常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春霞

2018年03月13日 | 日記


気温が上がってさらに春らしい日和になった。空にには薄雲のような霞がかかっている。気象学では視程1㌔以下のものを霧と呼んでいる。その薄いものが霞である。その霞に日が遮られて、山の景色もどことなく霞んでいる。

ひさかたの天の香久山この夕べ霞たなびく春立つらしも 柿本人麻呂

この歌は大和盆地の景を詠んだものだが、盆地には春特有の霞が現れ、春特有の景観となる。ここ山形も、同じ盆地である。遠くの山が霞んで春らしい風景を感じるのは、こんな日本古来の伝統のなせるわざかも知れない。
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