長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

議員研修: 子育て新制度

2014年08月18日 | ブログ

Dsc03599 Dsc03600

 

  20154月から実施予定の「子ども・子育て支援新制度」について、その内容と自治体行政の課題について、地方議員を対象としたセミナーが神戸市にある県民会館で開催され、参加してきました。

 主催は、「月間 保育情報」誌を刊行している「保育研究所」。東海地方から西を中心に自治体議員が参加されていたようです。三田市議会からも、我が会派の3名の他に、2名の議員が参加していました。

 三田市でも新制度実施に向け、子ども審議会が開催され、これまで傍聴をしてきましたが、大変複雑であることと、その割にはあまりにも時間のない中で、ややもすると不十分な議論で「審議」がされています。

 今日のセミナーの内容は、以下の4つの内容で講義を受けました。

     ①子ども・子育て支援新制度の枠組み、政省令の概要、条例提案状況

  ②新制度の給付と財源、公定価格、施設の種類、移行問題

  ③保育の利用 認定と利用調整、保育料の徴収

  ④市町村・地方議会の課題・・・事業計画と認可・確認の基準

 でした。

  この「子育て新システム」の目指すところが、真に子供中心の子育て、憲法・児童福祉法にのっとった制度というより、国の財政から子育てに関わる予算をどれだけ削減するのかが中心の流れとなっています。次々と変更や追加提案がなされる中で作られた「新制度」のために、非常に複雑で分かりにくいものになっています。これまで審議会の傍聴や、雑誌・研究書など読んできましたが、それでもなかなか理解が難しい。この9月議会には子育て関連の条例提案がなされ、早来年度実施されようとしていますが、子育て中の父母に、どれだけ制度の中身を理解していただけるのか、はなはだ疑問と言わざるを得ません。

  よくもこれだけ複雑な制度を考え付いたなと思いますが、ベースは「介護保険制度」の保育版。自治体による保育の実施(現物給付)から、介護保険のように、「現金給付」へと大きくその基本が変更されています。

  保育にあたっては、自覚のある保育士が保育するというこれまでから、僅かな研修さえ受ければ、保育できる(家庭的保育)や、その中間の保育者の5割が資格者であればよしとするなど、子どもの安全を二の次にしたものとなっています。

  この間の保育に関わる方々の運動などを通して、児童福祉法241項が復活し、自治体の保育実施義務を残しましたが、実際は、保育における自治体の実施責任を曖昧にし、財政負担を回避しようとする狙いが実例をもとに説明されました。

  新制度では、子どもが等しく保育を受けられるのか、受けられるような制度へ拡充するために、条例策定までに問題点の指摘と提案が必要です。

 


三田市でも記録的豪雨

2014年08月18日 | ブログ

 8月16日正午から1時間余りは、三田市内でも記録的豪雨となる時間当たり、60ミリほとの大雨が、市内で更なる被害をもたらしました。

 1週間前の台風11号の大雨とその後に続く、梅雨のような季節で雨が降り続いたところへ、今回の豪雨が追い打ちをかけ、更なる被害へとなってしまいました。

1

豪雨と合わせ、雷で断水した波豆川地区で水道水が濁り、市の対応で濁った水を放水していました。

2

1週間前に続き、今回も農業集落排水のポンプの力が豪雨に負けてしまい、木器の食品店前の排水蓋から汚物が噴出していました。その後に、市から消毒に来ていました。

構造上の根本的問題もあるのではないでしょうか?十分に対策検討を市に要請しました。

3

下槻瀬では、農家の田圃の一部が大きく崩落してしまいました。

4_2

同じく下槻瀬の民家に隣接する畑が崩落してしまいました。

市街地でも、いくつかの箇所で浸水し、床上浸水したところもありました。

最近では、大きな自然災害がなかった三田市内も、今回の台風11号や、続く豪雨では市内のいたるところで被害が続出する状況となりました。

改めて、市民生活を守る防災対策の重要性を強く感じることとなりました。


市民排除へ・・・安倍政権の強権力行使!

2014年08月17日 | ブログ

 戦後、アメリカ軍による拳銃・ブルトーザーによる沖縄島民排除、今は日本国政府・安倍内閣による問答無用、力づくで強権力丸出しで島民を排除!

 これが民主主義の国なのだろうか?!

 11月の沖縄知事選で、勝ち目がないと悟ったのか、それまでに既成事実をつくってしまえとばかり、強硬姿勢で迫る安倍内閣。アメリカ議会までもが、その行き過ぎた権力行使に懸念を示すほど。(もっとも、それはアメリカの国益を守る立場からであり、日本の国民の権利を守るためではない)

 秘密保護法の強行採決、武器輸出三原則の廃止(武器輸出の解禁へ)、集団的自衛権行使容認を閣議決定。・・・いずれも、誰のための政治かがより分かり易くなってきています。

 そんな国の政治に対して、憲法に保障された「地方自治」を活かし、住民を守る立場を明らかにした地方自治が求められています。残念ながら我三田市も含め、主体性のない「国が、県が」の姿勢から抜け出せないでいる。

 国が基準を示さなければ自治体住民の命を守ることすら決められないでどうする?!

 施政権が奪われてきた沖縄。日本へ復帰しても、実質的に差別され続けている沖縄。翁長知事誕生で平和な沖縄を取り戻しましょう!


平和に生きること

2014年08月16日 | ブログ

 「一本の鉛筆」 美空ひばり YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=2iennv9YhlA

 

今年で69回目の「終戦の日」を迎えました。生きていたらどんな未来があり、どんな可能性があったことでしょう。それは、戦火と散った若い日本の兵士だけでなく、あとに残された兄弟姉妹、家族。本土爆撃によるおびただしい死。米軍だけでなく、守ってくれるはずの日本軍によって殺された沖縄の人たち。その無念さは、計り知れない。

 日本の悲劇だけでなく、日本軍の侵略によって「日本の権益を守る」「自存自衛の戦争」として、侵略が正当化され、それによる2000万人以上のアジアの人々の命を奪いました。

 今年の三田まつりには、孫を連れて一緒に花火を楽しみました。ところが「ドーン」と打ち上げられた花火の後に響いてくるその音を素直に受け止められませんでした。考えすぎかもしれませんが、ほぼ同時期にイスラエル軍によるガザでの子どもたちを含むたくさんの市民が殺されていました。爆弾の音におびえる子どもたち、爆弾によって、脳みそや内臓を吹き飛ばされた子供たち。今は、瞬時にフェイスブックやインターネットでその情報が伝わってきますが、自分の子ども、孫たちと二重写しになって、とても他人事とは思えません。丁度、私が高校生時代、ベトナム戦争でベトナムの人たちが米軍に殺されていた時、今と同じ思いでしたが。

 平和でいられることの尊さ。平和の中でこそ、それぞれの可能性が花開く。それは決して日本だけの平和ではなく、全世界の、地球上全ての平和の実現が必要です。南アジア地域では、国と国との意見の違い、争いは起きても決して武力行使・戦争へ発展させないための努力が続けられています。年間1000回以上の会議が行われています。正に、日本国憲法9条の精神がこれらの地域で活かされているのではないでしょうか。

 ここ数日間はテレビで様々な「戦争と平和」を問う企画がなされています。そのいくつかを私も一緒に考えました。

 もっと想像力を働かせましょう!「戦争」と一口に言って片づけられないことを。20世紀に逆戻りする発想が一部の権力を持った人たちによって叫ばれています。しかも虚構のシナリオで国民を誘導しようとしたり、言葉遊びで国民をだます手法を問ったりと、また言い訳をするなど、大変見苦しい。

 戦争につながる一切の可能性を断ち切り、様々な方法で平和への努力を模索することこそ憲法の精神を生かし、国民の生命財産を守ることではないでしょうか!


台風11号・・・甚大な被害、 復旧ボランティア

2014年08月14日 | ブログ

1 2

3 5 4 6

7 8

9 10

 今回の台風11号による三田市内の被害は、全体として小規模(または、中規模)でしたが、ところによっては、人家へ土砂が流れ込んだところや、自宅へ通じる道路が山からの土砂で通行不能となるなど、大きな被害となりました。

 秋の収穫を前にして、川の大水が法面を破壊し、田圃へ流れ込んだり、神社へ通じる道が崩落して田圃へなだれ込むなどして、農家への被害が続出していました。

 花山院では、神社へ通じる途中の山肌がえぐられ、電柱2本がおられるなど被害が出、さっそく復旧作業がなされていました。

 また、かつての山林を切り開いて開発した当時に入居された方が日常利用されている生活道路が、大雨で道路に面する山が崩落し、何と20メートル余りも土砂が道路面を流れ、完全に道路を塞ぎました。

 車の通行が全くできず、生活そのものが成り立たない状況となってしまいました。早速、区長さんが市の対策本部へ連絡するも、「市道でもないので、個人で復旧してください」と冷たい回答。改めて私が連絡し、「兎に角、現場へ見に来てほしい」と依頼し、課長さんたちが来てくださいました。帰庁して対策を検討いただきましたが、それでも回答は同じ。

 毎日の生活が、このままでは成り立たないと、地元の方が盆休み返上で木の伐採やユンボで土砂をかき出してくださいました。わたしも、作業がしやすいように、できる限り木を切ろうとノコギリ、ナタ、スコップを持参し、伐採やユンボでの作業後の赤土土砂のかき出しをしました。

 あまりにも大量の土砂で、業者に来ていただくも、盆休みで作業員の確保ができないことや、あちこちの作業のため、盆明けでもいつに作業ができるのか、答えをいただけない状況でした。そんな中、地元の方が「こんな状況では、生活できない。放っては置けない」として、実に親身になって、慣れない作業を進めてくださいました。そんな状況では、私も放っておけないと、日ごろとは全く違った、全身を使った慣れない力作業で、何とか軽自動車一台が通行できるまでに回復することができました。

 自然災害による復旧には、個人の限界があります。100%とはいかないまでも、やはり公的支援ができるようにすることは、今後ますます自然災害の増加と、高齢化社会の中で、真剣に、しかも早急に制度確立が求められます。