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アラフは扇動者、教育を知らない

殺鶏嚇猴

2014-08-05 19:03:27 | Weblog
出エジプト記の十の災い。
何故十なのか。 何故この種類の災いとなったのか。 疑問である。
改めて読んで、この起点をレンガ焼きに見た。
まず十の災いを分類してみる。
1. 水が血に変わる
2. 蛙が出てくる
3. ブヨが出る
4. アブが出る
5. 疫病
6. 腫れ物
7. 雹と雷
8. イナゴ
9. 暗闇
10 初子殺し

まず1~6は環境破壊関連災害だと見る事が可能。 エジプトのファラオにレンガ焼きの
ためのわらの供給を止められたヘブル人たちはエジプト中で木の根っこを掘り返して
燃料とした。 8のイナゴも余ったわらによって誘発されたものかもしれない、つまり
1~6と8は、実は地の災い。 実際疫病関連で神様が「手を伸ばして」とある。 神様
にとって災いをもたらしている状況が近かったら「手を伸ばす」という意識は無い
だろうよって、これに対してある程度「遠い」という認識があった、だからそういう
表現となったと読む。
7と9が天の災い、10が神様自身が起こしたものと見る。
ここで注目するのが十の災いの少し前のところ。 杖が蛇に変わる。 微笑ましい
場面である。 こここそが心温まる場面なのだと主張する。 もしここでエジプト人
たちが悔い改めていたとしたらどうなっていただろうか。 彼らは許された。 そう
したら、天と地と、ついでに水の憤りはどうなっていたか。 どうにも。
神様はそれらを一蹴していただろうおそらくは、鶏が増えていた。

チベット併合と朝鮮併合とを並べてみる。
チベット併合への流れ。
1. 第二次世界大戦中中華民国はアメリカ等連合国にチベット領有を追認させる
2. 国共内戦終結直後から中華人民共和国はチベット併合へ向け進駐
3. チベット併合

日本による朝鮮半島、大日本帝国による大韓帝国併合へと到る歴史を私は
以下の事件その時系列に見る。
1. シャーマン号事件
2. クーデター(高宗)
3. 江華島事件
4. クーデター(大院君)
5. 袁世凱氏によるクーデター鎮圧
6. クーデター(開化派)
7. 袁世凱氏によるクーデター鎮圧
8. 東学党の乱
9. 清王軍と日本軍の朝鮮半島駐留
10. 日清戦争
11. 李氏朝鮮の清からの独立
12. 乙未事変
13. 露館播遷
14. 日露戦争
15. ハーグ密使事件
16. 伊藤博文暗殺事件
17. 日韓併合

チベットの記述に併せるならば14の日露戦争以降に絞るのが妥当なのかもしれないが、
正直19世紀中盤の時点で李氏朝鮮政府の命脈は尽きていたと思わざるを得ない面も
ありなんとも。 とりあえずチベット人たちは併合前後共に不運だったな、としか。
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