「テラヘルツ技術研究の夢と将来展望
~講演と(独)情報通信研究機構見学会~」
テラヘルツ帯は、電波と光の間に位置する電磁波で、一般的には0.1~10
THz(テラヘルツ)以の周波数帯を示す。セキュリティや安心・安全の
ための技術として幅広い応用が可能と考えられ、実用になる小型で
高性能な装置の開発が進んでいます。
様々な分野に応用が広がるTHz技術研究について実地に見学し、講演を
拝聴する。THzの通信の世界では日本をリードされている寳迫氏と、
THzの装置を担ぎ、欧米の美術館で絵画や考古遺物の非破壊分析をされ、
その世界での第一人者である福永氏にご講演をお願いしました。
実際に分析機器に携わっておられる方、食品や医薬品業界で今後
THz技術を使う潜在的可能性の高い方にご覧いただきたいと思います。
カテゴリーは芸術にしてみました!!
http://www.jba.or.jp/top/2011/1024_miraibio_terahertz.html
10月24日(月) 14:00~16:30(終了後、名刺交換会16:30~17:30)
会 場: (独)情報通信研究機構(NICT)小金井本部3号館1F会議室
対 象:東京都小金井市貫井北町4-2-1
地図→http://www.nict.go.jp/about/hq.html
司会・オーガナイザー:早稲田大学環境総合研究センター
招聘研究員 大川 令 先生
「宇宙やリモートセンシング、医療、イメージングなど幅広い応用が可能な
テラヘルツセンシング技術」
未来ICT研究所 副所長 超高周波ICT研究室室長(兼務) 寳迫 巌 先生
テラヘルツ波で可能になるガン病変部位の自動識別や、遠隔医療等、現実
的な応用可能性について、ご紹介いただく。農業、食品分野、医薬・製剤、
セキュリティ関連・災害・テロ対策、各種工業製品、宇宙開発、IT、対策
など、興味深い分野を中心に、ご紹介いただきます。
身体の奥深いところの臓器の病変や、災害被災地など、医療が困難な
地域に役立つ技術について、聞いてきたいと思います。
「テラヘルツ波が拓く夢の仕事~文化財の非破壊調査を中心に」
電磁波計測研究所 電磁環境研究室 研究マネージャー 福永 香先生
絵画をはじめとする文化財の非破壊検査技術を事例に、汎用性ある検査
技術として期待されているテラヘルツ研究の「魅力」を伝えていただきます。
高電圧電力設備をはじめとする社会インフラの劣化診断のための材料評価や、
新材料開発、人工関節などの再生医療用材料の評価、また震災以降注目され
ている、建造物の非破壊検査への応用など、テラヘルツ波の産業界に直結
した最新成果について、テラヘルツ波の潜在ユーザーである聴講者に紹介
いただきます。
社会インフラの劣化診断に興味があります。
絵画や写真の捏造なんかも、バッチリわかるのでしょうか。
15:30~16:30 見学:2グループに分けてNICT小金井本部
テラヘルツ量子カスケードレーザーなど見学可能な装置について
拝見させていただきます。
http://www2.nict.go.jp/p/p463/tenji/koganei/tenji.html
16:30~17:30名刺交換会