
今日から11月。もう我が家のカレンダーはあと一枚を残すのみとなった。昨日の寒気が薄らいでほっこりとした晴天である。2週続いた親戚の法事も無事終わった。陰暦の10月は神無月と呼ばれる。この月に諸国の神々が出雲に集まるため、神が不在の月で、出雲では神在月となるがどうやら俗説らしい。本来、神の月であったものが、この呼び名が使われなくなったため、誤解から神無月と呼ばれるようになったらしい。陽暦では11月半ばから神無月ということになる。
神無月ふくら雀ぞ先づ寒き 其 角
家々の門口のヤツデが、花のつぼみを膨らませている。ヒヨドリやモズの鳴き声がひときわ高く響く。畑の野菜は次第に数を減らし、畑は冬支度を待っている。はなやかな木々の紅葉も木枯らしで、もうすぐ裸木になっていく。一年が経つのは早い。