常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

秋本番

2020年10月03日 | 日記
日に日にコスモスの花の量が増え、美しさが増していく。高山からは、紅葉の便りが聞こえてくる。会津駒ヶ岳、栗駒山、鶴間池と紅葉の山行計画が続いている。最低気温が10℃を切る日もぼつぼつと出てきている。名月から満月まで、ことし一番の月を見ることもできた。里芋が土つきで、店頭にならぶようになった。皮がパリパリとする秋ナスがけなげに実をつけている。草の繁みから聞こえてくる虫の音も、心なしおとなしくなったような気がする。

秋空の深さしみじみ人遠し 古賀まり子

秋の日は食べるものをうまくする。最近は、コンバインという機械が普及して田に稲の稲架を見ないようになったが、小さな田には稲架かけした稲束が見られる。秋の日で乾燥させた米は一段とうまさを増す。ウドンにもから干しというのがあって、日で干してうまさが増すらしい。梅干しやタクアン漬けもシイタケも太陽の光がそのなかに詰まっている。春のゼンマイやひょう干しなども、山菜を乾燥させて保存したものは、日向の匂いがしみ込んだ味になっている。この数日、秋らしい日が続いて気持ちがいい。これも、適度な太陽の光りに恵まれているからだ。異常気象のない、穏やかな季節を迎えるために、人々の環境意識をもっともっと高めなければならない。
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