40代の女性だが幼少より鍵盤を習い、今またバイオリンを習い始めたらしい。譜面、音譜、楽典は学ばず今まで越してしまい今更ながら訊けない音楽の基礎つまりドレミ、イロハ、ABCを聞き始めた。目を視れば真剣である。教えを受けている先生にも訊けないらしく音苦状態だなっ！で、営業ピーク後にオイラの音楽講座である。和音の成り立ちや長短の仕組み、英語読みとイタリア語読みとドイツ語読みと日本語読みの共通点等々所謂触りを伝授。後々、先生に解説を求めれば良いじゃん。という事で済ませたが、オイラも久々に口に出して音楽理論や楽典を述べたので再確認が出来た訳である。の晩にはピアノの先生ご夫婦の来店にて「往年のピアニスト列伝夜話」となる。趣味を重ねた1日であった。