日本学術振興会に産学協力研究委員会という組織があり、大学と企業の研究者間が
連携して研究や情報の交換を実施しています。これまでにすでに180近い委員会が
設立され、現在50程が活動しています。
このほど
178委員会では、植物細胞分子生物学会と共催で以下のシンポジウムを開催予定です。
奮ってご参加下さい。
市民公開シンポジウム
「身近な植物バイオテクノロジーのちから」
日時:11月21日(土)13:30~17:00
場所:大手町サンケイプラザ
(東京都千代田区大手町1)
301-303会議室
予定演題:
1.バイオ燃料:何が問題か?
(柴田大輔・かずさDNA研究所)
2.遺伝子の力で大盛りご飯~植物ホルモンのバイオテクノロジー
(榊原均・理研植物科学研究センター)
3.薬になる植物の話 ~天然甘味成分のバイオテクノロジー
(村中俊哉・横浜市立大学教授)
4.花の色の不思議~バイオテクノロジーで青い花を作る
(田中良和・サントリーホールディングス(株))
また、
160委員会とともに、下記のセミナーも開催されます。
開催日時:11月30日(月)
会場:科学技術館サイエンスホール
シンポジウムタイトル:Recent Global Developments in Plant Science and Bioindustry
主催:日本学術振興会産学協力第160委員会、第178委員会
日時:2009年11月30日(月)午後1時より午後5時40分
場所:科学技術館サイエンスホール
趣旨:植物科学が食糧、健康、エネルギー、および環境問題の解決に貢献できると
いう一般の期待は大きい。一方、産業界もこれらの問題解決において、植物科学の
知見を活用したいという潜在的期待がある。しかし、植物科学がこの期待に十分に
答えられていないのが現状である。本シンポジウムでは、植物科学の成果を利用す
ることで食糧、健康、エネルギー、および環境問題の解決に貢献している産学連携
の国内外の事例について、海外からも専門家を招へいして話題提供を御願いし、近
未来の植物科学における産学連携のあり方について議論する。
<講演者(順不同)>
Prof. Rina Yu
Department of Food Science and Nutrition, University of Ulsan, South Korea
演題: Phytochemicals in obesity and metabolic syndrome.
Dr. Patrick Borel
INRA MARSEILLE, UMR 476 INSERM/1260 INRA Fracule de Medecine, France
演題: The Lycocard EU-funded research project: aim and recent results
obtained on lycopene absorption
河田照雄 教授
京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻
演題:Bioactive isoprenoids and related compounds contained in dietary
plants: possibilities to ameliorate human metabolic disorders
小鞠敏彦 博士
日本たばこ産業㈱
演題:未定
Dr. Christof Sautter
ETH Zurich
演題:Green Genetechnology Efforts and Obstacles in Europe to Meet the Demands of the Future.
重岡成 教授
近畿大学農学部
演題:Algae Biofuels may soon be Reality