今週の山行は村山市の甑岳である。標高1017mとさほど高い山ではないが、この時期登山の楽しみは紅葉の美しさと顔を出し始めたキノコがメインになってきた。山に登る仲間も次第に高齢化が進み、選ぶ山も低・近が重要な要素になりつつある。
計画していた幕井からの登山コースは、登山道工事のため通行止め、急遽ハチカ沢コースの登山口へと変更する。昨年の大雨の影響で登山道が崩落しているところが多く、今後の計画には現地の最新情報を入れていかなければいけない。このコースは登山道の下刈りも行われて、安全を確保してくれている。1から9までの坂が登り始めにあるが、さほど苦労せずに尾根筋に出られた。
高度を上げて行くと、栗の実やいがが山道を埋めるように落ちている。紅葉が思ったよりも進んでいる。尾根筋の見晴らし台からは、周りの山並みと村山盆地の田んぼが黄金色に見えた。
朝方の曇り空が晴れて、秋の陽射しが強い。長袖を着ていると次第に汗ばんでくる。この山にはもう5度ほども登っているが、登山道で紅葉がまじかに美しく見えたのは初めてかもしれない。途中、御嶽山の噴火に話が及ぶ。我が会でも2度ほど御嶽山への登頂経験がある。今回、被災された方々は、もう不運としかいいようがないが、いつ起こるかわからない噴火に遭遇しないためには登山計画に万全を期す意外に方法はない。
雨も降らず始まったばかりの紅葉を満喫する。参加者8名、山頂まで3時間弱、下山して小屋前のテーブル弁当。秋のさわやかな風を受けて、のどかな行楽日和を楽しんだ。新しくなった碁点温泉で汗を流す。
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