怖いのです。

蛾が苦手な私ですから、できれば見かけたくない…。
それなのに…、この時期にはなんと多いこと。

今朝はゴミの収集日でしたから、１階にある集積場所に出すため、
階段を降りていきました。
降りた所の壁に、ペタリとくっついている蛾。
その蛾が大きいのです。

昨日は、乗ろうとしていた我が家の車の、助手席側のドアに
ペタリとくっついていました。
簡単に追い払うことができず、主人に追い払ってもらいました。

子供の頃、夜になると部屋に飛び込んでくる蛾が時々いました。
外との仕切りは、障子があるだけ。
雨戸はもちろん、網戸があるわけでもなく、
また、夏は暑いために障子を開けて過ごしていましたから、
明かりがあるところへ飛び込んでくるのです。

身体が大きくて重いこともあってか、羽音がバタバタと聞こえますし、
狂ったように飛び回っていたことが思い出されます。

スズメ蛾だと記憶していますが、子供ですし、大きな蛾が怖くて
逃げ惑ったりしていました。
その怖さが今も尚、トラウマとなっているらしく、
蛾を見ると、大きいものも小さいものも拒絶反応を起こしてしまいます。

このあたりでも、スズメ蛾の種類が多いらしくて、
夜こそ出掛けませんから見かけることはありませんが、
朝になっても逃げ遅れた蛾たちが、そこここに止まっています。

蛾は夜行性で、明るくなると眩し過ぎて動けなるそうです。
それゆえ、今朝のように壁にペタリとくっついていたり、
柵の縁に止まっていたり、小枝の先にぶら下がっていたりしているのでしょう。

直接被害を被っているわけではありませんし、彼らも生き物ですから、
そっとしておくことは吝かではありませんが、気が付くと足元にいたり、
目の前にぶら下がっていると、足早に通り過ぎるしかありません。

秋が早く来て、蛾の季節が終わることを願ってしまいます。