広島大学の黒田章夫先生からのお話です。
2001年アメリカでのバイオテロの時、Bacillus anthrux(炭疽菌)の胞子にシリカが存在し、これは胞子が飛散しやすくするためのナノテク技術ではないか、と騒がれました(サイエンス誌)。
それまで、微生物のシリカの機能はよく分かっていなかったので、黒田先生はシリコンバイオサイエンスの一環としてその近縁種のBacillus cereusを用い、ケイ酸の吸収やシリカの役割を調べました。
そこではシリカのナノパーティクルが胞子形成期に作られ、胞子のコートに蓄積していくことが分かりました。
生理的な役割は、胞子の飛散ではなく、胞子の酸耐性に関与していることが分かりました。すなわち、この胞子はシリカガラスで覆われ、酸を通さなくなっていることを初めて明らかにしました。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKE0921%2029102009&g=K1&d=20091102
12月16日にはこのお話について、先生が講演をされます。
http://www.jba.or.jp/top/2009/091216_mirai_bio.html
半導体バイオ融合・アスベスト検査開発からシリコン微生物生態学まで幅広くお話しいただけそうです。
つまり、サイエンスから応用まで、幅広く、ですね。
純粋にニッチ的で面白いと思います。
2001年アメリカでのバイオテロの時、Bacillus anthrux(炭疽菌)の胞子にシリカが存在し、これは胞子が飛散しやすくするためのナノテク技術ではないか、と騒がれました(サイエンス誌)。
それまで、微生物のシリカの機能はよく分かっていなかったので、黒田先生はシリコンバイオサイエンスの一環としてその近縁種のBacillus cereusを用い、ケイ酸の吸収やシリカの役割を調べました。
そこではシリカのナノパーティクルが胞子形成期に作られ、胞子のコートに蓄積していくことが分かりました。
生理的な役割は、胞子の飛散ではなく、胞子の酸耐性に関与していることが分かりました。すなわち、この胞子はシリカガラスで覆われ、酸を通さなくなっていることを初めて明らかにしました。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKE0921%2029102009&g=K1&d=20091102
12月16日にはこのお話について、先生が講演をされます。
http://www.jba.or.jp/top/2009/091216_mirai_bio.html
半導体バイオ融合・アスベスト検査開発からシリコン微生物生態学まで幅広くお話しいただけそうです。
つまり、サイエンスから応用まで、幅広く、ですね。
純粋にニッチ的で面白いと思います。