ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

青春時代

2008-11-28 00:25:40 | 過去
朝起きたらまぶたは腫れていて頭痛も少し。
泣くと言うのはかなり消耗する行為なのだと知った。
おかけでマスカラが上まぶたにくっついて困った。

「ミュージックライフ」「編集長・東郷かおる子」
7、80年代ロック少女だった私にはなんとも馴染みのある名前だ。
硬派を気取っていたので「ロッキンオン」「渋谷陽一」派だったけど(笑)。
でもQUEENの情報は一番持っていたのがMLだったし、グラビアも多くて
特に来日後なんかは買わないわけにはいかなかったもんだ。
そう、外国のバンドが「洋楽」と呼ばれていた当時は外タレの情報は
このような雑誌かコアなラジオ番組でしたか得られなかったのだ。
だから新譜が出ると読めば店頭で予約し、来日すると知れば徹夜で並んでチケットを
取るしか方法はなかった。
今のようにネットで簡単に情報を得てクリック一発でチケットが取れる時代とは違うのだ。
今から考えれば大変だと思いがちだが、それが楽しかったのだ。
苦労して得る少ない情報、苦労して取ったチケット。
そして滅多に来日しないロックバンドをこの目で見て得る感激。
便利になったことで失ってしまった楽しさというのもあるとわかる。
この本はまさにそんな自分の心境と重なる部分が多い。
東郷さんは自分より上の世代だからこんな経験が出来てすごく羨ましく感じるし、
自分がその時代に生まれていたら確実に同じことをやっていたと思う。
懐かしいあのバンド、あの曲を聴きたくなる、そしてあの頃の友人達を思い出す、
そんな本だった。