常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

散歩の範囲

2020年02月26日 | 日記
スマートウオッチをつけてほぼひと月、身体を動かすことが習慣になってきた。朝の散歩は近所の家の周りの道、少し足を延ばして悠創るの丘、そして山道を求めて千歳山あたりに固定されていた。昨日、図書館に行きたくて、七日町まで出てみたが、ここには青春の思い出がつまっていた。毎日通った職場、旧県庁から図書館への道にはかすかではあるが昔の痕跡が残っている。ふと見上げれば、すぐ近くに紅梅がきれいに咲いていた。ここからは、新築西通り、千歳公園、もどって霞城公園なども歩くことができる。郊外の道から、街並を眺めながら歩くのも面白い。何より、ブログにアップできる新鮮な写真も撮ることができる。恥ずかしい話だが、最近、写真がとこかボケ気味に感じていたが、よくみるとレンズ保護のフィルターが手の油ですっかり汚れているのに気付いた。カメラはスマートウォッチとともに、ウォーキングに携帯すべき必須アイテムだ。もっと気をかけて手入れをしなければ。

そんなわけで、これからは週一ペースで街歩きをしたい。図書館に加えて本屋、懐かしい喫茶店でお茶をのむのもいい。七日町の主のような同級生もいる。霞城公園の周り堀を眺めながら、土塁の上を歩くのもいい。駅へ入ってくる電車に会うこともある。堀にはカルガモやオシドリなどの水鳥もいる。山形駅から仙山線に乗って、山寺あたりまでのんびりと電車の旅もいい。再び百閒の『阿房列車』から。

岩山に硬い響きをを残して、やっと明るい所へ出た。すぐ窓の外に目のさめるような紅葉の色が流れて行く。山寺駅に近づく前もずっとそうであった。面白山隧道の前後の景色は横黒線の沿線に劣らない様である。こちらの方が溪谷が深いだけ勝れてゐるかも知れない。(内田百閒『阿房列車』)

この景色こそ、自分が初めて山形へ来たときに目にしたものだ。それは春の新緑であったが、渓谷の流れは澄みきって、電車の窓から川底の石をはっきりと見ることができた。これからの時間は、そんな青春の時代へと思いをやってみるもの楽しいのではないか。

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