経済産業省が12月26日発表した2012年企業活動基本調査(速報)によると、2011年度の1企業当たりの正社員数は301人で、1992年の調査開始以来、最少となった。対前年度比1.6%の減少。
一方、パートタイマーは1企業当たり128人で、これまた調査開始以来最高の値と立った。こうして、企業は正社員から非正規雇用へと置き換え利益を上げてきている。(12月28日付「しんぶん赤旗」より)
今日、三田のハローワークを訪問した。所長さんに11月6日に開催された合同面接会による就職状況をお聞きした。これまでに30名の方が就職に結びつき、さらに2~3名が就職の可能性がありそうだとのこと。(就職率10%以上)
三田市とハローワーク共催による就労へ結びつける取組として、3年間続けられている。この事業は、今のような就職難の時、大変有効な手段であり、私たち共産党議員団として、大きく評価している。
三田市は、第2テクノパークへの企業誘致で雇用を増やすとしているが、雇用の中身が問題。低賃金のパートや派遣労働、期限付きの雇用では、決して安定した就労とはならず、また「生活できる賃金、人間らしい働き方=ディーセントワーク」こそ三田市は求めるべきではないか!
景気が悪く、雇用の悪化が続いているまま、安倍政権は「お札をどんどん刷って物価を2%ひきあげする」としているが、所得の引き上げをしないで、インフレだけを求めたら、どんなことになるのか、火を見るより明きらか。
今こそ、所得を増やし、「正社員が当たり前」の働きを取り戻そう。
来年3月1日には、次の「合同就職面接会」がキッピィーモールで開催される計画とのこと。併せて、今度は新しい企画(介護セミナー)も準備中とのこと。ハローワークの職員の皆さんが、現状の雇用状況を少しでも改善し、就業が進むようにといろいろと工夫されている。頭が下がる。